デイリーフレネ

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バックナンバー

2006年02月06日

vol/1136

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1136--------- 2006/02/07
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.どんな音かな?-新宿
2.熊谷あれこれ
3.連載小説「教師のモラル」-仰げば尊と師(11)
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★今日はなんの日
1184 源氏と平家、一の谷の合戦
★今日の花言葉
忘れな草「私を忘れないで」
★今日は誰の誕生日
加護亜依(モーニング娘 1988 AB型)
★今日の名言
「恋人として男と女とが違う点は、女は一日中恋愛
をしていられるが、男は時々しかできないというこ
とである」
    ―「月と六ペンス」サマセット・モーム―

※ 明日2月8日(水)~10日(木)まで「飛ぶ教室」
  in 野沢温泉のためデイリーフレネは、2月13日
  (月)までお休みになります。


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■1.どんな音かな?-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 擬音語と擬態語

・火が○○と燃えます。

まず最初に、○○に入る言葉をみんなで考えます。
みんなから出てきたのは、パチパチ・メラメラ・ボ
ーボーなどなど。

「パチパチ・ボーボーのように音を表す擬音語と、
メラメラや赤々のように状態や様子を表す擬態語に
分けられるね。今日は擬音語、音について考えまし
た。

・スースー、・ガサガサ、・メキメキ

「さて、これらは何の音でしょう?答えはないから
思ったように言ってみて!」
「スースーは寝息の音」と、シー君。
「スキーで滑る音っぽいよ」りょうすけ。

「ゴキブリが走る音」、「筋肉が盛り上がる音」な
ど、あぁなるほどと思うような意見が出てきました。

● 音を作ろう!

次は実際に身近なものを使って、お題の音を作りま
す。お題はそれぞれに2つずつ。音が作れたら、
「これは何の音?」とクイズ形式で。

金属の手すりに、ゆっくり積み木を滑らせるシー君。
お題は「星が流れる音」。
実は、このお題は二つ目としてみんなに出したもの。
流れ星の音を実際に聞いたことはないだろうから、
イメージしなければならない。

シー君が作った「流れ星の音」は、はかない音…
星が流れる様子から、音をイメージしたのかな。

一方で同じお題に対して、けんごが作った音は
「ブォーーー…」ガスコンロに点火!
「リアルに考えたら、これだろ!星の間近で聞いて
みろ、絶対こんな音だ!」

けんごは科学的に星が流れる音をイメージしたんだ
ね。なるほど!


■2.熊谷あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● ものつくり―紙粘土で遊ぼう!

今日のものつくりは、紙粘土。
「何作るの?」
「何作りたい??」
こんな会話でスタート。
もちろん、みんなそれぞれに作りたいものを作ってい
いよ!

ひたすら紙粘土を丸くしていくのはユータ。
「ほら!まん丸!!気持ちいい!」

他にも庭ができたり。のん君は黙々と埴輪を製作!
そして、
「できた!」完成!とってもかわいい!!

だんだんと激しくなってくるのはかい。
「うりゃー!」
ボン!と、投げたり、
「とりゃー!」
グサ!と、割り箸を刺したり。
終いには「かめはめは!!」

元気が有り余っているのね…。スキーまで我慢…。

● 英語文法、完了!

熊谷に移動になってから、一年半近くかけてきた英
語文法の授業。本当に全く初めてからでここまで継
続した
のは初めて。

そして、とうとう今日で中学内容を完了!
「やったー!長かった!!」
しっかりとったノートもずいぶん厚くなったね!
「これは、宝物だぁ!」と、満足げ!頑張った!

これからは長文読解へ!!


■3.連載小説「教師のモラル」-仰げば尊と師(11)■
   ―木幡 寛

雑誌原稿の締め切りは刻々と迫ってくる。書いてみ
ようか…、いさぎよく断ろうか…。北野が迷いに迷
っていたある夜のことである。

ひと風呂浴びた北野は、一杯気分も重なって素っ裸
のまま布団の上にごろりと横になっていた。あまり
の気持ちよさに、ついうとうとし始めた時、、北野
の安アパートのドアがいきなりがたんと開いた。

はっと目が覚め、今、自分はどういう状況にあるの
か瞬時に判断し、すばやく布団の中にもぐりこんだ。

「北野ー、いるの?」
クラスの女子生徒三人がずかずかと北野の部屋に入
ってきた。さすがの北野もこれはまずいと思い、狸
寝入りを決め込んだ。
                   (続く)

vol/1135

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1135--------- 2006/02/06
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.豆まき、大盛況?―新宿
2.熊谷も豆まきです
3.木幡マンの一夜一冊(20)
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★今日はなんの日

1937 戦時下、駅名からローマ字が消える

★今日の花言葉

いわれんげ「家事に勤勉」

★今日は誰の誕生日

ベーブ・ルース(野球 米 1895)

★今日の名言

「ひざを屈して生きるより、足で立って死のう!
ノーパサラン!」
―イバルリア(スペイン人民戦線共和国政府の女
  性活動家)―

フランコ反乱軍に対するラジオでの呼びかけ。ノー
パサラン(やつらを通すな)がこれ以来抵抗運動の
合言葉となる。
以来、世界各国から誰に頼まれたわけでもないのに、
自発的に理想を求めて若者が義勇軍としてスペイン
に集まる。今から67年前の話である。

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■1.豆まき、大盛況?―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

木幡製作の張子の鬼のお面…。
「なんかかわいい!」
「まつげが長い!」
「女の鬼だね」
りょうすけも鬼のお面を作ったので、鬼役は二人で
することになりました。

「あんまり、勢い良く豆をぶつけないでね」
って、お願いしたら…
「鬼はー外ー…」
とってもか細い声…。
「いや、声は大きく、豆はやさしくね」

遠慮がちだったのは、最初だけ!そのうち本調子に
なってきたみんな。投げる!投げる!そして痛い!

今年は去年の教訓をふまえて、「落花生」を使用。

それでも最後はみんな必死に豆拾い…毎年恒例の光
景だね。

■2.熊谷も豆まきです■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日は節分。豆まきをする前に少し節分のお話。

そこから、3月3日、5月5日など、節句のお話。
「共通するのは??」
「ぞろ目!」
重日思想という言葉から、日本の農村部における
子どもの存在のお話を簡単に。子どもは、大人に
はない力を持っていると尊重されていたんだね。

簡単に話が終わったら、豆まき開始!鬼はあみだ
くじで決定。しおちゃんと、ボラ・いいちゃんが何
とも不運なことに鬼に…。
「おらー!当てるぞー!!」と、まるで競走馬のよ
うに鼻息の荒い子まで…。
「反則した人は鬼に交代!」

落ちた豆も食べられるように落花生で豆まき。これ
がなかなか痛い…。鬼はビニール傘で守りに。

だんだんヒートアップしてきたところで、
「はい!おしまい!!」

「あっ!踏んじゃった!」
床は粉々の豆だらけ…。後片付けに泣くみんなでし
た。これで、今年も健康に行きましょう!!

■3.木幡マンの一夜一冊(20)■

●「親指はなぜ太いのか」
島 泰三(2003 中公新書 880円)

大昔(25年前以上)だけれど、「手の授業」をした
ことがある。親指の対向性に着目し、手の活動と文
明の関係を考えていった。

手を使い、手の代わりになる「ナイフ」を五寸釘で
作ったりもした。これは、教育誌「ひと」に実践記
録が残っている。

この本は、二足歩行と人類の主食、そして親指の関
係を考察しているところがかつての「手の授業」を
大きく超えているところだと感じた。

授業化してみたい…。ぼくの授業欲をそそる一冊です。