デイリーフレネ

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2005年04月25日

VOL/1003

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1.これはもう、宿命かな…?
2.新宿のお散歩―裏話
3.熊谷のお授業―国取り合戦
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★今日はなんの日
1932 第1回日本ダービーが目黒競馬場で開催
★今日の花言葉
ゼラニウム「決心」
★今日は誰の誕生日
つかこうへい(1948)
★今日の名言
「一見、勝つことを目的としているのだが、じつは、
心理の深層部においては、賭けに敗北し、破滅を迎
えることによって、すべてを解消したいと願ってい
る」
      ―バーグラー『賭博の心理学』より―
   
-■1.これはもう、宿命かな…?■
昔、高校の担任をやっていた時、クラスの一人一人
と<○○君はこういうやつ>というコメントを書き
合った事がある。その時、今も付き合いがあるK君
は、ぼくのことをこう書いてきた。
「自分のやりたいことに金を惜しまない。それが木
幡だ」
うーん、なるほどなあ…。そういえば大昔こういう
ことがあったなあ…。東十条(ここは鬼門の土地、
深夜喫茶で酔っ払いに絡まれアイスコーヒーをかけ
られたことがある)のオデオン座で<男はつらいよ
―奮闘編>を観て、矢も盾もたまらなくなりその撮
影場所―青森県五能線驫木(とどろき)駅―に行き
たくなった。主人公・榊原ルミの大ファンだったせ
いもあるね。
学生だったので当然お金はない。先輩に借りようと
思って赤羽の先輩宅に行ったが不在。先輩の母君に
わけを言って1万円借りて夜行列車に飛び乗ったこ
とがある。今考えるとすごいね。1万円で2泊ぐらい
の旅ができちゃう。
この時、笑えることがあったなあ…。
五能線の始発、東能代駅で駅蕎麦を食べていたら、
発車のベル!橋を渡って向こうのホームに行く余裕
はない!思わず蕎麦のどんぶりを持ったまま線路に
飛び降り、動き出した列車に飛び乗ってしまった。
後ろから、「学生さんどんぶり!どんぶり!」と駅
蕎麦屋のおばさんの声…。当時、まだSLだったん
だねえ。列車に飛び乗れたもの…。蕎麦のどんぶり
を抱えたまま、笑ったなあ!
さて、<やりたいことに金を惜しまない>のではな
く、<やむをえない>と言った方がいいんじゃない
だろうか…。
金は天下の回り物…、で行き当たりばったりの人生…
。特に授業になるとそうなっちゃう。
今週、<30倍の世界>という授業を行うために東急
ハンズで<リチウムライト付き顕微鏡>を買ったが、
3675円…。これを5台。参考文献が1冊、なんと1万円
以上したがこれも買わなければいけない。
もう1本、<放送禁止歌>の授業も考えているのだが、
この授業のためにも<URCシングルズVOL1、2>
とCD2枚で8400円也…。
たった数時間の授業に最低これだけお金がかかるん
です。でも<惜しい>とは思わないな。やりたいこ
とをやるのが一番!これはもう宿命的な人生…。
金は天下の回り物…、金よ来い!
■2.新宿のお散歩―裏話■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
● お散歩はチームワーク
「都営線はよく乗ってるから。こっちのホームだよ」
と、りょうすけ。
駅に着くと、
「美術館までは僕が案内してあげる!」と、よう君。
新宿までの帰り道は、
「こっちから行くと近いよ。広がらないで歩いてね」
と、まっつぁんがまとめてくれる。
チームワークで、充実したお散歩になりました!
● 乙女心
法政大学学生食堂に到着し、念願のお昼。
「フレネは新宿にあるんです」ふと見ると、隣に座っ
た大学生とおしゃべりをしている、しほちゃん。
「それで、この人がおきょう。27歳なんです!」
(あ!なんてことを…)
「もう!どうしてそういうこと言っちゃうの!余計な
事は言わなくていいの!!」
しほちゃんったら。外交的なのはよいことだけど…
恥ずかしい!いそいそと学食を脱出(泣)
● ○○に例えると?
市谷から新宿まで、これまた歩く。道中、突如始まっ
たのが、「○○に例えると?」ゲーム。
「おきょうをモノに例えると、キーがABC順に並ん
でて使いづらい電子辞書」(まっつぁん)
…実際使えないってことだね(泣)
「おきょうを毛に例えると、地球を100周くらいす
るような、長~い毛」(よう君)
???つかむにつかめない、よう君ワールド。
そんなこんなで、のんびり新宿まで1時間。風は強か
ったけど、ぽかぽか陽気で気持ちが良かったね!
■3.熊谷のお授業―国取り合戦■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
今日は、新宿で行われた国取り合戦の発展バージョン。
まずは、2チームに分かれて人口の多いと思われる都
道府県を取り合い。
「大阪!」
「神奈川!」
と、手堅いところから、
「沖縄!」
「香川!」というところまで。
そして、お互い10個挙げたところで途中発表。
「こい!こい!」と、人口発表で一喜一憂するみん
な。だいたい200万人を境に喜び方が変わってた
ね。
次の10県は少ないところを選んで、挙げていく。
これもみんな結構白熱!
「岩手、岩手!うちの田舎には人いないもん!」と、
かい君。
そして得点発表の後、白地図に上位10県と、下位
10県を色塗り。
●次は「平均年齢」クイズへ!
第二試合は、「平均年齢」勝負。平均年齢が高いと
思われる都道府県の取り合い!
真っ先に出てきたのは「沖縄」。
「おばあちゃんばっかりだったもん!」
これは、経験からの予測だね。
「岩手!岩手!だっておれの田舎おばあちゃんしか
いないもん!」とは、またまたかい君!これは大笑
い!
そして、勝負はおしまい!「天使チーム」が圧勝!
んー、手堅く高得点をマークしてたからね!
最後に、平均年齢の高い上位10県をまたまた白地
図に色塗り。自作の「人口」地図と「平均年齢」地
図を比べてみる。
「どんなところの平均年齢が高いかな?」
「平均年齢が高い県と、人口の少ない県は同じ場合
が多いな…。」
「じゃぁ、その逆はどうかな??」
目の前にあるデータを用いて過疎化、ドーナツ化の
話へ。最後の説明までみんなしっかり聞いていたね!
ゲームも含めて二時間近い授業。みんな最後まで、一
喜一憂をしながら集中だった!お疲れ様!