デイリーフレネ

日々の状況や教育エッセイをJF代表・木幡が執筆。メールマガジンでもお届けしています。登録はこちらから

2005年11月09日

vol/1090

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1090--------- 2005/11/10
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.オーストラリアからのお便り
2.楽しみにしていた!ロコモコ-新宿
3.お散歩―荒川でのんびり(熊谷)
==================================================

★今日はなんの日

1900 軍艦三笠の進水式

★今日の花言葉

ブリオニア「拒絶」

★今日は誰の誕生日

原日出子(1959 女優)
糸井重里(1948 コピーライター)

★今日の名言
「逆境こそが学校である。但し、それが学校だとわ
かるのはそれを卒業したあとである」
        ―詞集「たいまつ」むのたけじ―


---------------------------------------------------

■1.オーストラリアからのお便り■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

ジャパンフレネOBのひできからのお便り。
ただいま、ハイスクール留学中です。
オーストラリアの様子、ひできの考えがとてもよ
く報告されています。

-----------以下、転載。

JFFお疲れさまでした。

新宿と熊谷の交流も、これまで以上に増した気がし
ます。何より、参加した人たちが楽しめた様で、J
FFは成功したのではないかと思います。

腕相撲大会のスローガンは「君がやらなきゃ誰がや
る!?」でしたが、やる気にも答えられず、腕が日
本まで伸びるという事はありませんでした。

無論、こっちでも、腕相撲というのは「力遊び」の
象徴的なもので、体格差を覚悟の上で、色々な外国
人とやりましたが、以外と、アジア人はヒョロヒョ
ロで、そうでない人たちも、トレーニングしている
人と背の高い人(体格も含めて)以外は簡単でした。

無論、中には、足の太さぐらいある腕を持つ人も見
かけますが、そういう人とやったら、まず力が入ら
なかったり、すべての力がねじ伏せられた感じです。

「教研月間…、県教研の助言であちこちにお邪魔て
きました。結論から言うと、今の学校に未来はいな
あという感じ…。」

↑は、こちらでも、感じない事では無いです。こち
らの学校では「勉強をしたい人は歓迎、そうでない
人は来ないでください」という感じです。しかし、
いかに高校生の年齢といえど、現状としては、自分
が勉強する理由などの事についての、生徒自身での
解答が出ていないように見て取れます。そういった
生徒自身は、学校をただの遊びの場、か集会所的な
ものとして通い、そうでない所では、麻薬に手を出
したり、それ以外のそういった事も平気で行う様で
す。

それらに対して、学校は、やはり「勉強を目的とす
る者」のみ歓迎という方針です。というのは、豪州
の方では、子供のしつけは親がするもので、そこ以
外では、そのしつけに反する事以外で子供自身は行
動するのが常識になっています。

したがって、学校へは「自主的」が前提という事で
す。日本との大きな違いはここです。また、家庭内
でのしつけ以外での、未成年者の行動に関しては国
が指導等を行う事もなくもない様です。

先日も、警察のキャンペーン的なもので「Safe part
y」なるものが出ました。これは、主に未成年者を中
心としたパーティーでの、飲酒、喫煙、薬物、性交
等の問題についてのディスカッションで、四時間分
の授業を使って、いくつかのグループに別れ、順番
にこういった問題についてのディスカッションをし
ていきました。

このときの生徒の発言数は多く、生徒の、そういっ
た事への関心の程が伺えました。ちなみに、パーテ
ィはこちらでは日常的に行われていて、世代によっ
ても違いますが、基本的には、食事をし、わいわい
おしゃべりをしたり、人々の交流の場になっている
感じです。

なぜ?という根本的な話について、日本人の、ある
一人の生徒は、数学の分からないところについて話
していたときに「なんで?を聞くと、ママに怒られ
るの、だってママは答えられないんだもん」と言っ
ていました。この、本人も「なぜ?」という事を考
えていない様子で、先生の言った通りのやり方で数
学の問題を解いていました。

話の流れで、なぜ勉強をするのかという質問をして
みた所、それについても、よく考えていない様子で
した。他の人に、なぜ豪州に来たかを質問したとこ
ろ「親に行けって言われた」という解答で、これは、
直接本人の意思が無かった事を意味しています。

色々脱線しましたが、今は、やりたい事のできる環
境JFというのは、選択登校という概念を踏まえて
も、なぜ?という事を考える環境としても、画期的
な場所という結論に至っています。

腕相撲では、肩を痛めた様ですが、お大事にしてく
ださい。では!


■2.楽しみにしていた!ロコモコ-新宿■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

●どんな料理??

JFFの試作品作りで、先延ばしにされていた、ロコモ
コ。
「今日こそは作るぞ!」張り切るシー君!

みんなが避けて通りたいのは、やっぱり…タマネギの
みじん切り。ほんとうに泣けるね。

「ロコモコってどんな料理の?」
ロコモコとは…
「ハワイ風グレービーソースがけハンバーグ丼」と、いっ
た感じ。

さてさて、上手にできるかな。

●恐怖のグレービーソース

火加減を調節しながら、きれいにハンバーグを焼いて
くれるのは、まっつぁん。

最後の難関は、グレービーソース。
「え?作り方これであってるの?」
ドロドロ煮立った鍋の中を見て、ボソリとまっつぁん。

「…なにこれ?」
「…グレービーソース」
味見をしたりょうすけの顔がゆがむ!

「スープもお肉もおいしい!」
でも…
「グレービーソースだけはかけない!うぇぇぇ」
まるで毒扱い(泣)

手付かずのソース。おかげでワインを使ったけど、誰も
酔っ払わなかったね。


■3.お散歩―荒川でのんびり(熊谷)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日のお散歩は体育館の予定。だけど、外はとっても
いい天気。
「今日は外のほうがいいなぁ。」とユータ。
「んじゃ、みんなに聞いてごらん。」

ユータがみんなの意見を聞いていると、
「いい!今日はそのほうがいいよ!!」
予定変更で、近所の荒川に決定!!

野球の道具、サッカーボールなどを持って荒川へ。
「おらー!しっかり取れー!!」というのはノックをして
いるかい監督。みんな笑いながらの野球。

ちょっと疲れたら、芝生の上でごろりと一休憩。
「寝てしまいそうだぁ。」
その気持ちがとってもわかるくらいのポカポカ陽気。

帰りながらみんなと話していると、
「なんか、のんびり毎日だね。JFFで出し切っちゃっ
たのかな??」という声。
「昨日もちゃんと授業とかやったのにね。」と、なみち
ゃん。

先週までいかにみんなが一生懸命準備していたか
がわかるねぇ。