デイリーフレネ

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2006年01月30日

vol/1131

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1131--------- 2006/01/31
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.JF新宿あれこれ
2.『熊谷フレネニュース』完成!
3.連載小説「教師のモラル」-仰げば尊と師(9)
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★今日はなんの日
1956 冬季オリンピックで猪谷千春が日本人初の銀メダ
   ルを獲得
★今日の花言葉
サフラン(黄色)「青春の喜び」
★今日は誰の誕生日
大江健三郎(作家・評論家 1935
シューベルト(音楽家 オーストリア 1797)
★今日の名言
「人間は老年になるに従って、いっそう急進的になり積極
的になり、不動明王のごとき火を背負うようにならなけれ
ばならない。」
          ―大隈重信(早稲田大学創設者)―


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■1.JF新宿あれこれ■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 姉歯ケーキ

「この前ね、ケーキ食べてたらね」と、しほ。

「ケーキが崩れてきちゃって、それをおばあちゃんが、
『こりゃあ姉歯のケーキだね』って言ってた」

思わず大笑いしてしまいました。なかなか気の利い
た洒落を言う、おばあちゃまなんだね!

● 豆まきが楽しみ!

今日も地道に、張子のお面を作るよう君。

「豆まきまでに間に合うかなぁ。完成してから豆ま
きしようよー」
「このお面、豆まきで使うんだぁ。…ってことは、
今年も豆まきやるの?」と、まちこちゃん。

よみがえる、去年の記憶…。誰もが、「こんなの初
めて!」というくらい、激しかったっけ。

「お掃除が大変なんだよなぁ…」ぼやく、まちこち
ゃん。そうだね(泣)

でも、一年に一度くらいは!思う存分、豆を撒こうぞ!
お面の完成と当日のバトルが楽しみです。


■2.『熊谷フレネニュース』完成!■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

年明けから準備を進めてきた熊谷新聞。その名も
『熊谷フレネニュース』に決定。

今日は、今までにあがってきた原稿をみんなで印
刷用紙に貼り付ける。
「ちょっと、見づらいかな??」というところは、
再度調整。

それができたらいざ印刷開始!
「コピーの使い方は…、」と、初めてのことがたく
さんだけれど、みんなせっせと働く。

コピーが終わったら折込開始!
「どんどん、どんどん!」
みんな、おかしなペースで作業を進める。

初めてだったので、いろいろとミスをしながらもな
んとか、
「よっしゃー!できた!!」
記念すべき第一号が完成!
「あー!久しぶりに仕事したって感じ!」と、何と
も爽快な顔!記事を書くことから、いろいろな作業、
そしてこの達成感、全てのことがこの『新聞作り』
の目的です。

普段の熊谷の様子から、みんなそれぞれの自由ペ
ージまでしめて20ページ!とっても楽しい新聞です!

●のん君の釣り話

先週はインフルエンザでダウンだったのん君。
「何か記事かける??」と聞くと、
「何でもいいの??」
「もちろん!」

釣りが趣味ののん君。始めると、地図帳を広げたり
しながらペンが止まらない!
「うー!2枚目になってもいい??」
「えっ!」
見事に2ページ分の記事が完成!
「好きなことはどんどん書けるんだよなぁ!」と、一言!

■3.連載小説「教師のモラル」-仰げば尊と師(9)■
                  ―木幡 寛
   
5・6年の担任の中谷武先生はピアノが得意でみんな
でよく合唱を楽しんだ。

お正月、北野は同級生と一緒に電車を乗り継ぎ、中
谷先生の家に遊びに行ったことがある。そこで北野
は知ったのである。

何気なく先生の本棚から本を一冊引っこ抜くと…、
その後ろになんと雑誌が一冊隠されていた。雑誌の
タイトルは「百万の夜」。外人女性のヌードが表紙
を飾っていた…。北野は中谷先生の知ってはいけな
い秘密を垣間見た。

北野は思う。みんな陰であれこれ(表立ってやって
いたのもいるが)やっていたんだな。でもみんなあ
る意味で個性的でいい人だったのかもしれない。

中学時代の数学教師岸川先生はある日突然「能力別
クラス編成にする」なんて言い出し、これは北野に
も都合が悪かったので、北野一人だけ徹底的に反抗
した。しかし、これもひとえに生徒の学力を考慮す
る結果だったのかもしれない。

高校の加藤先生は生徒をキャンプに誘い、酒ならぬ
マルクス・エンゲルス・レーニンを生徒に勧め、清
く正しく読書会をやってくれた。
                   (続く)