デイリーフレネ

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バックナンバー

2005年11月24日

vol/1100

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1100--------- 2005/11/25
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ジャパンフレネ新宿あれこれ
2.熊谷のお料理―芋煮鍋…他
3.教育現場からみたやすらぎ(4)
==================================================
★今日はなんの日

1970 三島由紀夫、自衛隊市谷駐屯地で割腹自殺

★今日の花言葉

紅の椿「ひかえめな告白」

★今日は誰の誕生日

吉本隆明(1924 評論家・ばなな父)
カーネギー(1835 米・実業家)

★今日の名言

「芸って誰のものか…。一人の批評家を感心させる
より、百人の大衆を喜ばすほうがいいんじゃないか」
   寄席芸人伝(古谷三敏)「ドサ回り小遊」より

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■1.ジャパンフレネ新宿あれこれ■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● りんごと言えば…

小4じゅん君が大きな袋を提げてやってきた。
中を見ると…、やったぜ!大量の柿とりんご!

柿は近所の家のものとか。
「盗ってきたのかなあ?」という木幡に、
「そんなことあるわけないでしょ」と、大爆笑!

三時にスタ・おきょうがむいてくれました。
りんごは、大好きな紅玉!丸かじり!

● 風邪流行…

「よう君、どうしたの?遅いねえ?」
「風邪でお休みですよ。気管支炎ですって。木幡
さんとななちゃんのがうつったって言ってますよ。
糖尿もうつるって言ってましたよ」
爆笑!

そんなことを話してると「おはよー!」
「あれー!よう君!もう大丈夫なの?」
子どもは風の子!風邪もすぐ治っちゃうね。

● 耳たぶ

長い期間かけて作っている張子。今日から、いよ
いよ胡粉塗り。まず、胡粉を細かく砕き水やのり
をいれる。

「耳たぶぐらい(の柔らかさ)にこねるんだよ」と、
木幡マンのアドヴァイス。

それを聞いて、よう君
「耳たぶ!これじゃ多いよ。こんな大きな耳たぶな
いよ」(笑)


■2.熊谷のお料理―芋煮鍋…他■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日はお鍋シリーズの最終回。
「芋煮っていうから、芋持ってきたよ!」と、まさ
る。サツマイモと思いきや、皮をむくと、「紅芋だ
ぁ!!」と、かい。

買い物組が帰ってくるまでの間に、だし作り。
「昆布をこのくらいかな?」と、まさる。
もうみんな手馴れたもんだね!!

材料が揃ったら、あとは切って煮るだけ。
「あぁ、簡単だなぁぁ。」と、ユータ。
ちょっとみんな物足りないかな??
「今度はグラタンみたいにひと手間多いやつにし
よう!」心強いみんな!!

出来上がりは、
「ん??うまそうな匂い!」
ふたを開けると、ゆげとともに美味しそうな匂い!
「なんかすき焼きみたい!」
いろんなおいもがすき焼き風味のだしとマッチして
いて、とっても美味しかった!

●読み聞かせの様子

最近の熊谷は読み聞かせをするのが習慣に。今は
『兎の眼』を毎日欠かさず。

読み聞かせの聞き方はみんなそれぞれ。

まさるは、一人離れたところからじっくり。
ユータは、とってもリラックスした姿勢。

そして、かい。手元で何かいじったり、落書きをし
ながらだったり。最初のうちは「あまり興味ないか
な?」と、思っていたけれど、いろいろな質問に答
える。
「聞いていないように見えて、かなりしっかり聞い
ていますねぇ。」と、ボラさん。

『兎の眼』も教育のお話。なんだか、いろいろな部
分でシンクロしながらの読み聞かせです。


■3.教育現場からみたやすらぎ(4)■

 PART3 なごむはずが…

ジャパンフレネで毎年行われる体育祭。各チームお
そろいのTシャツを作り、団結をはかる。なごやか
な雰囲気で心安らぐはずが…、たまにはこんなこと
もある。

もういくつ寝ると体育祭…。
「チーム分けしよう!」とまっつぁん。
年齢別に機械的に分けてみるがうまくいかない。
「そうだ!熊谷に勝たせないために、新宿2チームの
内一つは、すごく強いチームにしよう!」
ドラゴン、英樹、まっつぁんの最強3人組を一つに固
める。

「これじゃ、露骨過ぎるよ」
「いいよ!いいよ!」
「じゃあ、おれはまっつぁんのチームに入るよ」と、
木幡。

それにしてもこれじゃ完全に勝ちに行くパターン。
そして必勝のTシャツも作ることにした。
作り方はいたって簡単。市販の〈Tシャツ君〉という
染料を筆につけてTシャツに好きなデザインを描き、
乾いたら5分間アイロンを書けるだけで定着。

手書きなのでみんなばらばら。りょうすけは〈JR東
海〉、英樹〈きょろ〉、ちせちゃんは犬の足跡…、そ
して木幡は〈JF一軍〉。なんかめちゃくちゃ…。

「木幡さん、一軍とか二軍とか描くのはまずいんじゃ
ないですか?」
ごめんなさい。なごむはずがなごまず、心も休まらな
い雰囲気にしてしまったねえ。

これをきっかけに最強チームを作り、勝ちに行くパタ
ーンも再考することに…。

こんな感じで<お互い言いたいことをはっきり言う関
係=やすらぎの源>かな?

(続く)

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デイリーフレネは月~金の平日刊です。

風邪が大変流行っています。皆さん、帰宅後の手洗い
やうがいをお忘れなきよう…。

それでは楽しい週末を!

vol/1099

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1099--------- 2005/11/24
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ツリーのお飾りを作ろう!-新宿
2.熊谷のお授業―もしも私が○○だったら…??
3.教育現場からみたやすらぎ(3)
==================================================

★今日はなんの日

1497 ヴァスコ・ダ・ガマ(航海家)喜望峰を発見
1963 ケネディー大統領、ダラスで暗殺さる

★今日の花言葉

へびのぼらず「気難しさ」

★今日は誰の誕生日

ド・ゴール(政治家 仏 1890)

★今日の名言

「行動だよ。何もしないで、ある日突然潜在能力は現
れはしない」
         ―勝沼精蔵(解剖学の大家)―


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■1.ツリーのお飾りを作ろう!-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

昨日、一年ぶりに箱から出したクリスマスツリー。
現存の飾りを全て付けてはみたが…なんだかもの
足りない。

そこで、今日は軽量紙粘土を使ってツリーにつる
すお飾りを作りました!

「雪だるまを作る!」と、じゅんじ君。できあが
った雪だるまは、どことなく本人に似ている…ほ
んわかした癒し系。

「私、ドラゴン作ろう」と、ともちゃん。
「カブトムシにしよう」じゅんじ君。
次から次へと、どんどん作っていくみんな。

紙粘土に直に絵の具を練りこんで、マーブルもよう
のお飾りもできました。

十分に乾かしたら、明後日ツリーいっぱいに飾り付
けます!

■新宿フレネあれこれ

●本を読んだら…

街で配られているフリーペーパーをもらってきた、
しほ。ぱらぱらめくっては、再びもらってくる。

「せっかくもらってきたんだから、写真とかばっ
かりじゃなくて、文章を読んでごらんよ。大きな
声で読んで」と、スタおきょう。

すると、しほ
「うん、わかった。えーっと、『ロマンティック
なクリスマスの夜を過ごすには…』」
「わー!わー!わかったわかった、もういいよ」
危ない、危ない。

みんなにはまだちょっと早い雑誌でした。
もっと違う本を読むのがよいね…

●今日のラッキーボーイ!

スタおきょうとまっつぁん、お昼ごはんを買いにセ
ブンイレブンへ。お昼ごはんを買ったら、二人とも
それぞれ二回ずつくじ引き特典がついてきました。

二回引いて二回ともはずれは、スタおきょう。そし
て、次はまっつぁん。興味ないといった感じで、て
きとうに二枚同時に引く。

すると…なんと!二枚とも当たり!!おにぎりとお
かしをゲット!

「すごい!どうしてまっつぁんばっかり!」
「おきょうは邪心があるからだよ!」…その通りです。

こんなに当たっても、やっぱりあまり興味ないといっ
た感じのラッキーボーイ・まっつぁんでした。

■2.熊谷のお授業―もしも私が○○だったら…??■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

最近コマーシャルでやっている「もしも校長先生だっ
たら~♪」というフレーズ。

今日は、みんなにも
「もしも私が○○だったら、
○○するために、
○○する」
というフレーズを作ってもらうことに。

最初は校長先生シリーズ。

もしも私が校長先生だったら…、
「将来のために、株を買わせる。」
「生徒のために、水道水をジュースにする!」
「マラソン大会に参加するために毎朝乾布摩擦をす
る。」

などなど、まじめなものからユニークなものまでいろ
いろなフレーズが出てくる。教育の現場に対して、
今みんながこういう気持ちを抱いているということか
な。みんなが親になっても忘れないでいてほしいなぁ。
なにより、今現在教育に関わっている自分に同じこ
とが言えるね。

他にも異性だったらなどなど、いろんなフレーズ作り。
「もしも私が妹だったら、お兄ちゃんのために呼び捨
てにはしない!」というのは、妹がいるまさる。
「だってー!!」と、悲痛の叫び!申し訳ないけれど、
みんなは大笑い!!

みんなで一時間ほど盛り上がりました!!

●みんな風邪ひき…

熊谷のみんなも風邪ひきが多くなってきました。ぼくも
鼻がずるずる…。ユータもマスクさん。

そして、熊谷の元気印・かいもお休み…。
「はぁ、かいもかぁ。なんか静かだね…。」
「寒くなってきたしねぇ。」
「インフルエンザにはならないようにね。」

いよいよ冬本番に突入しそうです。健康には気をつけ
て、残り約一ヶ月楽しくやろうね!

■3.教育現場からみたやすらぎ(3)■

※ 前回の答→鍋敷き
   
PART 2 「品川遊び」でやすらごう!

マッチ棒を使ってあれこれ考える「マッチ棒パズル」、
古今東西、いろいろと紹介されている。マッチ棒パ
ズルが初めて出版されたのは、1858年のことだという。

これから紹介する「品川遊び」は、単なるマッチ棒パ
ズルを超え、ゲーム性を持っている遊びだ。

【品川遊びのやりかた】

・マッチ棒を三本用意し、漢数字の「三」の形にして
 おく。
・ゲームは二人以上の人数が望ましい。
・ジャンケンし勝った人から順に三本のマッチのうち
 一本だけを動かし、カタカナや記号を作っていく。
・同じカナや記号を作ってはいけない。

大人も結構はまってしまいます。
三→キ→チ→〒→?→?(あとはいろいろ考えてね)
えっ?「どうして〈品川遊び〉って名前がついたか?」
ですって?それは次回説明しましょう。

2005年11月22日

vol/1098

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1098--------- 2005/11/22
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.クリスマスのディスプレイ-新宿
2.ものつくり―リベンジ!シュークリーム
3.ジャパンフレネあれこれ
==================================================

★今日はなんの日

1497 ヴァスコ・ダ・ガマ(航海家)喜望峰を発見
1963 ケネディー大統領、ダラスで暗殺さる

★今日の花言葉

へびのぼらず「気難しさ」

★今日は誰の誕生日

ド・ゴール(政治家 仏 1890)
さきちゃん(「巨人の星」評論家 1987 横浜生まれ)

★今日の名言

「失うことを恐れるあまり必要なことも手に入れることも
断念するという人は、理屈にも合わないし、卑怯である」
       
                 ―プルターク―

※ 新宿・熊谷のプロモーションCD-Rができました。
  希望者には実費+郵送料でお分けいたします。
  ぜひ、ご連絡下さい。

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■1.クリスマスのディスプレイ-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

第二期も残り一ヶ月足らず。
「クリスマスツリーだそうか」と、スタおきょう。
「えー!まだ早くない?」びっくりする、ななちゃ
ん。

そう言いながらも、せっせと飾り付けをする、なな
ちゃん・ともちゃん・かずき。

「これだけじゃ、少し寂しいね」
「かわいいお人形でも作ろうか」
と、シー君。

今日はリボンを作って飾り付けに加えました。
明日はシー君案のお人形を作って、付け足します。

■2.ものつくり―リベンジ!シュークリーム■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今年のものつくりの目標は年始に失敗したシューク
リーム作りの成功。新宿・もえちゃんママに教えて
いただいた『失敗しないシュークリーム作り』のレ
シピを参考に10ヶ月ぶりに再度挑戦!

りょうとなみちゃんで生地作り。その横でユータは
カスタードクリーム作り。
「焦がさないように、弱火で根気強く温めるんだっ
て。
はぁ…。」
ひたすら鍋の中身をかき混ぜるユータ。

途中までは順調。あっという間にオーブンの中へ。
「もう、出来上がりそうだよ!」

しかし、待てども待てども膨らまない生地…。
「なんと!『”絶対に”失敗しない』ってわけじゃ
ないのね…。」と、なみちゃん。
今回もクッキー&カスタードクリームに…。

「年内にもう一回!」
さらなるリベンジを誓うみんなでした。

■3.ジャパンフレネあれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

●ともちゃん、おめでとう!―新宿

朝フレネに着くなり、
「まだ、ともちゃん来てないの?早く来ないかなぁ」
と、ななちゃん。

いつもは、
「もう!ともちゃんなんかヤダ!」
「なんだよー!私だってヤダ!」なぁて、けんかば
かりしているのに。どうしてそんなにともちゃんの
ことを待っているのかな?

そして、ともちゃん登場。すると、ななちゃん、
「ともちゃん、誕生日おめでとう」なんと!

「すごく嬉しい!ななちゃんに言ってもらえてすご
く嬉しい」感動する、ともちゃん。

ケンカするほど、本当は仲良しなんだなぁ。

●こんなこともあったっけ…―新宿

新宿のプロモーションCD-Rが完成しました!

今日はみんなで鑑賞会です。
「あー!ひできだー!」
懐かしい顔ぶれも登場。

「あ!これ江ノ島?」
「これは豆まきのときだね!」思い出した?

今年もいろんなことがあったねぇ。しみじみと懐
かしそうに映像を観る、みんなでした。

●『くさや』のお味は??―熊谷

夏休みに行った熊谷親睦キャンプ。その時の食事の
目玉の食材として持って行ったのが『くさや』。

みんなで何気なく話していたときに、
「『くさや』っておいしいよね。」と、ボラ・みや
ちゃん。「えー!!」一度、経験したみんなは大ブ
ーイング!
「なーんで!おいしいじゃん!!」と、食い下がる
みやちゃんに、
「だって!ウンコの味がするじゃん!」と、ユータ。

みんな、あれっ?という顔。
「臭いじゃないの??」
「ウンコの味知ってるの??」

思わぬ落とし穴でした…。まわりのみんなは大爆笑だ
ったけれどね!

vol/1097

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1097--------- 2005/11/21
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.秋の昭和記念公園-新宿
2.お授業―男性と女性、どっちが大変??
3.木幡マンの一夜一冊(13)
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★今日はなんの日

1970 ケンタッキー・フライドチキン第1号店銀座三越に開店

★今日の花言葉

ほたる袋 「誠実」

★今日は誰の誕生日

古賀稔彦(柔道 1967)

★今日の名言

「私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、
倒れるごとに起きるところにある」
                ―ゴールドスミス―

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■1.秋の昭和記念公園-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 自転車に乗って

現地に着いたら、まずお弁当。そのあとは、レンタ
ル自転車で広い公園内を走り回ります。

早いのは、しほ!それはそれは、凄いスピード!!

「自転車キライ」という、ともちゃんはドラゴンと
二人乗り自転車で移動。(いーなぁー)

ドラゴンがスピードを出すと、後ろから、
「もう!早いよ」と、ともちゃんからダメ出しされ
ます。

● おぼっちゃま

「この鍵どうやってかけるの!?」
旧式の自転車の鍵に悪戦苦闘の、ドラゴン。

「チェーン式しか使わないもん。ぼく、お育ちがよ
いので。あ、できた」
得意気に立ち上がったとたん、ガシャーン!!
自転車が倒れると、
「やーい、やーい!早く行こう!」とっとと散るみ
んな。

取り残されたドラおぼっちゃま。

● 飛んだり跳ねたり

みんなのお目当ては、フワフワドーム!

飛んだり跳ねたり、鬼ごっこをしたり。みんな大喜
びで転がり落ちて行きます。

滑って登ってこられないドラゴン
「やーい、ドラゴンだっせー」
みんなの笑いものに…(泣)

こうやっていじられるのは、実は大人気のお兄さん
だから。
それにしても、いつきても楽しい遊具だねぇ、これは。
みんな汗だく。

秋のポカポカ陽気の中で、思う存分自転車をこいだり・
遊んだりしました。

帰りには、
「足痛い…」すでに変な歩き方のりょうすけ。
明日は全身筋肉痛かな…

■2.お授業―男性と女性、どっちが大変??■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日は、みんなでディベート。お題は『男性と女性、
どっちが大変?』というもの。

まずは、みんなの意見を聞く。
「やっぱり女の人のほうが大変だよ。」という意見
がほとんど。

だけど、今回はディベート。基本的には、自分と違
う性別、もしくは自分と反対の立場の組へ振り分け。
チーム内で意見を箇条書きにまとめる。

発表→反対意見者の質問→それに対する反論、
がベース。

●女性のほうが弱い??

「女性の方が弱い→だから大変」という意見。

これに反論しなければならなくなったかい、
「女の人は子どもを産むだけの強さがあるでしょ。
男の人はその強さがない。それだから平均寿命も
女の人のほうが長い。だから、女の人のほうが弱
いとは言えない!」

すごい!今日のディベートの中で一番論理的な意
見でした。横で聞いていたボラ・いいちゃん、スタ・
テッシーも「おぉ!」と目を合わせていました。

だけど、『男性のほうが大変チーム』のほうが、圧
倒的形勢不利…。やっぱり妊娠・出産という話題に
なると反論できない…。

そんな中頑張るかいの一言、
「男性は女性にダイヤモンドを買わなきゃいけない
から大変なんだー!買ってもフラれるからもっと大
変なんだーー!!」

「そうだ、そうだ…」と、小さな相槌が聞こえたの
は気のせいかな??

■3.木幡マンの一夜一冊(13)■
  
● 「誘拐」本田靖春(筑摩文庫)

ぼくが中一の頃、「まつげえねえよ」という文言が
流行った。「それなあに?」と、先輩に聞いたとこ
ろ、「木幡、知らないの?ほら、誘拐事件の犯人が
身代金を取るために電話したとき話したせりふだよ」
と話してくれた。

が、実際にそれを聞いたことがないのでピンとこな
かった記憶がある。いわゆる、<吉展(よしのぶ)
ちゃん事件>である。

この本は、<吉展(よしのぶ)ちゃん事件>を題材
にしたノンフィクション。この事件がおきたのは東
京オリンピックの前年だが、犯人の小原保を単に極
悪非道な男としてとらえず、高度経済成長という光
に隠されネガティブな生き方をせざるを得なかった
人としてとらえている。

何故彼がこの事件を引き起こし、どのような流れの
中で逮捕され、事件が解決して行ったのか…。戦後
を代表するドキュメンタリーと言っていいだろう。

この本をベースに事件はテレビドラマ化されたが、
犯人役の泉谷しげるの演技が秀逸だった。