デイリーフレネ

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バックナンバー

2005年12月01日

vol/1005

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL1105--------- 2005/12/02
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.クリスマスまでのお楽しみ-新宿
2.ジャパンフレネ新宿あれこれ
3.熊谷のお料理―味噌煮込みうどん
==================================================

★今日はなんの日

1929 中国で北京原人の頭骨発見

★今日の花言葉

こけ「母性愛」

★今日は誰の誕生日

ジャンニ・ベルサーチ(デザイナー 伊)

★今日の名言

「青春時代にさまざまな愚かさをもたなかった人間は、
中年になってなんらの力をも、もたないだろう」
           ―モルチモアー・コリンズ―


---------------------------------------------------

■1.クリスマスまでのお楽しみ-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

秋山さんからいただいたお菓子の箱。箱には25個
の小さな扉がついていて、それぞれ中にキャンディ
やチョコレートが入っています。

この扉を一日一個、開けていきます!
さて、誰から開けようか…

ミーティングで
「けんかしないで順番に開けられるかな?」と、木
幡マン。

「はぁい!!」と、みんな。
今日は、4日までの分を小さい子から順番に開けま
した。

「じゃあ、最初はよう君からだね」
「僕からじゃなくていい」
どうしてだろう?
「真ん中くらいで開けたい」と、よう君。なんだか
考えがあるようですが…

毎日の楽しみが出来たねぇ!秋山さんありがとうご
ざいました!!


■2.ジャパンフレネ新宿あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 盗難について話す…

この1ヶ月の間に定かではないけれど、お財布からお
金がなくなるということが2回起きた。ミーティング
でそのことを話す。

一緒に活動しているスペースでお金がなくなるのは、
いい気分じゃない。お互い気をつけようではなく、
具体的にどうすればいいか…。

まず、貴重品は持ち歩くかスタッフに預ける。次回、
同じことが起きた時は調査する。フレネの自治はフ
レネの中で確立して行かなければならない。みんな
じっくり聞いてくれました。

「直感で探す!」これは、りょうすけでした。

● 祝!

「木幡さーん、おれ、大検受かったからご馳走して
よ」と、じゅん君。

おおー!そうだった!大検合格者には、木幡がお昼
をご馳走する。これがフレネの伝統です。

新宿一焼肉が美味しい長春館の「炭火焼きカルビ定食」
かな?

● 二十数年後

「大きくなったら、うちのまりもと結婚してくれよ」
「やーだね!」と、りょうすけ。
よう君は「考えとく」

おおおおー!前回と変わったね!


■3.熊谷のお料理―味噌煮込みうどん■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日のお料理は名古屋名物・味噌煮込みうどん。
何かの度にうどんをうってきた熊谷のみんな。

「うどん、うつ?」と聞くと、
「そりゃうつよ!!」と力強い返答!
こうなったら、やるしかないね!!

テキパキと動き回るみんな。それにしても、やる
べき仕事が多すぎる!うどん隊と、味噌だし隊に
分かれたのだけれど、もうてんてこ舞い!

うどんをうっている横で、なみちゃんはひたすらダ
シとり…。
「コンブで取ったから、次はかつお節を…。」と、あ
わせだし!これだけの手間をかければ!!

「これ、やばくない?終わる?」と、みんなが心配
してくる…。それもそのはず。すでに時計の針は
1時半。だけど、まだまだやることが山積み…。

うどんを寝かして、伸ばして、切って、茹でて…。
中でもまさるの作ったうどんは、かなり上出来!
「これまたきれいに作ったね!」と、一番人気!!

全てが終わって出来上がったのはなんと2時。
「おいしい!これ、普通に美味しいよ!」と、ユー
タ。苦労しただけのかいはあった!

●膨大な量のうどん…、

しかし、出来上がりの量の多さときたら…。もうひ
たすら食べる…。

「これからしゃべっていい言葉は『おかわり!』だ
け!!」
「それは辛いから、せめてしりとりでも…。」
と、かい。
「じゃぁ、にんげん。あっ終わり。」と、ぼく。
「えー!」と、かい。
「あっ!煮込みうどん。あっ終わり」と、ユータ。
「ちゃんとやれぉ。にっぽん。あっ。」と、かい。

なんともおかしなテンションのお料理でした!!

------------

すでに12月…、木枯らしが寒い…。
明日は、フレネの持ちつきハイキングですが、
腰痛木幡は、お留守番です。

街にはジングルベル。みなさん、楽しい週末を!

vol/1105

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL1105--------- 2005/12/02
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.クリスマスまでのお楽しみ-新宿
2.ジャパンフレネ新宿あれこれ
3.熊谷のお料理―味噌煮込みうどん
==================================================

★今日はなんの日

1929 中国で北京原人の頭骨発見

★今日の花言葉

こけ「母性愛」

★今日は誰の誕生日

ジャンニ・ベルサーチ(デザイナー 伊)

★今日の名言

「青春時代にさまざまな愚かさをもたなかった人間は、
中年になってなんらの力をも、もたないだろう」
           ―モルチモアー・コリンズ―


---------------------------------------------------

■1.クリスマスまでのお楽しみ-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

秋山さんからいただいたお菓子の箱。箱には25個
の小さな扉がついていて、それぞれ中にキャンディ
やチョコレートが入っています。

この扉を一日一個、開けていきます!
さて、誰から開けようか…

ミーティングで
「けんかしないで順番に開けられるかな?」と、木
幡マン。

「はぁい!!」と、みんな。
今日は、4日までの分を小さい子から順番に開けま
した。

「じゃあ、最初はよう君からだね」
「僕からじゃなくていい」
どうしてだろう?
「真ん中くらいで開けたい」と、よう君。なんだか
考えがあるようですが…

毎日の楽しみが出来たねぇ!秋山さんありがとうご
ざいました!!


■2.ジャパンフレネ新宿あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 盗難について話す…

この1ヶ月の間に定かではないけれど、お財布からお
金がなくなるということが2回起きた。ミーティング
でそのことを話す。

一緒に活動しているスペースでお金がなくなるのは、
いい気分じゃない。お互い気をつけようではなく、
具体的にどうすればいいか…。

まず、貴重品は持ち歩くかスタッフに預ける。次回、
同じことが起きた時は調査する。フレネの自治はフ
レネの中で確立して行かなければならない。みんな
じっくり聞いてくれました。

「直感で探す!」これは、りょうすけでした。

● 祝!

「木幡さーん、おれ、大検受かったからご馳走して
よ」と、じゅん君。

おおー!そうだった!大検合格者には、木幡がお昼
をご馳走する。これがフレネの伝統です。

新宿一焼肉が美味しい長春館の「炭火焼きカルビ定食」
かな?

● 二十数年後

「大きくなったら、うちのまりもと結婚してくれよ」
「やーだね!」と、りょうすけ。
よう君は「考えとく」

おおおおー!前回と変わったね!


■3.熊谷のお料理―味噌煮込みうどん■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日のお料理は名古屋名物・味噌煮込みうどん。
何かの度にうどんをうってきた熊谷のみんな。

「うどん、うつ?」と聞くと、
「そりゃうつよ!!」と力強い返答!
こうなったら、やるしかないね!!

テキパキと動き回るみんな。それにしても、やる
べき仕事が多すぎる!うどん隊と、味噌だし隊に
分かれたのだけれど、もうてんてこ舞い!

うどんをうっている横で、なみちゃんはひたすらダ
シとり…。
「コンブで取ったから、次はかつお節を…。」と、あ
わせだし!これだけの手間をかければ!!

「これ、やばくない?終わる?」と、みんなが心配
してくる…。それもそのはず。すでに時計の針は
1時半。だけど、まだまだやることが山積み…。

うどんを寝かして、伸ばして、切って、茹でて…。
中でもまさるの作ったうどんは、かなり上出来!
「これまたきれいに作ったね!」と、一番人気!!

全てが終わって出来上がったのはなんと2時。
「おいしい!これ、普通に美味しいよ!」と、ユー
タ。苦労しただけのかいはあった!

●膨大な量のうどん…、

しかし、出来上がりの量の多さときたら…。もうひ
たすら食べる…。

「これからしゃべっていい言葉は『おかわり!』だ
け!!」
「それは辛いから、せめてしりとりでも…。」
と、かい。
「じゃぁ、にんげん。あっ終わり。」と、ぼく。
「えー!」と、かい。
「あっ!煮込みうどん。あっ終わり」と、ユータ。
「ちゃんとやれぉ。にっぽん。あっ。」と、かい。

なんともおかしなテンションのお料理でした!!

------------

すでに12月…、木枯らしが寒い…。
明日は、フレネの持ちつきハイキングですが、
腰痛木幡は、お留守番です。

街にはジングルベル。みなさん、楽しい週末を!


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2005年11月30日

vol/1104

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1104--------- 2005/12/01
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ミックスピザ作り!-新宿
2.ものつくり―お礼作り(熊谷)
3.教育現場からみたやすらぎ(7)
==================================================

★今日はなんの日

1958 1万円札初発行

★今日の花言葉

よもぎ菊「平和」

★今日は誰の誕生日

ウディ・アレン(俳優・映画監督 米 1935)

★今日の名言

「活気が活気を生み、エネルギーはエネルギーを作
り出す。最初に自分の力をつぎ込むことなしに、豊
さは手に入らない。」
        ―サラ・ベルナール(仏 女優)―


---------------------------------------------------

■1.ミックスピザ作り!-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日のお料理は、久々のピザ。ささっと買出しをし
たら、作業を分担しながら進行。

●退屈…ピザソース担当

ピザソースの担当は、よう君。タマネギ・にんにく
をみじん切りしたら、あとはホールトマトで煮込む
だけ。

「やなさん、これまだ?」
「まだ」

「まぁだ?」
「まだまだ。水気を飛ばさないと」
「もう!ずっとかき回してるだけってつまらないよ
ぉ」

鍋の前にイスをもって来て、腰を下ろしながらまぜ
続けるよう君でした。

●トマトの差し入れ

ピザ作りと知って、おうちからトマトを持ってきて
くれた、しほ。ありがとう!!

トマト係のしほ、包丁の持ち方をドラゴンに教わり
ながら、薄く上手に切れました。

●生地が肝心

生地担当は、ななちゃん。こねて、のばして、大奮
闘!「イースト菌が膨らまない」なんて心配してい
たけれど…

ようやく生地ができたところで、トッピング!
今日は変わりダネは使わず、オーソドックスなミッ
クスピザにします。

時計を見るともうすぐ1時半!
みんなおなかペコペコになりながら、ピザの焼き上
がりを待つ。

焼きあがったピザは、それはそれはおいしかったね!
ななちゃんが心配していた生地も、パリっとしてい
て大成功でした!

■2.ものつくり―お礼作り(熊谷)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

JFFなどの行事から普段の生活までとってもお世
話になっている保護者の方々やボランティアの方々
へのお礼を込めて、今日はプレゼント作り。

買い物から戻ってきたらクッキー班と、カード班に
分かれての作業。

それにしても、本当にみんな良く働く。大人は見て
いるだけだったね!

●クッキーは…

クッキーはまさるがレシピを片手に奮闘!あれやこ
れやと手を動かしている。

「あー!」と、いう声がしたので見に行くと何でも
卵白を床にこぼしてしてしまったとか…。すると、
かいが床を拭く!
「すごい!」と、ボラ・こじも感動の嵐!なんて素
晴らしいチームワーク…。

「よし!あとは型を作って!」という段階になって、
参加し始めるぼく。すると、
「どれどれ??」と、集まるみんな。型作りはやっ
ぱり楽しい!

今日で何とか焼き上がりまで。まさるの頑張り、みん
なのチームワーク、すごかった!!

●カード作りも…

「やっぱり、カードとかを添えたほうがいいよね」
と、みんな。そこで、画用紙を使って、お礼のカー
ド作りも。
「こんな感じ…、」と、ユータが持ってきたのは
窓から写真が覗というなかなかかわいらしいカー
ド!

りょうはお母さんに向けてのメッセージ付き!
「これは、お母さん喜ぶね!!」
作っているりょうも、とっても嬉しそうです!


それにしても、本当にみんなよく企画して、よく動
く!そんな姿を見ていると、なんとも感慨深いもの
をふと感じてしまうなぁ。


■3.教育現場からみたやすらぎ(7)■
  
エピローグ お授業「Pの悲劇」

昔々、手塚治虫の「ブラックジャック」を使い、授
業したことがある。マンガも教材になるのだ。とい
うわけで、代表木幡は、結構、マンガを読みます。

先日は、「めぞん一刻」や「うる星やつら」などで
おなじみ、高橋留美子の短編集「高橋留美子劇場第
1巻 第1話『Pの悲劇』」を使ったお授業!

マンガの読み聞かせをしながら、山場の文言を考え
ていく。

「『Pの悲劇』ってどういうことかな?どんな話か
想像できる?」
「ペンギンがシャチに襲われるんじゃないの」とや
す君。さてさて…。

【簡単なあらすじ】

ペット禁止の公団住宅。商談の相手からペットのペ
ンギンを預かることになった浩太のパパ。階下には、
ペット禁止の急先鋒・筧婦人が住んでいる。

ペンギンに夢中の浩太を含めた団地の子ども達。そ
して探りを入れながらペットを追い払おうとする筧
一派。

このやり取りが面白い。身振り手振りの読み聞かせ
に、子ども達は夢中。しかし、筧夫人、実は動物が
好きだったのだ。団地に来る前には犬を飼い、泣く
泣く知人に渡してきたのだった。

ここで『筧さんは―許せなかったんだ。』に続く文
言を考える。

「さて、何が許せなかったんだろうね?」
「自分は、ペットを譲ってきたのに他の人は内緒で
飼ってるから、それが許せなかったんだ」と、光君。
「自分を許せなかったんじゃない?ペットを手放し
たことをさ」これは、ちせちゃん。
いろいろな意見が出る。

「動物が好きな人って、自分のことを考えて動物を
飼うの?それとも…?」
「動物のことを考えなきゃ」
自由とは何か、そして心をなごませをやすらぎをあ
たえるというペット問題を考えるいい素材でした。
結論は、書きません。ぜひ、読んでみてください。

※ 「高橋留美子劇場第1巻 Pの悲劇」
     高橋留美子 小学館 505円+税


私ことで恐縮だが1949年生まれの私、この年に
なってまた子どもが授かった。孫もいるのだが孫よ
り若いという変な関係…。

もう可愛くて可愛くて仕方がない。<まりも>と名
づけ、映画「黄色いリボン」の主題歌の替え歌で<
まりものテーマソング>まで作る親馬鹿ぶりだ。

若い時は仕事に夢中で子育ての記憶はあまりない。
親という実感もなかっただろうし、自分を主張する
だけで子どもという他者を受け入れる技量もなかっ
たのかもしれない。

すでに人生の半ばを過ぎ、自己の未来を展望出来る
年齢になり、ようやく他者も客観的に見ることが出
来るようになってきた。

我が子の一挙手一投足がいとおしい。
笑う、つかむ、寝返りをうつ…そんな仕草の一つ一
つがぼくの心をなごませ、やすらぎにさえなっていく。

しかし、まりもはペンギンではないのだ。ペットで
はないのだ。

一つの人格を持ってやってきた一個の人間とぼくの
間を流れていく<自由とやすらぎ>の問題…。

2005年11月29日

vol/1103

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1103--------- 2005/11/30
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.表現~優秀販売員はだぁれ?~(新宿)
2.30倍の世界クイズ!―熊谷
3.教育現場からみたやすらぎ(6)
==================================================

★今日はなんの日

1904 日露戦争旅順攻撃・二〇三高地占領

★今日の花言葉

枯葉・枯れ草 「新春を待つ」

★今日は誰の誕生日

土井たか子(政治家 1924)
秋篠宮文仁(1965)

★今日の名言

「ひろし、あんまり勉強してはいけない。勉強しすぎる
とろくな者にはならない。」
 ―佐藤玉代(木幡の祖母・伊達藩の末裔に生まれる)―


---------------------------------------------------

■1.表現~優秀販売員はだぁれ?~(新宿)■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

フレネにある、用途のわからないもの多数。一人が
販売員となって、それらのものの説明をします。

・何に使うか(想像でよい)
・どんな特徴、長所があるか 等

説明が上手なのは、りょうすけ、シー君!
「はい、いらっしゃい、いらっしゃい!」
威勢もいい。

カラフルな板を手にして
「これは、自分が機用かどうかをはかる道具でして…
こう並べて、ほ!ほ!ほら、こうやるんです」
りょうすけは、実演もしてくれます。

「これは、古代中国から伝わるお守りです。一人で
竜を倒した男がいました。その男が竜の目を使って
作ったお守りです。だからこんなにキラキラしてい
るのです」
と、お話し仕立てで説明するシー君。

説明を聞いていると、とても楽しい!!

周りのみんなはお客さん。納得のいくまで質問し、
気に入
ったものがあれば、「買った!」と、一声。

すぐ買ってしまう、りょうすけ。しかも本日一番
たくさん売った優秀販売員も、りょうすけでした。


■2.30倍の世界クイズ!―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日は、30倍顕微鏡を使っての授業。
「みんな、これを使ってフレネにあるものを描い
てね。
それを、後でクイズで出題!」と、授業開始!

みんなあれやこれやとスペース内を探し回る…。
「見るなよ!ばれるだろ」と言いつつも、アルテミ
ア(エビみたいなプランクトン)を描いているかい。
「それは、ばればれだろ…。」

普段気に留めることのないようなものでも、「これ
は、面白いかも!」と、新たな発見!あらゆるもの
に興味がわいてくる教材。何よりも、この顕微鏡が
持ち歩ける大きさで、見方も簡単というのがとって
もいい!!

最後にみんなで予想大会!今回も予想を「はい。/
いいえ。」質問で聞いていく。
「それは、食べ物ですか?」
「いいえ!」
「じゃぁ、あれだ!!」
これは結構盛り上がったね!

クイズ大会が終わってもみんな顕微鏡に夢中!
「どれどれ、お肌の調子は…?」
ボラ・まきちゃんの肌を観察するかい…。
「じゃぁ、かい君のも見せてね!」
まきちゃんも負けていない!

「テッシーの髪の毛は美味しそう!」なんて比べ方
まで。これは当分盛り上がりそうです!


■3.教育現場からみたやすらぎ(6)■
  
PART5 ぼくの名前は「ひろし」

以前、勤務していた職場には、たくさんの「ひろし」
がいた。博・弘・博史、そして寛。たくさんの「ひ
ろし」があるが、やっぱり、自分の「寛」が好きだ。1
2月18日、射手座生まれというのも気に入っている。

以前、今は亡き父に、ぼくの名前の由来を聞いたこ
とがある。1921年(大正11年)生まれの父は9人兄弟
の上から6番目。父を挟んで3人の男兄弟が軍人になっ
た。

※ 父は陸軍の給費生として高等教育を受け獣医に
なり昭和20年には樺太(現サハリン)に駐在。陸軍
中尉として敗戦をむかえ、その後シベリアに2年間
抑留された。

下の弟は、南方に向かう輸送船がアメリカの潜水艦
により撃沈され戦死、そして、すぐ上の兄は戦車隊
の隊長としてビルマ(現ミャンマー)戦線で戦死。

尊敬していたが戦死したすぐ上の兄の名前「博」を
もらい、ぼくの名前を「寛」にしたそうだ。寛は寛
容の「寛」…、しかし、ひとに対しいつも寛容であ
るかどうか、はなはだ疑問でもある。

これまた以前勤務していた明星学園でのこと、教頭
だった無着成恭が最後の一年間、ぼくのクラスで
「詩の授業」をしてくれた。自分の名前を調べ、そ
れを詩にしていく。

自分の名前の由来を知ることは、生きていく上で大
いに力になると思う。親の思いが子に伝わると思う。

●お授業「名前の由来」

私たちの公用語、日本語。日本語には3種類の表記
がある。そのひとつが漢字。

「中国から伝わったんだよね」と、しーくん。その
とおり!字は一文字一文字、意味を持っている。
一番身近な漢字といえば??―みんなのお名前だね!

「同じ"きょうこ"さんでも、"今日子"と"京子"は違
うんだよ」
自分の名前ってどんな意味が込められているのかな?
たとえば、ドラゴンの「悠平」という名前。
ゆう…悠然・悠久
へい…平然・平和
というように、まずは自分の名前に使われている漢
字が、他にどのような使われ方をしているか調べる。

「ぼくの名前の字、まだ習っていないよ」と、よう
くん。
「これから一生使うお名前だから、ついでに覚えて
しまおうね」

名前の漢字を覚えたあと、辞書をながめながら「太
陽の陽、陽気の陽だって」と、ようくん。
それぞれの漢字の持つ意味から、名前に込められた
思いを想像するみんな。

「7月生まれの記念につけた」(ななちゃん)
「あかるくそだつように」(ようくん)
そして名前の由来をおうちの方に聞いてくるのは、
宿題!


● よう(陽)君

太陽みたいに明るく生きるという意味でつけられた。
予想と同じだった。この名前、きにいっている。

● ななえ(七枝)ちゃん
七月生まれで姓名判断で少しでも幸せになるようと
字数を考えてつけられた。幸せになりたいと思います。
努力したいと思います。私は、自分の名前が好きです。

 (続く)

2005年11月28日

vol/1102

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1102--------- 2005/11/29
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.秋の「標本箱」を作る―新宿
2.熊谷のお授業―地図から広がる世界の現状
3.教育現場からみたやすらぎ(5)
==================================================

★今日はなんの日

1980 金属バット殺人事件

★今日の花言葉

バッカリス 「開拓」

★今日は誰の誕生日

尾崎豊(1965) 
勝新太郎(1935)

★今日の名言

「マラソンは苦しんで走ってはならない。楽しんで走
るものだ」
 ―中村清―

※ SB食品陸上部監督瀬古の恩師


---------------------------------------------------

■1.秋の「標本箱」を作る―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

土曜日の授業作り研究会、参加者は新宿御苑に行き、
落ち葉や木切れ・どんぐりなどを採集。

「植物を採集しないで下さいって書いてあるね」
「拾ってるからいいんだよ」(笑)
「それって採集じゃん」
「ゴミ拾いと思えばいいんだよ」

拾ってきたものをカセットテープの中に入れてオブ
ジェを作る。昔はカセットテープのケースだけ売っ
ていたんだけれど…、テープ入り10巻で五百数十円
也。

リールのポッチ二つを上手く利用し、木切れやどん
ぐりを引っ掛ける。数個並べてみるといい感じ!
拾ってきた植物をこれまたくっつけて鳥や昆虫のオ
ブジェも!

子ども達にやり方を教えてあげるためには、まず、
ぼくらが率先してやらなきゃね!

そんなこんなで本日は、子ども達がオブジェ作りです。

--------------

先日、御苑へ行きみんなで拾ってきた秋の植物。

今日はこれらをカセットテープケースや額に入れて、
「標本箱」を作ります。

「これいいなぁ」
様々な色や形の植物。自分の気に入ったものを選び
ます。

おもしろい形や大きな植物を組み合わせて、そのま
まオブジェにするのもいいね!よう君が作っている
のは鳥!
「くっつくのに時間がかかるんだよなぁ」
完成まで長丁場です。

厚みのない素材はMDケースに入れてみました。
いくつも作って並べると、とてもきれい!
額に入れるのも、また味が出ます。

赤・黄・緑、色とりどりのオブジェができました!


■2.熊谷のお授業―地図から広がる世界の現状■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

先週の金曜日に出た木幡さんからの課題。まずは、
先週の課題の答え合わせから。

※色塗りされた世界地図。これが何を題にして色抜
けされているかという課題。
日本・アメリカなどは2.5%未満
エジプト・チリなどは2.5~5%
モンゴル、ケニアなどが35%以上となっている

みんなそれぞれに予想を発表。結構惜しい予想もた
くさん!
「結局、貧しい国と豊かな国に色分けされているよ
うな…。百科事典で調べたんだよね。」と、まさる。
「飯が食えるか、食えないか…。」とは、かい。

※ この地図は、<The Hunger Map>といい、栄養
  が行き渡らない人のパーセンテージを表現して
  いる。

そこから、貧しい国々でいったいどのような事が行
われているかを木幡マンから。

この地図からの広がり方としてはとっても重い授業。
経済的・政治的等、様々な要素において恵まれない
国の現状のお話へ。

「いつもこういうことのしわ寄せは一番弱い人にい
くんだよ。」と、木幡さん。
「子どもかぁ。」と、かい。

世界の貧しい国々では未だに『人買い』という現実
がある。売られた子ども達はどのような生活を強い
られていくのか…。耳をふさぎたくなるような現実
が次から次へ。これには言葉を失ってしまう…。

「今の世界のことなの??」と、ショックを隠せな
い様子の子も。今現在の日本で暮らしていては想像
できない世界。

「まずは『知る』こと。そこから自分がどうやって
行動していくかが大切なんだよ。」という、とても
大事な言葉にてお授業は締めくくりでした。


■3.教育現場からみたやすらぎ(5)■
   
PARAT4 やすらぐ関係―張子に挑戦!

ジャパンフレネが毎年企画する宿泊型体験学習<沖
縄の飛ぶ教室>。木幡と7歳よう君でひそかに盛り上
がっていたのが、琉球民芸の張子。

沖縄の作家・豊永さんから着色以前の無垢の張子を
送っていただいた。まず、着色の楽しさを味わう。
小さい子に大人気!

同時に、豊永さんの作品「忍者・タクシー・モノレ
ール・サル山」も送っていただいた。これをベース
に本格的に張子にチャレンジ!

●張子でなごんだよう君の作文

こくさいどおりでおみやげを買った。<さる山>と
いうはりこだ。さるのかおやどうさが気に入ってい
る。

とくに山にへばりついているさるがすきだ。二ひき
だけ穴からつりさがっている。さる山を動かすとつ
りさがっているのが動き出す。

いろんな色のさるがいる。でも顔のはどれも赤い。
そして毛むくじゃらだ。ちょうじょうには、おやざ
るがすわっている。そのせなかに子ざるがへばりつ
いている。

だから、さる山はかわいい。

● 豊永さんからのお便り

メールありがとうございます。さる山についての作
文楽しく拝見させて頂きました。
(中略)
張り子の作り方ですが、何歳くらいのお子さんが作
られるのでしょうか? いくつか簡単に作る方法は
あるのですがお子さんの年齢や作りたいものについ
て教えて頂ければ、アドバイスできるかと思います。

大まかな作業工程は型を作る→紙を張る→紙を刃物
で切り剥がす→剥がした紙同士をのりで接着する→
下塗りをする→色を塗るです。
(後略) 
                                           
今、ジャパンフレネでは張子作りに夢中です。 

※豊永さんのお店<Road WORKS>のHP

http://homepage.mac.com/toy.roadworks/iblog/B799229778/index.html

vol/1101

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1101--------- 2005/11/28
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.新宿のお散歩―電力館・青山学院大学
2.熊谷のお授業あれこれ
3.木幡マンの一夜一冊(14)
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★今日はなんの日

1262 親鸞(浄土真宗開祖)死去
1553 上杉謙信、武田信玄、川中島の陣

★今日の花言葉

えぞ菊 「追想」

★今日は誰の誕生日

常陸宮正仁(1935)

★今日の名言

「重要なことは何を耐え忍んだかということではなく、
いかに耐え忍んだかということだ」
  ―セネカ―

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■1.新宿のお散歩―電力館・青山学院大学■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

●ランキングどおりかな?

電力館へ行く前に、まずは青学の学食で腹ごしらえ
です。

「すみません、学食はどこですか?」
大学生のお兄さんに尋ねる、りょすけ。
するとお兄さん、学食まで誘導してくれました。
「すてきなお兄さんだ!」ね。

「青学は、学食ランキングで一位なんだよ」と、青
学ボーイ木幡マンが言っていました。さてさて、お
味のほどは??

ほとんどの子が注文したのは、ラーメン。
しほは、カツカレー。

ラーメン組は、「うーん…」普通らしい。
一方カツカレーのしほだけ、「おいしー!!」

●電気を知って、電気で遊ぶ

電力館にて、電気が家庭に届くまでのシステムにつ
いて調べるみんな。

「こんな太い銅線が使われてるんだぁ」
バチバチと電気が流れる様子も確認。

火力発電・水力発電・原子力発電との違いもわかっ
たかな?

そのほかにも館内は、実際に触って遊べる電気の遊
具がたくさん。

そのひとつ、手元の半球を動かすと、同じようにく
るりと回る
大きな地球儀。夜の地球を見てみると…一番明るい
のは日本!これにも驚きでした。

ワンコインカフェで一息ついたら、人ごみをかき分
け渋谷駅を目指す。
「うわぁ!すごい人!」
新宿を歩きなれているみんなでさえ、びっくりした
のはスクランブル交差点。

人が多くて疲れたかな?ゆっくり休んでまた来週!!

■2.熊谷お授業あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

●木幡さんの課題―みんな早速取り組み!

今日は木幡マンからの課題がみんなに。

ホワイトボードには色分けされた世界地図。
「これが、どんなことを基準に色分けされているか
を予想。」というのが課題。

例えば、
日本・アメリカなどは2.5%未満
エジプト・チリなどは2.5~5%
と続き、
モンゴル、ケニアなどが35%以上となっている。

「だれか、予想!かい、どう?」と、木幡さん。
「飯が食えないとか…。」とはかいの予想。
「おぉ!いいせんいってる!!」

今日はここまでで、次回答え合わせから授業に発展
です。それに向けて、みんな地図や国勢図絵をみな
がらの予想。

まさるは、各カテゴリーごとに国々を抜き出し、ユ
ータはいろいろなパーセンテージを調べていました。
答え合わせが楽しみだね!

●お授業―言葉で伝えよう!

今日はボラ・いいちゃんが紹介してくれたゲーム。
一人からその他全員への伝言ゲームのようなもの。

出題者は適当に並べた5枚のトランプ(A、10、J、
Q、K)の配置を言葉で他の人に伝える。みんなは
その言葉の通りにトランプを並べると言うもの。

「まず、10を横に置きます。10の左下と、Qの右
上が一緒になるように…、」といった感じに説明。

これがかなり難しい!
「ん?もう一回!」という言葉も出るけれど、基
本的に説明は一度だけ。みんな集中して聞いてい
る。「だから、これを、こっちに!」というのは
かい。「これ??どれ??」みんなあくせく…。

一番わかりやすかったのはなみちゃん。
「カードの向き」→「カードの置く場所」→「他の
カードとの接点」と説明が統一化。

誰の説明のどんなところが良かったのかもみんなで
考えました。これはまたやってもいいね!


■3.木幡マンの一夜一冊(14)■
   
● 「The Long Walk(脱出記)」(ソニーマガジンズ)
 
       スラヴォミール・ラウイッツ著

たった今読んだばかりの本。

副題に<シベリアからインドまで歩いた男たち>と
あるが、実にその通り!発刊から50年、今なお読み
継がれる冒険ノンフィクションだ。

ポーランド陸軍騎兵隊中尉だった著者はソ連当局に
スパイ容疑で逮捕され、第二次世界大戦さなかの一
九四一年、シベリアの強制収容所に流された。

まったくのでっち上げいわれなき罪で強制労働25年
の刑…。こんな極寒の地で、このまま朽ち果てたく
はない!意を決した彼は、六人の仲間と脱走を図っ
たものの、その前途には想像を絶する試練が待ちう
けていた…。

極限状況においても希望を失わず、がんばり抜いた
男たちの壮絶な戦記。

まずモスクワからバイカル湖のほとりイルクーツク
まで家畜用車両でぎゅうぎゅうづめの護送。その途
中で10パーセントぐらいが死亡。

イルクーツクから極寒のシベリアを徒歩で1000キロ
先の第303収容所へ。ここでさらに10パーセント…。
もうこれだけで充分なのだが、その収容所から6500
キロ離れたインドまですべて徒歩で脱出したと言う
のだから…。

ソ連国境からモンゴルに入り、水・食料なしでゴビ
砂漠を横断。食料は、砂漠に住むヘビ…。さらにチ
ベットからのヒマラヤ越え…。

著者はこう言う。
「何よりも大事なことは、自由は酸素と同じように
大切だと、心から感じることであり、自由はいった
ん失われたら、それを取り戻すのは困難だという事
実である」

12ヶ月かけての逃避行…、7人中4人が生き残った。

一気読み必至!