デイリーフレネ

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2005年11月17日

vol/1095

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1095--------- 2005/11/17
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.二種類のチーズケーキを作ろう!-新宿
2.教育現場からみたやすらぎ(1)
3.熊谷のお散歩―上野動物園
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★今日はなんの日

1580(天正8)柴田勝家、加賀の一向一揆を討つ

★今日の花言葉

黄色の菊「困難に耐える」

★今日は誰の誕生日

本田宗一郎(1906 本田技研創設者)

★今日の名言

「特別なレースという部分に関しては、ここで初めて何
かを試すようなことがあってはいけないと思います」
            ―武 豊 競馬― 

大勝負に挑むには、それなりの準備が必要であるという
こと。準備を怠ったくせに「もしかしたら運が味方して
くれるかも」なんていうのは、ムシがよすぎる。

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■1.二種類のチーズケーキを作ろう!-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

いつもおかず系ばかりなので、今日は久々お菓子に
挑戦です!焼いたチーズケーキとレアチーズケーキ、
二種類作ります。

●まずはレアチーズケーキ

レアチーズケーキ担当は、まっつぁんとシー君。二
人でてきぱき!

そのほかのメンバーは、総出で焼きチーズケーキを
作る。チーズケーキの中にしくスポンジが焼きあが
ったところで、なんと!レアチーズケーキは完成。

砂糖ではなくマシュマロを代用したところ、
「おいしー!!」
あっさりとした優しい甘さにできあがり。

●次は…焼きチーズケーキ

一方…
「なかなか膨らまない」やきもきする、ななちゃん。

オーブンから出したケーキは、シナァっとしている。
実は…「あれ?小麦粉まだ残ってるよ」
「あ!入れ忘れた」なんてことがあったので。どう
りで、あまり固まらなかったはず。

「おいしい?」
「…うん」
グーをしたりょうすけの微妙な表情(泣)

んー、失敗は成功のもと!だね。

■2.教育現場からみたやすらぎ(1)■

「いろんなやすらぎありまして、いろんな幸せあり
ました」―教育現場からみたやすらぎ

長い間教育現場にいる。子どもも大人もある種の緊
張を強いられる空間。そんな中でのほんのひと時の
やすらぎあれこれ集…。

<プロローグ>

書くのは苦手ではない。学校教育現場にいた時は、
毎日、学級通信を書いていたが、きっとそれが一種
の文章修行になっていたのだろう。

学級通信といえば一般的に伝達事項を保護者に伝え
るスタイルがほとんどだが、ぼくの場合、克明な授
業報告やエピソードが実名で届けられる。保護者は、
それを心待ちしてくれていた。

ある県の教育研究集会に共同研究者として助言を求
められたので、昔の学級通信の中から実践をチェッ
クしていた時のことだ。1981年の学級通信<遠くま
で行くんだ>3月号…、懐かしいガリ版刷り…。

※ 学級通信は、毎月一冊に製本していたんですね。

ぺらぺらとページをめくっていたら…、はらりと落
ちてきたのは集金袋。当時、修学旅行の積立金など
は担任が集金袋で一人一人集めていた。

名前をみるとH君。もしやと思って袋の中を覗いて
みると…、なーんと!お札が3枚入っているじゃなか!
それも伊藤博文の千円札!びっくりすると共に、当
時の情景がさーっとぼくの頭の中に広がってきた。

修学旅行の積立金を集めるのはいいのだが、必ずお
金が足りなくなる。もう時効だから言うけれど、手
持ちのお金がない時にちょっと立て替えさせてもら
う…。その繰り返しが蓄積すると…、もう悲惨。

H君の集金袋が学級通信の中に挟まっているなんて
夢にも思わないので、きっと二十五年前、集金袋を
失くしたと慌てふためいていたんだろうなあ。お金
も立て替えたんだろうなあ。

そんなことを考えていると、なにか心が和んで自然
と笑みがこぼれてくる。今、眺めてみるとガリ版が
レトロな雰囲気でいい味を出している。

この話を教育研究集会で話した。
「皆さん、学級通信を出しましょうね。そうすると、
いいことがありますよ」
 大うけ、大爆笑!緊張のはざ間のほんの少しのや
すらぎ…。
(続く)

■3.熊谷のお散歩―上野動物園■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日のお散歩は久しぶりに上野公園へ。動物園組と
プーシキン美術展と分かれて見学。

ちょうど遠足の時期なのか、動物園内には幼稚園や
小学校の子達で大賑わい!みんなもそれにまぎれて
園内をぐるぐると。

「このタワシでヤギの頭をなでてって書いてあるん
だよ。こう、ごしごしと…、」
なんて、幼稚園児に立て看板の説明をしているかい。

「おぉ!かいがお兄さんだ!!」
普段は一番年下のかい。こんな姿をみて、とっても
嬉しくなりました!

●クイズラリーに挑戦!

ちょうどクイズラリーのイヴェント中。かいも各箇
所のクイズに挑戦。
動物に詳しいかいはそつなく正解を出していく。

そして、全てが終わってゴールへ。
「よくできた?お兄ちゃんたちもいたしね。」とい
う係りの人の言葉に、
「おれのほうが詳しいし!みんな使えない!!」と、
かい…。手厳しい一言ですな…。

プレゼント付きで大満足でした!

●美術館は…

プーシキン美術展に行ってきたのはまさる。先日個
人的に見てきたスタ・テッシーと感想会。
「おれはあの絵が好きだなぁ。」
「あの絵はとってもどんよりしていたなぁ。あんな
雰囲気の絵ってなかなかないよね。」

美術館内は人がたくさんで大変だったみたいだけど、
それでもお釣りがくるような絵に出会えたみたい!

久しぶりの上野からの帰りは少々お疲れの様子。
「ほら!カニ!」と、向かいのイスに向かって影絵
をしているみんな。

夕日の中での影絵。絵になる情景は何ともほのぼの
でした。