デイリーフレネ

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2005年03月07日

VOL/984

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1.ジャパンフレネ新宿あれこれ
2.熊谷のお授業―地球のお話
3.本日のおすすめ
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★今日はなんの日
1788 クックがハワイ島発見
1900 未成年者喫煙禁止法施行
※ ということはたかだか100年前ぐらい前まで、子ども
  がタバコ吸ってても平気ってこと?
★今日の花言葉
たねつけばな「燃える思い」
★今日は誰の誕生日
安部公房(作家 1924)
イワン・レンドル(テニス 米 1960)
ブリジット・フォッセー(女優 仏 1946)
※ 名作「禁じられた遊び」の名子役
★今日の名言
「はじめにおわりがある。抵抗するなら最初に抵抗
せよ。歓喜するなら最後に歓喜せよ。途中で泣くな。
途中で笑うな。」
      ―むのたけじ詞集『たいまつ』より―
-■1.ジャパンフレネ新宿あれこれ■
 ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
今日のお散歩の予定は「警察博物館」でしたが…
雪で電車のダイヤが乱れる事や、転倒などのことも
考えて中止に。
●完全装備で!
「行きたかったなぁ、警察博物館」
「せっかく万全の体制で来たのに…」
ドラゴン、スキーウェアを着こんで登場。
りょうすけも長靴!みんな雪対策の完全装備!
スニーカーをはいてきたはるやは、靴下までびしょ
びしょ。暖房の上で靴下を乾かしている。
「靴下の風を送るなよー!蔓延するじゃないかー!」
なんて声も…
●ブロックスでカケヒキ
ドラゴン・はるや・ひでき・スタおきょうで、久々
のブロックス対戦!
「あーあ、それを置いちゃうとやばいんじゃない?」
先の先までを考えて、次に置くブロックを選ぶのが
コツ。みんなの頭はフル回転!
スタおきょうの手持ちのブロックをみて、次の封じ
手を講じるひでき。
「きゃー、見ないではずかしいっ」
「はずかしいことなんてないから、見せてよ」
「みんな集合するんだー!合体ー!」
形がわからないように、手持ちのブロックを合体さ
せるおきょう。
「…。どこまで幼稚なんだよ。早くみせてよ!」
イラつくひでき。
こんな風にかけひきしながら、結局おきょうが逃げ
切り勝ち!
●ドラゴンの読み聞かせ
「本の読み聞かせして」と、ともちゃん。忙しそう
なスタッフの様子を見て、
「おれが読んであげるよ」とドラゴン。
「この前読んだのはどういうお話だったかな?」導
入もしっかり。
気づけば今度は、ともちゃんの隣でひできが読み聞
かせ。
思わずその姿を微笑んで見ていると、ドラゴン
「見るなよー。仕事終わったなら交代してよ」
「おれ噛み噛みだからやなんだよ。もうやらない」な
んて言っていたけど。ゆっくり、感情を込めての読み
聞かせ。とてもよかった!
優しいお兄さんたちの姿にほんわか癒されたひと時で
した。
■2.熊谷のお授業―地球のお話■
    ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
今日の外は雪景色。
「暇だぁ。なんか授業やって!」ということで急遽
授業開始。
なんとなく広げた世界地図から、時差のお話へ。
「地球一周で何度?」
「360度でしょ?」
「一周360度まわるのに何時間かかる?」
「一日だから…。」と、計算。
地図を片手に、
「東経0度のところにある都市は…、あった!」こ
れはちょっと嬉しそう!
「でも、日本も端から端まで横長だよね。時間は変
わらないの?」
こんな調子で次々に出てくる疑問を考えてみる。こ
れがまた結構盛り上がる!不思議なことはいろいろ
あるもんだねぇ。
その後、説明のために取り出した地球儀。
「どうして地球儀は傾いているの?」というところ
から、もう一つのお話。
実際に太陽に見立てたものを中心に、周りをくるく
る回ってみる。
「太陽に近いところが暑いんだから…。」
「オーストラリアのサンタさんはサーフィンやって
るんだ
よね。季節が逆なんだね!」
その通り!
「それにしても、自転しながらの公転。なんかめん
どくさいことやってるんだな…。」と、ユータ君で
した。
■3.本日のおすすめ■
フレネの蔵書が増え、置く場所がなくなってきた。
そこで、直接教材に関わる本以外は木幡自宅に送る
ことにした。ダンボール16箱!木幡自宅も満杯…。
そして、今日もフレネに本が届く。
※ 最近はほとんどネットで本を買う。
本日届いた1冊!硬派と言われる広田照幸の最新刊です。
●「教育不信と教育依存の時代」紀伊国屋書店
   
昨今の教育改革はとかく印象論・精神論に流れがち。
少年事件をはじめ、すべてを「教育問題」に押し込め
てこれまでの教育を糾弾する(教育不信)
一方、それをさらなる教育によって解決しようとする
(教育依存)短絡的な思考もはびこっている。
これではかえって息苦しい社会を招くのではないか。
冷静な議論と将来ビジョンを欠いた教育行政へ鉄槌を
振り下ろす一冊。