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2005年09月30日
vol/1065
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1065--------- 2005/09/30
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.もうじき、体育祭
2.ジャパンフレネあれこれ
3.熊谷のお料理―冷麺&トッポギ
==================================================
★今日はなんの日
1955 アメリカの俳優ジェームス・ディーンが自動車
事故で死亡
★今日の花言葉
杉「雄大」
★今日は誰の誕生日
石原慎太郎(1932)
五木寛之(1932)
★今日の名言
「わが身を歴史に刻んで生きているか?時間に刻ま
れて生きているだけか?」
―むのたけじ詞集『たいまつ』より―
---------------------------------------------------
■1.もうじき、体育祭■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
明日から10月!秋!秋といえば、体育祭!
というわけで、本日のミーティングは、みんなで種
目を考えました。
まずは、昨年の種目を紹介し、その他の希望を聴く。
「ほら、箱の中に粉と飴を入れて、それを口で取る
やつやりたい」これは、もえちゃん。
「けーどろ、やりたいよう!」とよう君。
???体育祭でけーどろ?
「結構、いけるんじゃない?おれは、鬼ごっこやり
たい」おいおい、まっつぁん…。
「じゃあ、木幡さん、何をやりたいの?」
「ボール当て。壁の前に誰か一人立って、それめが
けてゴムボールを当てる。当たると1点」
「こわーい!」と、スタおきょう。
みんなの意見を聞き、実行委員が来週原案を出すこ
とになりました。
「バリバリ、やるからね!俺の一存で決めちゃう。
話し合いに参加しないやつは、委員も降りてもらう
からね。まず、けんごは首だな。今日も来てないじ
ゃん」そこに、けんご登場(笑)
早速、熊谷に電話し意見交換するまっつぁんです。
■2.ジャパンフレネあれこれ■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
● 先生は、恥ずかしいなあ
「木幡先生!」
新会員のかず君。
「その先生ってのは、やめてよ。先生じゃないんだ
から」
「だって、先生じゃん」
「元はそうだけれどね。前も先生って呼ばれたこと
あんまりないんだよ」
以前、学校現場にいたときは「木幡マン!」「こは
たさーん!」「こはたー!」って感じだったから…。
そこに年上じゅん君がやってきて、「木幡せんせー!」
と、にやにや。
「おちょくってんじゃないよ。おれもいってやろ。
じゅんせんせー!」
じゅんせんせー、小さい男の子達を公園に遊びに連れ
て行ってくれた。
おおきなほうのじゅん君、すでに高検も合格し、教員
志望なんです。これ本当だよ。
● 朝早くフレネにきたら…
スタ・おきょうがミーティングで提案!
「今日、まっつぁんが良いこといってくれたので提
案します。朝、10時前にフレネにきたら、何かお
手伝いしてください。今朝は、まっつぁん、掃除機
をかけてくれたよ」
みんな、大賛成!いいことは、どんどん実行してい
こうね!
「いや、これは前から決まってることだから」
照れるまっつぁんでした。
■3.熊谷のお料理―冷麺&トッポギ■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
今月続けてきた韓国料理シリーズ。その最後は冷麺
とトッポギ。
※トッポギとはお米の粉で作った棒状のお餅のこと。
今日はみんなで買出し。
「冷麺、売ってるかなぁ。夏終わってしまったし…。」
と、ちょっと不安だったけれど、見事にゲット!
みんな動きが良くて、とってもスムーズに完了!
●トッポギに苦戦!
買い物が終わったら早速調理開始。野菜を切って、
トッポギを湯通し、お肉に味付け…。
「あー、これわかんない!」
トッポギの味付けに苦戦はまさる。なんとも曖昧な
表現が並ぶ。
「『調味料をいれて料理してください』って。料理
するっ
て煮るの?焼くの??」
実物を見たことがないこの料理は、全く想像がつか
ないねぇ。食べたことのあるぼくがちょこちょこア
ドバイス。
「なるほどなるほど…。なんかイメージできた!」
頼もしいねぇ!
●ゆで卵作りはつまらない??
やることはたくさんだけれど、みんな仕事を見つけ
てはどんどんと。冷麺の具に使うためのゆで卵も、
「かい、作って!」と、一言。
「へ?おれ?」なんて。
簡単に説明した後は、一人ゆで卵作りのかい。ころ
ころ卵を回しながら、
「あー、つまんねー!」
じっとコンロの前に立っていなきゃいけないからね。
ところが、出来上がりのほうは、半熟で完璧!
「すごい!!ラーメン屋の売り物みたい!」
と、ユータ。これはみんな大絶賛!!
●お味のほうは…、
いざみんなで試食。トッポギは予想以上においしい!
「もちもちしてる!」
「お餅ともまたちょっと違うし…。」
初体験も、まさるの苦労の味付けが効いた!
冷麺もとってもいい具合。
「ちょっと辛い!キムチ入れすぎた…。ゴフッ。」
なんてむせてしまっている子もいたけれどね…。
さらにはカルビ丼もつけてのお腹いっぱいのメニュ
ー。どれもとってもおいしかったね!
今日はおうちにトッポギのお土産付きです!
------------
デイリーフレネは月~金の平日刊です。
朝夕、冷え込むようになってきました。
季節の変り目、ご自愛下さい。
皆さん、楽しい週末を!
また、月曜日にお会いしましょう!
2005年09月28日
vol/1064
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1064--------- 2005/09/29
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.名古屋風(?)味噌煮込みうどん-新宿
2.マンガでことわざ―新宿
3.熊谷のお散歩―防災学習センター
==================================================
★今日はなんの日
1972 日中国交正常化、北京で調印
★今日の花言葉
りんご「名声」
★今日は誰の誕生日
徳川慶喜(第15代将軍 1837)
★今日の名言
「才能を疑い出すのがまさしく才能の証なんだよ」
―「G町のジェズイット教会」ホフマン短編集より―
---------------------------------------------------
■1.名古屋風(?)味噌煮込みうどん-新宿
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
先日、名古屋へ行ってきたばかりのみんな。
当初の予定では名古屋でうどんと味噌を買ってくる
はずだったけど…
「あ!すっかり忘れてた」スタおきょう・まっつぁ
ん。うっかり。仕方がないのでレシピを見ながら、
合わせ味噌をつくる。
「これ、4人前のレシピだから…2倍で計算すれば
いいね」と、しー君。しー君の計算にしたがって、
りょうすけ・よう君が計量スプーンを使って計量。
あとは野菜とお肉とうどんを、お鍋に入れて煮込む
だけ!
簡単!
いざみんなで「いただきまーす!」本場で本物を
(ちょっと)食べたらしい、よう君に完成度を確か
めると…
「名古屋のうどんはもっと味噌味が濃いよ。汁がお
味噌で黒っぽいんだよ」なるほど。八丁味噌がやは
り決め手か。
それでも、みんな「おいしー!」とご満悦顔でした!!
■2.マンガでことわざ―新宿■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
今日は4コマ漫画を使って、ことわざを知る授業。
「ことわざって知ってる?」
「知ってるよ!例えば、カモがねぎ背負って…」とし
ー君!
あることわざを表している、ドラえもんの4コマ漫画。
ことわざの部分は白抜きにして
「何のことわざについてのお話しだと思う?」
「んー…5つ目のマンガは、石の上にも3年かな」と
かずき。大正解!
では、思い当たることわざを当てはめてマンガを音読!
「穴があったら入りたいよ~。とほほ」りょうすけも
かずきも、セリフを読むのが上手でした!!
■3.熊谷のお散歩―防災学習センター■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
いつ起こるかわからない災害。日ごろの防災意識を
高めるために、今日は吹上にある防災学習センター
へ。「一度行ったことがあるから。」と、駅からは
ユータの案内。
センター内は、係りの人の案内付きでたくさんの体
験。日ごろできない体験が目白押しでした!
いざと言うときに、今日の体験が生きるようにね!
●いろいろ体験―暴風編
一発目は暴風体験。なんでも風速30m/秒の暴風を
体験。でっかい風の吹き出し口を目の前にすると、
「ちょっと、ジェットコースター乗る前みたい…。
緊張しきちゃった…。」
始まってどんどん風速が上がるにつれてとんでもな
いことに!
「うわー!」と言う声もかき消されていく。
終わってから後ろに立っていたユータ、
「何か飛んできたよ。何だろ?」
「ごめん、よだれが飛ばされて…。」
それだけすごい風だったってことだね…。
●いろいろ体験―地震編
地震体験は、震度7の部屋の中で。
「火の始末、ドアを開ける…」と、説明を受けたけ
れど、いざ始まると、「うわぁ!」と、なるとガス
の元栓締め忘れ…。
避難場所のテーブルは体験人数の4人が入るにはち
ょっと小さい…。ど真ん中の安全ゾーンはかいが独
り占め。みんな頭隠して尻隠さずの状態。
さらには、
「おれ、全然入る場所ないよ!」と、テーブルから
締め出しのボラ・いいちゃんでした。
●いろいろ体験―火災編
火事のときに怖いのは煙。ここでは煙の中を歩く体
験。これも4人一組で行ったのだけれど、「おぉ!
すごい!やばい!!」と、すたすた進んでいってし
まうかい。
「おいていかないで!」一番後ろにいるユータは閉
まる扉の向こう…。
それにしても煙を吸い込むとむせる…。ほんと大変
だね、こりゃ…。
●かいのお昼は…
途中、お弁当を購入。かいは、
「みせねーぞ!おれの弁当!」
だけど、スーパーの袋から透けて見えるのは、どう
見てもお寿司。
「あげないからね!」と言っていたけれど、なんと
スーパーのベンチに忘れてきてしまうというオチ付
き。
気づいて持ってきてくれたボラ・いいちゃんに
「はい。」と、お礼は白身のネタ一枚…。
vol/1063
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1063--------- 2005/09/28
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.写真を読み取る…、写真で伝える
2.ジャパンフレネ新宿あれこれ
3.熊谷のお授業―地図記号作り
==================================================
★今日はなんの日
1977 日航機を日本赤軍がハイジャック
★今日の花言葉
小判草「興奮」
★今日は誰の誕生日
伊達公子(1970 テニス)
ブリジット・バルドー(1934 伊 女優)
マルチェロ・マストロヤンニ(1924 伊 俳優)
★今日の名言
「みんな一度成功すると、ずっとこれでメシが食え
ると思ってしまう。でも同じ仕事をしてると新しい
開発ができない。止まれば水は腐ってしまうだろう。
流れなきゃ。流れれば新しい情報や仕事が入ってく
る」
―岡野雅行(岡野工業「代表社員」)―
国内の大企業やNASAからも注文が来るという社
員たった6人の「スーパー町工場」として有名。最
近のヒットは針の先端が0.2ミリという世界一細い
注射針。蚊と同じ。蚊に刺されても痛くない。そん
な注射針を作った。
---------------------------------------------------
■1.写真を読み取る…、写真で伝える■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
「写真の授業をするから来てね」
やってきたのは9名!
まずは、写真集の中から1枚の写真を見せる。
※ 素材は、かつて東京写真美術館で行われた
<AMERICAN DOCUMENTS>の
カタログ。
● いつ、どこで、誰が、何を、どうしたか?
「いつごろの写真かな?」
モノクロ写真をみて「江戸時代かなあ?」と、かずき。
「その時代は、まだ写真技術はなかったねえ」
1枚の写真から時代や状況を読み取っていく。
「子ども達が死んでる?」
「違うよ!寝てるんだよ」
「どこで寝てるの?」
「部屋の中」
「これ、外じゃないの?」
「階段の踊り場だ!」
「非常階段かなあ?」
「どんな子ども達?」
「貧しい」
「どうして、そんなことわかるの?」
「だってさあ、靴下が汚れてるし、パジャマも着て
いないよ」
こんな感じで写真を読み取っていく。
最後にりょうすけがこんな風にまとめてくれた。
「戦後のアメリカ。深夜、ビルの非常階段に5人の
貧しい子ども達が寄り添うように固まって眠ってい
た」
● 写真は語る
この写真は、移民だったウィージーの作品。移民を
中心に、アメリカ社会の底辺に生きる人たちをモデ
ルにしていた。アメリカの裏に隠されている孤独や
苦悩を写し取っていった。これを見て君たちは、何
を感じ取るのか?
「写真は、単なる記録じゃないんだよ。写し取る人
の感情が入る一つの表現なんだね」
このほかに、何枚かの写真を見て、何を表現したか
ったのかを考えていった。
● 写真で表現!
「この授業を受けた人には、宿題があるよ」
一人一人に使い捨てのカメラを渡す。
「喜び・怒り・哀しみ・楽しみ、つまり喜怒哀楽を
取ってきて欲しいんだ」
これは、南米の識字教育者・ボアールの手法。
例えば、<哀しみ>をテーマに写真をとってくるよ
うに指示する。
ある人は、野菜を一杯入れた籠をしょっているイン
デヘナの老人の写真を取ってきた。これが何故哀し
みなのか?その男は語る。
「市場で野菜を売って、孫にお土産を買っていこう
と思っていたろうに…。しかし、野菜は一つも売れ
なんだ…」
ここで、<かなしみ>という文字のつづりを教えて
いく。記号としての文字ではなく。語られるものと
しての文字…。
「どんな写真でもいいんだよね」
さあ、子ども達、どんな写真を撮ってくるかな?
どんな喜び?どんな哀しみ?
ジャパンフレネの授業ってこんな感じです。
■2.ジャパンフレネ新宿あれこれ■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
● スクリーンセーバー変更!
フレネにおいてあるパソコンの画面に<木幡文字反
対!>セーバーがかかっている。
「木幡さんの字、何がなんだかわからないよ!」
最長フレネ在籍者・けんごが足掛け6年言い続けてき
た。それが、スクリーンセーバーに…。
「スクリーンセーバー、換えてよ。そうだなあ、
<けんご、早く大学に行け!>にしてよ」
木幡の発言にみんな大爆笑!すでに高検をとっている
けんごです。
● 張子に挑戦!
沖縄の飛ぶ教室。木幡とよう君でひそかに盛り上がっ
ていたのが、琉球民芸の張子。沖縄の作家・豊永さん
から着色以前の無垢の張子を送っていただいた。
まず、着色の楽しさを味わう。小さい子に大人気!同
時に、豊永さんの作品「忍者・タクシー・モノレール
・サル山」も送っていただいた。
来週は、本格的に張子にチャレンジ!
豊永さんのお店<Road WORKS>のHP
↓
http://homepage.mac.com/toy.roadworks/iblog/B799229778/index.html
■3.熊谷のお授業―地図記号作り■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
「国土地理院の新しい地図記号を募集します」とい
う触れ込みを見て、今日は記号をテーマにした授業。
「身のまわりにある記号って、どういうものがある
かな?」
「ほらっ!道路の!」と、かい。
「地図の記号でしょ。」
「顔文字は?」
「やじるしも」とはりょう。
みんな身のまわりの記号をどんどん。
記号にもいくつかの仲間わけができるけど、今日は
「一目見てわかる」というのがキーワード。
「これは?」と、出した絵に
「トイレのマークでしょ?」即答。
「これは、世界共通でわかるように作られたもんな
んだね。日本でこれがたくさん使われるようになっ
たのはいつでしょう!」と、クイズ。
しばし考えた後、
「オリンピックとか?・」と、なみちゃん。
「その通り!!」みごとご名答!
『ピクトグラム』という言葉をキーワードに授業を
進める。「言語を超えた記号」という説明にはみん
な興味津々。
●いよいよ地図記号作り!
そして、いよいよ地図記号作り。国土地理院のフォ
ーマットにのっとって、
・『老人ホーム』
・『風力発電用風車』
の地図記号を考える。
「どんな特徴があるかな??」
「杖?」
「車椅子とか。」
でも、それだと違う意味合いも強く出てくるかもと
の意見。
こんなふうに挙げたキーワードを考えながらの作業。
ユータの『老人ホーム』記号は、『優』という漢字
をあしらったもの。いい!その後もニコニコマーク
など優しい作品が出来上がり!
他の子もいろんな特徴を考えながら試行錯誤。いい
作品がたくさんできたね!
2005年09月27日
vol/1062
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1062--------- 2005/09/27
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ジャパンフレネあれこれ―新宿
2.熊谷のものつくり―ケーキ作り
3.木幡マンの一夜一冊(6)
==================================================
★今日はなんの日
1989 横浜ベイブリッジが開通
★今日の花言葉
かしわ「愛は永遠に」
★今日は誰の誕生日
フランチェスコ・トッティ(サッカー 伊 1976)
★今日の名言
「青年の第一の責務は、自己に最適の仕事を知ることで
ある」
―グラッドストーン(英政治家)―
---------------------------------------------------
■1.ジャパンフレネあれこれ―新宿■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
● 簡単、芸術の秋!
今日は湘南Oさんから教えていただいた、美術のお
授業を。
まず目をつぶって、画用紙に人物の顔を一筆書きで
描く!この一筆書きというのが意外と難しい…
「あ…離れちゃった」「あー!戻れないー」ぶつぶ
つ言いながら。
一筆書きが終わったら、線と線に囲まれた部分の色
を塗ります。
「顔は肌色じゃなくてもいいよね?」そうだね!好
きな色で塗ってみよう!!
色をつけると、ぐっと作品らしくなるねぇ。
色を塗ったら、みんなで発表!
「僕は自分の顔を描いたよ」と、かずき。
絵を描くのは大嫌いと言っていたけど、結構すらす
ら楽しそうに描いていたね。
よう君の作品は、「ピカソの子ども」
髪の毛の生え具合がなんともいい味!
● W田中
個人学習でのこと。
順調に問題を解いたななちゃんにスタおきょうから
のお願い。
「ともちゃんのプリント、丸つけしてあげて。わか
らないところは教えてあげてね」
「うん!」張り切る、ななちゃん。
でもしばらくすると
「…どうやって説明すればいいのかなぁ」ななえ先
生は悪戦苦闘。
さらに
「ななちゃんじゃイヤだ!おきょうがいい!」と、
ともちゃん。
「なにー!」ななちゃん。
いつもこうなってしまうのね。仲がよいのか悪いのか…
● 言葉遣いが悪いと…
最近、フレネで言葉遣いを注意することが多い。
「おまえよぉ、ざけんじゃねぇよ」TVの真似をして
いるらしいけど、あまりに耳障り。
子ども同士で何か注意すると、
「うるせー!ばか!」と、素直に聞き入れず、一言
余計なことを言う。これもよくない。
そこでスタおきょうから
「言葉遣いが悪い人は、出入り禁止にします!」
これがちょっと効いたのか、しばらくすると
「なんだよ、やめろよばか!あ…やめてよ」と言い
直す声が。
なかなか難しいことだけど、ものを伝えるのに言い
方は大事だと思うし、聞いてる周りの子への影響も
大きいと思う。
フレネはみんなで生活する場所なのだから、みんな
の気分を害する言葉遣いは謹んでほしい。
少しずつ直して行きましょうね。
■2.熊谷のものつくり―ケーキ作り■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
一週間休みだったので、久しぶりのフレネ。
「お土産、なーんだ??」と、元気に登場はかい。
「ほら、これ。」と、栗ういろ。
「あー、ういろは嫌いなんだよ!」
なーんて言いながら、モグモグ…。
「もう一個食べてあげようか??」って。
早速今日はものつくり。
「何ケーキにしようか?」というところから話し合
い。
今日は大人はあまり手伝えないので、自分達でど
んどん!作り方、必要なものも自分達で調べる。
「スポンジケーキにしたよー。チョコチップとアー
モンド付き。」
これは美味しそう…。
「これは…、」と、まさる&ユータはなかなかのコ
ンビ!頼もしい!!
ちょこちょこ覗きに行くと、
「~やらないと!」
「あいよ!」
お互いに指示を出し合ったりと、それぞれに仕事を
こ
なしている。すごい!!
オーブンに入れてからはしばし休憩。いい香りがフ
レネに充満してくると、
「まだ食べられないの??」
我慢できないよねぇ、この香りは。
スポンジケーキが焼きあがったら、生クリームをぬ
っていざ、食す。お味のほうは最高!
「これは、上出来だね!!」
始まりから片づけまで自分達でできたね!!
■3.木幡マンの一夜一冊(6)■
● 教育問答「かけがえのない、この自分」
遠山啓 1974 太郎次郎社
教育の仕事に携わるようになって30年も経ってしま
った。この間、ぼくに影響を与えぼくの人生を決定
付けた師ともいえる人が三人いる。その中の一人が、
故遠山啓だ。
※ 後の二人はいづれこの欄に登場するので、今は
秘密です。
遠山先生との出会いは、この本の版元太郎次郎社で
のアルバイト。当時、ぼくは大学をドロップアウト。
全国を放浪した挙句東京に舞い戻り、アルバイトニ
ュースにたまたま掲載されていた太郎次郎社のアル
バイト第1号として採用された。
当時の太郎次郎社は、教育誌「ひと」を媒介に民間
教育のリーダーシップを取っていた。「ひと」の創
刊者および編集代表が遠山啓。水道方式の創始者と
して、日本の算数・数学教育の革新的パイオニアで
もあった。
その当時、遠山啓は雲の上の存在。太郎次郎社の編
集会議に集まる人たちも、当時の教育界を引っ張っ
ていくリーダー達であった。
<井の中から、大海を撃つ>…、みんな、ぼくより
ずっと年上なのに実にいきいきと活動している。あ
あ、こんな人達と一緒に仕事をしてみたい。教師っ
て仕事もいいかもな…。その代表格が遠山啓だった。
数年後、埼玉県で教員になり、いきなり組合の教文
部長にさせられ、秋の教研集会を仕切ることになる。
その時、全体会の講演を遠山先生お願いした。アル
バイトのぼくをちゃんと覚えていてくれ、気持ちよ
く講演を引き受けてくれた。
この後、ぼくも「ひと」の編集委員になり遠山先生
と顔を合わせる機会が多くなっていく。若者ひと塾
という若い教員向けの講座を担当していた時、
「競争という道を走らされている子どもたちに、ま
わりの鉄壁をちょっと押してみることを教えてあげ
ることができるのは、君たち若い教師だ。押せば、
それはいとも簡単に崩れ去り、その向こうに<競争
以外の景色>が見えるかもしれないじゃないか」
とぼく達を励ましてくれたのも遠山先生だ。
遠山先生の推薦によりその後、ぼくは明星学園に勤
務するようになる。算数・数学はもちろんのこと多
方面にわたり、教えを乞うたが、一番は<子どもの
見方・関わり方>だった。
この本は、「ひと」誌に寄せられた読者の質問に懇
切丁寧に応えたものを一冊にまとめ上げられている。
点数と序列・劣等感・競争から好奇心へ・未来の学
校のあり方・評価・障害児問題…。今、読んでも教
育の本質に触れているので全然古臭くない。
遠山啓の正論がかえって気持ちよく響いてくる。そ
して、励まされる。気落ちしたり、自分の人生に疑
問を持ったときなど読んでみるといいかもしれない。
人生に真正面からぶつかっていくものはどんなジャ
ンルだって古典として後世に伝えられていく。この
本は、そんな本の一つだ。
vol/1062
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1062--------- 2005/09/27
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ジャパンフレネあれこれ―新宿
2.熊谷のものつくり―ケーキ作り
3.木幡マンの一夜一冊(6)
==================================================
★今日はなんの日
1989 横浜ベイブリッジが開通
★今日の花言葉
かしわ「愛は永遠に」
★今日は誰の誕生日
フランチェスコ・トッティ(サッカー 伊 1976)
★今日の名言
「青年の第一の責務は、自己に最適の仕事を知ることで
ある」
―グラッドストーン(英政治家)―
---------------------------------------------------
■1.ジャパンフレネあれこれ―新宿■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
● 簡単、芸術の秋!
今日は湘南Oさんから教えていただいた、美術のお
授業を。
まず目をつぶって、画用紙に人物の顔を一筆書きで
描く!この一筆書きというのが意外と難しい…
「あ…離れちゃった」「あー!戻れないー」ぶつぶ
つ言いながら。
一筆書きが終わったら、線と線に囲まれた部分の色
を塗ります。
「顔は肌色じゃなくてもいいよね?」そうだね!好
きな色で塗ってみよう!!
色をつけると、ぐっと作品らしくなるねぇ。
色を塗ったら、みんなで発表!
「僕は自分の顔を描いたよ」と、かずき。
絵を描くのは大嫌いと言っていたけど、結構すらす
ら楽しそうに描いていたね。
よう君の作品は、「ピカソの子ども」
髪の毛の生え具合がなんともいい味!
● W田中
個人学習でのこと。
順調に問題を解いたななちゃんにスタおきょうから
のお願い。
「ともちゃんのプリント、丸つけしてあげて。わか
らないところは教えてあげてね」
「うん!」張り切る、ななちゃん。
でもしばらくすると
「…どうやって説明すればいいのかなぁ」ななえ先
生は悪戦苦闘。
さらに
「ななちゃんじゃイヤだ!おきょうがいい!」と、
ともちゃん。
「なにー!」ななちゃん。
いつもこうなってしまうのね。仲がよいのか悪いのか…
● 言葉遣いが悪いと…
最近、フレネで言葉遣いを注意することが多い。
「おまえよぉ、ざけんじゃねぇよ」TVの真似をして
いるらしいけど、あまりに耳障り。
子ども同士で何か注意すると、
「うるせー!ばか!」と、素直に聞き入れず、一言
余計なことを言う。これもよくない。
そこでスタおきょうから
「言葉遣いが悪い人は、出入り禁止にします!」
これがちょっと効いたのか、しばらくすると
「なんだよ、やめろよばか!あ…やめてよ」と言い
直す声が。
なかなか難しいことだけど、ものを伝えるのに言い
方は大事だと思うし、聞いてる周りの子への影響も
大きいと思う。
フレネはみんなで生活する場所なのだから、みんな
の気分を害する言葉遣いは謹んでほしい。
少しずつ直して行きましょうね。
■2.熊谷のものつくり―ケーキ作り■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
一週間休みだったので、久しぶりのフレネ。
「お土産、なーんだ??」と、元気に登場はかい。
「ほら、これ。」と、栗ういろ。
「あー、ういろは嫌いなんだよ!」
なーんて言いながら、モグモグ…。
「もう一個食べてあげようか??」って。
早速今日はものつくり。
「何ケーキにしようか?」というところから話し合
い。
今日は大人はあまり手伝えないので、自分達でど
んどん!作り方、必要なものも自分達で調べる。
「スポンジケーキにしたよー。チョコチップとアー
モンド付き。」
これは美味しそう…。
「これは…、」と、まさる&ユータはなかなかのコ
ンビ!頼もしい!!
ちょこちょこ覗きに行くと、
「~やらないと!」
「あいよ!」
お互いに指示を出し合ったりと、それぞれに仕事を
こ
なしている。すごい!!
オーブンに入れてからはしばし休憩。いい香りがフ
レネに充満してくると、
「まだ食べられないの??」
我慢できないよねぇ、この香りは。
スポンジケーキが焼きあがったら、生クリームをぬ
っていざ、食す。お味のほうは最高!
「これは、上出来だね!!」
始まりから片づけまで自分達でできたね!!
■3.木幡マンの一夜一冊(6)■
● 教育問答「かけがえのない、この自分」
遠山啓 1974 太郎次郎社
教育の仕事に携わるようになって30年も経ってしま
った。この間、ぼくに影響を与えぼくの人生を決定
付けた師ともいえる人が三人いる。その中の一人が、
故遠山啓だ。
※ 後の二人はいづれこの欄に登場するので、今は
秘密です。
遠山先生との出会いは、この本の版元太郎次郎社で
のアルバイト。当時、ぼくは大学をドロップアウト。
全国を放浪した挙句東京に舞い戻り、アルバイトニ
ュースにたまたま掲載されていた太郎次郎社のアル
バイト第1号として採用された。
当時の太郎次郎社は、教育誌「ひと」を媒介に民間
教育のリーダーシップを取っていた。「ひと」の創
刊者および編集代表が遠山啓。水道方式の創始者と
して、日本の算数・数学教育の革新的パイオニアで
もあった。
その当時、遠山啓は雲の上の存在。太郎次郎社の編
集会議に集まる人たちも、当時の教育界を引っ張っ
ていくリーダー達であった。
<井の中から、大海を撃つ>…、みんな、ぼくより
ずっと年上なのに実にいきいきと活動している。あ
あ、こんな人達と一緒に仕事をしてみたい。教師っ
て仕事もいいかもな…。その代表格が遠山啓だった。
数年後、埼玉県で教員になり、いきなり組合の教文
部長にさせられ、秋の教研集会を仕切ることになる。
その時、全体会の講演を遠山先生お願いした。アル
バイトのぼくをちゃんと覚えていてくれ、気持ちよ
く講演を引き受けてくれた。
この後、ぼくも「ひと」の編集委員になり遠山先生
と顔を合わせる機会が多くなっていく。若者ひと塾
という若い教員向けの講座を担当していた時、
「競争という道を走らされている子どもたちに、ま
わりの鉄壁をちょっと押してみることを教えてあげ
ることができるのは、君たち若い教師だ。押せば、
それはいとも簡単に崩れ去り、その向こうに<競争
以外の景色>が見えるかもしれないじゃないか」
とぼく達を励ましてくれたのも遠山先生だ。
遠山先生の推薦によりその後、ぼくは明星学園に勤
務するようになる。算数・数学はもちろんのこと多
方面にわたり、教えを乞うたが、一番は<子どもの
見方・関わり方>だった。
この本は、「ひと」誌に寄せられた読者の質問に懇
切丁寧に応えたものを一冊にまとめ上げられている。
点数と序列・劣等感・競争から好奇心へ・未来の学
校のあり方・評価・障害児問題…。今、読んでも教
育の本質に触れているので全然古臭くない。
遠山啓の正論がかえって気持ちよく響いてくる。そ
して、励まされる。気落ちしたり、自分の人生に疑
問を持ったときなど読んでみるといいかもしれない。
人生に真正面からぶつかっていくものはどんなジャ
ンルだって古典として後世に伝えられていく。この
本は、そんな本の一つだ。
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(C) free school JAPAN FREINET_Hiroshi Kohata 1999.
vol/1061
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1061--------- 2005/09/26
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.行ってきました!愛知万博!!(一日目)
2.行ってきました!愛知万博!!(二日目)
3.行ってきました!愛知万博!!(三日目)
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★今日はなんの日
1936 プロ野球巨人軍の沢村栄治投手が日本プロ野球史
上初のノーヒットノーランを記録
★今日の花言葉
カラス麦「音楽が好き」
★今日は誰の誕生日
魯迅(作家 中国 1881)
★今日の名言
「天下の世話は実に大雑把なるものにて、命さえ捨てれ
ば面白きなり」
―坂本竜馬―
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今年度最後のお泊り行事、飛ぶ教室「愛知万博」
なんと朝6時に集合!新幹線に揺られること1時
間半ほど。あっという間に名古屋に到着!
初日に目指すのは名古屋城!
■1.行ってきました!愛知万博!!(一日目)■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
● あっちもこっちもシャチホコだらけ(一日目)
歩くこと一時間近く。
「あっ!見えた!」
今度は本物!!ようやく名古屋城に到着。
授業で教えてもらったとおり、とっても大きい!!
シャチホコもしっかり見える!!
場内はやっぱりシャチホコだらけ。記念撮影もとり
まくり。
名古屋城の歴史を見ながら、
「石垣にはいろんな家紋があるんだって!」
帰りながら、「あった!本当に彫ってある!」
小さい子も興奮気味!!
■2.行ってきました!愛知万博!!(二日目)■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
● ついに万博会場へ!(二日目)
万博会場へは、「リニモ」に乗って向かう。行きは
スイスイ乗って行けたけれど、帰りはもうぎゅうぎ
ゅう!しかも乗るまでに何十分待ったことやら…
移動手段もさることながら、会場内も人でいっぱい!
ここ見たいな、と思っても「120分待ち」の掲示
を見ると「やめよ。すいてるとこにしよ」と、あっ
さり断念。
地元の人に聞いてみると、10日以上来ているとか。
「そうだよねぇ…一日じゃ回りきらないや」
4つの班にわかれて、待ち時間の少ないパビリオン
を効率よくまわる。
「僕、ほんとに来てよかった!」と、りょうすけ。
憧れのリニアモーターカーを見られたもんね!
その言葉を聞けて、わたしもよかった!一緒に来たか
いがあったなぁ。
■3.行ってきました!愛知万博!!(三日目)■
● ぶらぶら自由行動(三日目)
最終日、名古屋出発までの半日間は自由行動!
※ 有松
※ ポケパーク(ポケモン遊園地?)
※ 東山動物園
※ 瀬戸
なかでも大変だったのは…ポケパーク組。
「かずきがいなくなりました(泣)」とりりちゃん
からの電話。数十分後、
「今度はともちゃんがいなくなりました(泣)」
大奮闘の最年長りりちゃん。名古屋駅で合流したと
きには一仕事終わったという安堵の顔。
お供した小さい子たちと言えば
「お小遣い使いすぎてなくなった。お昼ごはん食べ
られなかった」(あきお)
「僕はお小遣いなくなって、一度も乗り物に乗れな
かった」(かずき)
お金の貸し借りは絶対禁止しておいただけに、お小
遣いは完全自己管理!そして、とほほな結末だった
ようです。
それでも、「楽しかったよ!」と。なにはともあれ、
よかった、よかった!
あっちへこっちへ、ぎゅぎゅっと濃い3日間だった
ね。みんなお疲れさま!!