デイリーフレネ

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2005年02月23日

VOL/976

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1.新宿のお料理―沖縄料理
2.ジャパンフレネ新宿あれこれ
3.保護者会に参加して
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★今日はなんの日
1576 織田信長、美濃の岐阜城から安土城に移る。
★今日の花言葉
あんずの花「乙女のはにかみ」
★今日は誰の誕生日
中島みゆき(歌手 1952)
★今日の名言
「世界でいちばん有能な先生によってよりも、分別
のある平凡な父親によってこそ、子どもは立派に教
育される」
          ―ルソー「エミール」より―
-■1.新宿のお料理―沖縄料理■
    ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
●沖縄風とん汁
今日は久しぶりに沖縄メニューです!
「みんなのおうちの豚汁って何が入ってる?」
「ジャガイモ・にんじん・ごぼう・豆腐…」
沖縄風はちょっと違います。白こんにゃく・かまぼこ
・厚揚げを入れるんだね!
決め手は白みそ!
「甘い…しょう油入れよう」と、みっくん…そんなぁ
●ゴーヤチャンプルーも
「味噌汁だけじゃなくて、ゴーヤチャンプルーでも作ろ
うか」とドラゴン。
ゴーヤは苦いから…という子のために、まっつぁんが
ゴーヤを薄く切る。(水にひたすのも忘れずに!)
たくろうが自慢の腕力でちゃっちゃと炒めて…あっ
という間に完成!
「あんまり苦くない!おいしい!」とみんな。下ごし
らえがよかったからだね。
■2.ジャパンフレネ新宿あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
●はるやの珍言
「NHKで働いてる人ってエッチなんだよね、Hがつ
くから」と、おもむろにはるや。
「じゃあはるやだってエッチじゃん。Hがつくから」
すかさず、ドラゴン。
「あ…」(はるや、苦しい!)
自分で自分の首をしめてしまったはるやの珍言に大爆
笑でした。
●ゲーム三昧&個人学習
午後、男の子たちはツイスターやらUFOキャッチャー
やら、ゲーム三昧!けっこうな運動になるらしく、室内
の暖房はスイッチオフ!
一方、ともちゃん・しほちゃんの女の子組は算数のプ
リントに取り組む。
「宿題も出して!」と、やる気まんまんなしほちゃん。
その調子でこつこつやろうね!
■3.保護者会に参加して■
   
新宿では、毎月一回、定例の保護者会が行われます。
まっつぁんママからのお便りです。
---------以下、転載
木幡さん いつもお世話になります。規則正しい生
活が必要な年齢ですね。私も無理が利かなくなって
います。自分の体と仲良くやっていくしかないです
ね。木幡さんもお体大切にお過ごしください。
フレネもだいぶ新しい方が増えて、ムードが変わり
ました。ヒロはフレネ入ってもう五年たちます。す
っかり古株になってしまいました。
幼稚園はシュタイナー教育を保育の根幹においてい
るところに通い、縦割り保育の幼稚園の自由な空気
の中で育ち、学校の一斉授業になじめず、小学校の
三年くらいから学校に行かない日が増えてきました。
自由と放任、あるいは自由とわがままは裏腹で、私
はいつもその境界がわからないまま子育てをしてき
ましたが、それでも迷いながらも、自由とはなんだ
ろうと考えながら毎日をすごしました。
四年になってほとんど学校に行かなくなった頃、偶
然フレネに出会いました。ヒロが、自分の居場所を
フレネに決めた時のことを今でもはっきり覚えてい
ます。言葉ではわからなくても、個人よりも全体を
重んじる学校より、自由意志に基づく自主性を旨とす
るフレネを感覚的に選んだのかもしれません。
学校は自由を我儘や放任として捉えて、規制や管理
で子供の成長を支える所ですフレネでは、自主性や
責任のむこうに自由を教えてくれます。教えてくれ
てはいるが、なかなか実践するのは実は難しくて、
ヒロはいつも結局流されるようにすごしてきた部分
もあります。フレネ創設時に比べると、ずいぶんと
システム的に整ってきましたが、ヒロはそれをうま
く利用できないですごしているようにも感じます。
そういうこまごましたことを考えると、ちょっと不
安や疑問がわいてくるけれど、色々なタイプの子供た
ちの中で過ごすヒロの毎日は、やはり とても充実し
ていると思えます。
トラブルも子供たち自身が自分たちなりに解決して
いくし、大きい子と小さい子が対等にいられること
がなによりいいなと思います。基本的にひとりひと
りが、ひとりひとりの人間として互いを認め合って
います。
学校では何事も予定調和のうちに「事務的」に「教
育的」に処理されていくけれども、フレネはアメー
バみたいに毎日、子供たちがフレネを作り上げてい
るように感じます。
そんな環境の中で、ヒロは本当にずいぶんと成長さ
せてもらいました。人の中にある時に、そこで自分
が何をしなければいけないか・・・そういったこと
を言葉や教科書でなく、体で覚えていったように感
じます。
新しい子供たちが次々に入ってくる・・・・。
フレネも子供もうごめきながら、どんどん成長して
います。ヒロはフレネで得たものを、外に向けてい
く時期に来ているかもしれないです。今日の保護者
会で改めてそう感じました
来年度 彼は中学三年の年齢になります。外に向け
て飛び出す準備をこの一年でしていくのでしょう。そ
ういう自覚をヒロがどれくらい持っているかは疑問
だけれど、フタッフやボランティアの方々に支えられ
て、次の一歩を踏み出す準備をしてほしいと思ってい
ます。
親としましては、高校の年齢になったらフレネ以外
の居場所を、彼に見つけて行ってほしいと思ってい
ます。親しかできないこともたくさんありますが、
親だからできないこともある。あと一年、木幡さん
柳沢さんはじめ ボランティアの方にお世話になり
ます。
よろしくご指導いただけましたらうれしいです。
よろしくお願いいたします。