デイリーフレネ

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2005年10月02日

vol1066

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1066--------- 2005/10/03
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1.思いがけず…東小金井への旅-新宿のお散歩
2.JF熊谷あれこれ
3.木幡マンの一夜一冊(7)
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★今日はなんの日

1920 明治神宮創建

★今日の花言葉

もみじ「自制」

★今日は誰の誕生日

山本耀司(1943 ファッションデザイナー)

★今日の名言

「人生五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごと
くあり。一度生を受け、滅せぬ者のあるべきか」
   
 ―織田信長―


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■1.思いがけず…東小金井への旅-新宿のお散歩■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 出だしからハプニング!

今日は三鷹にある戦跡めぐりへ!のはずが…

お弁当を買いに行ったまま、迷子になってしまった
ともちゃん・かずき。みんなで大捜索。

なんと!2駅隣の東小金井まで歩いて行ってしまっ
たことが判明。電車に乗って、二人を迎えに。

やっと二人と合流できたのは2時近く…
怒ったりけんかになるかと思いきや
「二人ともよくここまで歩いたね!」感心する、り
ょうすけ。
「みんなお疲れ様」と、ななちゃん。

こういう言葉が出てくると、みんなの疲れも吹っ飛
んじゃうね!

● 遊べや遊べ

戦跡巡りには時間がないので、通りががった公園で
遊ぶことに。栗山公園とやらは、おもしろいアスレ
チックがたくさん!!

「子どもはやっぱり外で遊ぶのが一番だね」と、り
ょうすけ。新宿の小さな公園では、物足りないよね。

さっきまでの疲れはどこへやら。みんなとても楽し
そう!

アスレチックのあとは、鬼ごっこらしき遊びをする。
「どどどどど!」近づくと、攻撃されます。

みんな走る・走る!汗まみれ、泥まみれ。
よう君の顔には、泥の汗の筋がいっぱい!!
しー君の服はまっくろ!!
みんな、1時間近く走り回っていたね。

思いがけず、公園を満喫した一日でした。

■2.JF熊谷あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● お授業―お国自慢 世界編

今日は、二チームに分かれてのお国自慢ゲーム。

まずはチーム内で、どこかの国の地理、産業、文化、
歴史など様々な分野から、5つのヒントを作る。そ
して相手チームに問題として出すもの。
「最後は首都名」が今日のルール!

「どこの国にする?」
「ミャンマーがいいんじゃない?あっ!言っちゃっ
た!」なーんて。チーム内でいろいろ話し合い。

国が決まったら、その国について調べる。
「地図帳とか使っていい?」と、ユータ。
「もちろん!」

女の子チームからの問題。

1.北半球にある
2.ナイル川が通っている
3.国境が角ばっている
が最初のヒント。

「ナイル川に住んでいる生き物は??」と、アシスト。
「んー、ナイルワニとか。ピラニアもいるんだよ…。
あっ、アフリカの国か!!」
と、かい。推理の仕方も、みんなそれぞれ。
「アフリカと言えば…、エジプト??」
見事、予想的中!!

ちなみに、

4.4台文明の一つ
5.首都カイロ

と、ヒントが準備されていました。今日は三回戦。
最後は女の子チームが見事逆転勝利!!

●ミーティング中の珍客

ミーティングでは、各行事に向けての準備の話が中
心。「文化祭で作りたいものは…、??」

その中で、
「トンボ玉とかいいんじゃない?」と、かい。
「へ?それ、作れるの??」
「結構簡単だよ。やったことあるし。」
「いい!それやりたい!!」
結構みんな興奮気味。かいの説明を聞いていると、

「ブーン、ブーン。」と、虫の音。はっと上を見ると、
「トンボだぁ!!」
暑いので開けておいた窓からの珍客でした!

「これは、トンボ玉で決まりだね!!」
と、みんな大笑いでした!!


■3.木幡マンの一夜一冊(7)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
●「無境界家族」森巣博(集英社文庫 580円)

夫ヒロシは国際ギャンブラー、妻テッサ・モーリス
は世界的に著名な人文社会系研究者。そして、息子
のパトリックは15歳にして大学に通う元不登校児。

イギリス人の妻と結婚したヒロシ、サッチャーの危
険性を感じファミリーはイギリスに移住。

息子が小学校3年の時、いつもボーっとしている彼
に担任が理解度をチェックしたらなんと中三のレ
ベルでもトップクラス。

良い意味で「何とかしたほうが良い」という担任に
、結局ヒロシは何もしなかった。何もしない代わり
にIBMのパソコンを買い与え、「知りたい知識は
すべてこの中にある」と8歳の息子に大見得を切った。

この時初めて「したいことだけしなさい。やりたく
ないときはやらなくてよろしい」という教育方針を
息子に告げた。

息子は、年に一度だけ学校に行き数学のテストを受
ける。そして一位になる。世界一位だ。飛び級し15
歳で大学生になる息子の学資をギャンブルで稼ぐヒ
ロシ。

この本は、家庭教育だけではなくインターナショナ
ルやジェンダーの意味も深く考えさせられる興味深
いエッセィ。必読!