デイリーフレネ

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2005年01月19日

VOL/956

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1.ジャパンフレネあれこれ
2.『チコと鮫』―しほり版
3.お授業-人の気持ちって?(熊谷)
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★今日はなんの日
1657 明暦の大火(振袖火事) 死者10万人
★今日の花言葉
万年青(おもと「母の愛」
★今日は誰の誕生日
ケビン・コスナー(俳優 1955)
森山良子(歌手 1948)
ビートたけし(タレント・映画監督 1947)
★今日の名言
「美しいということは若いときにおいては、DN
Aおよび偶然の複合的帰結にしかすぎない。しか
し、年老いても美しいのは、明らかに獲得したも
のであろう」
―「ろくでなしのバラッド」
       森巣博(小学館文庫P204)より―  
-■1.ジャパンフレネあれこれ■
      ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
● 朝の学習
「木幡さん、算数のプリントちょうだい!」と、元
気なようすけ。ともちゃんは作文、ちせちゃんは英
語。
朝の学習は、完全に定着!
● 餅
「木幡さん」と今度はドラゴン。
余った餅を焼いてお汁粉、きなこ餅…。賞味期限切
れの納豆は、すでに木幡に捨てられていました。
● 今日もスカイレール!
一度解体したスカイレール。またまた、組みたてて
さらに高級難度に挑戦!飽きない科学おもちゃです。
体験入会のK君も夢中!
● 年賀状
お年玉年賀はがき、さて、何枚当たっているかな?
「当たったあ!「え!ハワイ旅行!」
「いや、末等の切手」
それでも末等だけで10枚ゲット!
OG・とうこちゃん!君から来てたの当たっていたよ!
■2.『チコと鮫』―しほり版■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
先週の金曜日に発表した作品を紹介しましょう。
かつて木幡が観た映画『チコと鮫』のチラシから
物語を想像(創造)していきます。
6歳しおりちゃんの作品、なかなかの力作です。
はじまりはじまりー!
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『チコと鮫』
島では海に人くいざめがまい年人をさらっていくの
で大さわぎをしていました。さめが人をおそわない
ようにするために人になれさせようとかしましたが
そんなふうにくふうして海にもぐった人はみんな人
くいざめにたべられてしまいました。
そしてとうとう十二年のつきひがたちました。そこ
でチコという少年が「ぼくがいくよ。」といって海
にもぐりました。
さめのすみかはすぐに見つかりましたがさめはるす
でした。チコはさめがかえってきて見つからないよ
うにかくれました。
そしてしばらくしてさめがかえってきましたがすぐ
には見つかりません。へんだなとおもってさめがじ
ぶんのすみかのなんぱせんのなかをさがしまわりま
した。
さめはまさかじぶんのなんぱせんにあるたからばこ
にチコが入っているとはおもいません。なのでまた
またこ年さらってきた人をたべはじめました。
そしてたべおわるとたるのなかやたからばこのひと
つひとつをさがしはじめました。そしてとうとうチ
コはみつかってしまいました。
さあたいへんさめはチコをおそおうとしました。し
かしチコはさめを心をこめてなでたりじぶんとおな
じほうこうにいかせたりしました。もちろんさめな
のでちょっとざらざらします。それをなんかいかす
るうちにさめがおとなしくなってきました。
いっぽうりくではみんながまだかまだかとしんぱい
してまっていました。
そしてチコという女の子が「わたしがみてくるわ。」
といって海にもぐりました。するとチコがさめとな
かよくなっているのでびっくりして「チコ?」とき
きました。
「そうだよぼくだよ。」とチコがへんじをしました。
「ねえこっちへきてさめにさわってごらんこわくな
いよ。」といわれて女の子のほうのチコはさわって
みました。するとちかくにきてほおずりをしてあま
えています。でも水中どけいをみるともう十じでした。
そこで二人はさめに手をふってりくにあがりました。
一人が「だいじょうぶだったかい?」とききました。
二人は大きくうなずきました。そしておたがいにか
おをみあわせました。もうあのさめは人くいざ
めではなくなり人のゆいいつのともだちになりました。
そしてチコはおとなになって女の子のほうのチコと
けっこんしました。もちろんつまになったチコもお
となです。しかしやはりこどものころのことがわす
れられずいまもあのさめとあそんでいます。
そして男のほうのチコはさめはかせのようなすごい
人になりました。さめのことがしりたければかれの
ところにいけばいいのです。ぎょうれつができる日
もあります。でもチコはこれがみんなさめのおかげ
でといっています。それに島の人たちも海にもぐっ
てさめとあそんだりします。
いまでは島の人ぜいいんがさめのことが大すきです。
あるひあのさめがおすのさめといっしょに子どもを
つれているのを見てみんなはかんせいをあげました。
人びとのかんせいのこえにつつまれて、ゆうゆうと
およいでいます。
そして二十年ごチコふうふとせめふうふはおない年
でなくなりました。チコふうふはなくなるときこう
いいました。
「わたしたちの子どもにさめはかせの王ざをゆずり
ます」
そのからだはそのごはっけんされたさめといっしょ
にうめられました。きっとてんごくでいっしょにあ
そんでいるのでしょう。
これでおしまいです。
■3.お授業-人の気持ちって?(熊谷)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
今日は、『きもち』という絵本を使ってお授業。こ
の絵本には言葉がほとんどのっていない。
そこで、「みんなでせりふを考えてみよう!」とい
うことに。
この絵本は、小学生くらいの主人公がいろいろな場
面をすごしていくというストーリー。まず、
1.公園で友達のおもちゃを取り上げる
「どんなこと言っているかな?」
「『おもちゃ、かせよー!』でしょ?」
「ちょっと意地悪なやつだ!」
「ジャイアンっぽいよ。」と、ユータ君。
みんなでセリフ、そして主人公の印象を考えてみる
ことに。
次に、
2.捨て猫に出会って、お母さんにねだる
と、いう場面。
「ちょっと、いいやつかも。」
「思いやりがあるね。」と、りえちゃん。
「優しいジャイアンっぽい。」と、またまたユータ君。
その後も
病院で注射を打たれる→家での夫婦喧嘩に遭遇…
と、いろいろな場面での主人公の気持ちを考えてみ
ることに。
場面場面における、主人公の性格を想像してみると、
「意地悪!」なときや、
「思いやりがある。」ときなど、さまざま。
今日は、物語の中の話だったけれど、実際の生活で
はどうだろう?相手のいろいろな面を見て、お互いの
ことを理解していけたらいいね!