デイリーフレネ

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2005年09月13日

vol/1058

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1058--------- 2005/09/14
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.転んでもただでは…
2.お授業―飛行機はどうして飛ぶの??
3.おたよりコーナー
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★今日はなんの日

1912(大正元年)明治天皇の大喪が行われ、陸軍大将乃木
       希典夫妻が殉死
★今日の花言葉

やなぎ 「素直」

★今日は誰の誕生日

松坂大輔(野球 1980 O型)

山田洋次(映画監督 1931)

★今日の名言

「酒は微酔に飲み、花は半開に見る」
          ―貝原益軒(養生訓)―


★ ボランティア募集!

ジャパンフレネ新宿でボランティアをしてくださる方を
募集しています。子どもと共に学ぶ、遊ぶ…、そんな体
験をしてみたい方、ご連絡下さい。

★ 若干名入会できます!

学校以外の学びの場で学んでみたい方、現在、若干名の
空きがあります。5歳~20歳までの方で入会を御希望の
方は、至急ご連絡下さい。


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■1転んでもただでは…■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

8月末から2週間、休養もかねて、検査入院。
「病院ネタで授業できないかなあ?」
転んでもタダでは起きない木幡。

「やせることは、いいこと?悪いこと?」
こんな質問から太ること・やせることのメカニズム
を説明。

授業に参加した、中学生以上のみんな。5人全員が、
「そのほか」を選択。

「筋肉がついて体重が増えることもあるでしょ。そ
れはわるいことじゃないんじゃない」と、まっつぁ
ん。そうも考えられるね!
体内でどのようにエネルギーが使われているか、木
幡マンが解説。

日ごろから、適度な運動が必要なんだなぁ、としみ
じみ。

ここでジャーン!血糖測定器の登場!
まっつぁんともえちゃんの血糖値を検査!

二人ともぼくよりずっと低いのがうらやましい…。


■2.お授業―飛行機はどうして飛ぶの??■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

先週作ったのが表面効果翼船。その説明の続きで、
今日は「どうして飛行機は飛ぶの?」ということを
テーマに。

まずは、流れの遅いところから、流れの速い方向へ
力が働くという「ベルヌーイの法則」を簡単に説明。

「身近でこの様な現象ってなんだろう?」
電車が通り過ぎると吸い込まれそうになること、台
風のときにかわらが飛んだりすることなどなど…。
「そういえば新聞紙の上に扇風機の風が通ると、新
聞紙が浮き上がるよ!」と、かい。
身近で結構見られる現象なんだよね!

●いよいよ本題へ…

そして、飛行機があがるのもこの法則が関係している
とか。
「飛行機の羽の断面図を描いてみると…、」ホワイト
ボードにかまぼこの絵。

かまぼこ型の羽の上と下を通る空気の距離が違うか
ら、流れる空気の速さも変わって、揚力が生まれる
と。「一応これが飛行機を作るうえで考えられてい
ることなんだけど…、」

「これだと、逆さ飛行ってできないことになるね?
?」そう。これは学者さんの間で論争になったテー
マらしい。実はとても複雑な話みたい…。

ここで、いろいろ調べた中で一番納得したものを紹介。
「横にした円柱に空気を流したときを考えて。円柱が
止まっているときは、円柱の上と下と同じだけの空気
が流れるよね。」
絵を描いて説明。みんな、ふんふんと納得の様子。

「じゃぁ、上のほうに空気を速く流すためにはどう
したらいいかな??」
しばらく考えた後、まさるが見事正解!これはなん
とも難しいし、イメージの世界に近いのかな?だけ
ど、みんな納得の様子でした!

●すごいぞ!かい!!

最後に動物の飛行について。
「自然界の動物の飛び方ってどうだろう?」
「羽を羽ばたかせているよ!」
と、話をしていると、動物博士かいの登場!

蜂が飛ぶ仕組みを教えるかい。
「蜂の羽につながっている筋肉は、一往復させると羽
が5回羽ばたいて…、」と、ホワイトボードに図説。

みんな「おぉ!すごい!!」と、大感動!勉強になっ
た!すごいなぁ!!

■3.お便りです■


北海道のMさんからのお便りです。

-----------以下、転載。

大変ご無沙汰をしていました。

昨日の衆議院議員選挙で小泉自民党が圧勝しました。
「郵便局のようにど田舎(失礼)にもある金融機関
兼郵便・保険などを扱う窓口が民営化したら、今す
ぐではなくても利用する人の少ないところから無く
なっていって、困る人達が出てくるのではないだろ
うか」と思いながら今回の選挙を見ていました。

圧勝した自民党が北海道では苦戦したのは過疎地が
多いという事実があるからかもしれないという気も
します。東京都の35倍以上の面積に10万人以上
の市は5カ所しかないのですから。


昨日、「選挙の事って子どもたちにはあまり伝えて
こなかったなあ」と反省し、中2の四男と一緒に選
挙の投票に行ってきました。

高二の二男も自転車で来た(私たちは車)のですが、
私とは別の入り口から入ろうとして「選挙の関係の
人ですか?」と呼び止められ、帰ってしまったのが
残念でした。

しかし、四男は私と一緒に投票所に入り、住所別に
分かれて受付をすること小選挙区の個人名を書く投
票用紙と比例代表の政党名を書く投票用紙が順次渡
されること、そのことが間違いの防止になっている
こと各記載台にはその時に書く投票用紙に合わせた
候補者や政党の名前が張ってあることなどを確認し
てきました。

職員さんも「投票の受付用紙のこの番号がここに書
いてある住所別の受付の番号になっているんですよ」
などと説明してくれました。

長男は今年二十歳で選挙権を持ち、始めての選挙を
期日外投票で済ませて昨日は選挙事務にまわってい
たようです。三男は行事があって不在でしたので今
回は一緒に行くことはできませんでした。

投票所に子どもを連れて行くということは小さいと
きにはしていても、中学生・高校生になると意識し
なければできなくなっていました。

新聞やテレビを見て選挙や争点について語ることは
できても実際の選挙がどう行われているのかは自分
で見てもらえて良かったと思っています。


11月の下旬に東京に行く予定です。もし行けたら、
フレネの見学に行かせてもらえたらなどと考えてい
ます。