デイリーフレネ

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2006年04月10日

vol/1162

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1162--------- 2006/04/10
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.2006年度オープンです―新宿
2.熊谷もオープン!
3.お便りです
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★今日はなんの日

1970 ビートルズ解散

★今日の花言葉

つるにち草「楽しき思い出」

★今日は誰の誕生日

和田アキ子(1950 O型)

★今日の名言

「青年を見てその国の将来を占うより、その国の親たちが
青年をどう扱っているかを見てその国の将来を占うほうが、
ずっと正確に的中する」
―むのたけじ 詞集「たいまつ」より―

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■1.2006年度オープンです―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 初年度にあたり、それぞれのお言葉…

「まずは、木幡さんからひとこと!」
恒例の一人一品持ち寄りパーティーの席上、りょう
すけの司会でオープニングセレモニー。

それにしても初日というのに参加者が異常に少ない。
ひいふうみいよう…、たったの八名…。さみしー!

「今年は次のステップに進んだ人と入会者のバラン
スが悪く、このままではフレネはつぶれるかもしれ
ません(「ええー!」の声あり)
「なので、ここにいる人は、それぞれ二名ずつ会員
を勧誘してください」(爆笑)

それぞれの今年度の目標です。

【ともちゃん】
横浜に行きたい(はあ?何で横浜?)

【しほ】
特にない。
「ないことないでしょ。あなたの場合は」
「あ、そうかダイエット!」
自称皮下脂肪率42パーセントです。

【スタおきょう】
車の免許を取るよ!

【じゅん君】
もう入院はしたくないなあ
(喘息が持病なんだね)

【新ボラちかちゃん】
みんなとお友達になることです

● あれれ?

「あ、ともちゃん!グァムに行ってきたの?」
「行かないよ」
「え?」
「明日行く」

商店街の福引でお父さんがグァム旅行を当てたとか。
すげえ!お土産買ってきてね!

● ビニール→ツナサンドに

パーティで買ってきたツナサンドの中にビニール袋
の切れ端が混入。

「ひどーい!文句言ってきたら」
「私行ってくる!」

ビニール袋の切れ端を持って飛び出していったしほ…。
5分後、「大変、申し訳ありませんって言って、これ
くれたよ」

手には、新しいツナサンドが…。言ってみるもんだね!


■2.熊谷もオープン!■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● まずはミーティング

今日から2006年度が開始!
まずはミーティングで今月の予定をみんなでたて
る。

「どっか行きたいところ!」
「スネークセンター!」
「体育館!!」
久しぶりのミーティング。なんとも賑やかに進みま
した!

最後に、
「まぁ、今年ものんびりやろうね。」
「頑張らなくていいの?」
「頑張ろうとしなくてもみんな頑張ってるから、無
理して頑張らなくていいんだよ。」と言うと、
「そう!無理しても疲れちゃっていいことはないか
らね!」と、かい。
「いいこというねーー!」と、みんな感心!

楽しい一年間、みんなで作っていこう!!

●レク―鏡の人間知恵の輪

今日は初日ということでアイスブレークで人間知恵
の輪。ホースのわっかをはさんでみんなで手をつな
いで内を向いて輪になる。そして、このわっかを鏡
に見立てて、手を離さずに反対側にみんなで移ると
いうもの。

これがなかなか難しい!
「ちゃんとくぐれるように!」と、自分が立ったり
しゃがんだり。お互いを気遣わないと達成できない
ゲーム。

「ちょっとできないんじゃない?」という声が出た
けれど、「いや!完成させたい!!」と、みんな試
行錯誤!男の子チームが何とか完成!

初めての子もいたけれど、一緒になってワイワイで
きたね!

●大人のかいちゃん…

なんだか本棚の向こうで誰が好きとかいう話をして
いるなぁと聞いていると、すごいセリフが聞こえて
びっくり!

「いいか!恋をしているのが恋人!!恋を越えると
愛人!!」

なーんと、熊フレ最年少かいのお言葉でした…。
ありがたい、ありがたい…。

■3.お便りです■

愛媛県のTさんからのお便りです。絶版になってい
る沖縄関係の本をお送りいただきました。感謝!

-------------以下、転載。
   
中古の文庫本を送って、著者サイン入り、単行本
をいただいて、エビでタイを釣った気分です。

さっそく頂いた「グングン育つ」を拝見して、真
ん中辺りまできました。近頃、世間では子供は百
マス計算、大人には頭脳ドリルをやらせることに
なっていますが、ガキどもは仕方ないとして、な
んでいい年してあんなことをしたがるのか、さっ
ぱり分かりません。 

大人の時間つぶしなら、競輪・競馬、株価の予想、
俳句や短歌、カラオケにダンス、映画や読書と、
面白そうなことはいくらでもあるのに。

お勉強は嫌なことで、嫌なのを我慢して続けられ
たものが、勝ち残って出世することになっている
ようです。 

最近のニュースで、何かの調査で、日本の高校生
で勉強が分かりたいと思っている子が、3割、と
いうようなデータがあったと思います。高校入試
で選別が終わったら、残りの7割は、もうお勉強
は用済み、になっています。

長男の友達の二流私立校の生徒の話では、授業は
先生が来て、前で何かをしゃべっていること。生
徒の出席は7~5割、だいたいはベランダに出て
話したり遊んだりしているとのこと。日本の高校
生の3、4割ほどが、3年間、そういう時間を過
ごしているかと思うと、この国の将来は暗い感じ
がします。

お勉強をするのは、面白いから、としか最終的には
言えないでしょう。では、何が面白いのかと言えば、
この世界がどうなっているのかが、知りたい、とい
うことです。動物なら、自分が行かない土地のこと、
食べたことのない物、見えない物、聞こえない音を、
気に掛けることは無いでしょう。

しかし人間という罰当たりな生き物は、見たことも
無い物、聞いたことも無いこと、思いもよらない物
が、気になって仕方がないのです。世界がどうなっ
ているのか、少し分かれば少しうれしい、というこ
とです。

わたしは、月に2回ほど仕事関係のその勉強会に行
っています。そこでは、若い人は、ときに泣く目に
言われることもありますが、大体はいつも笑いが絶
えません。

学びということは、笑ったり冗談を言い合ったりす
る所でしか、起こらないと思っています。中井久夫
という神戸大の精神科部長の本でも、治療は「前思
春期的」な環境で、つまり軽口を言い合ったり、ち
ょっとしたいたずらを仕掛けたりするような関係で、
成立するものだとありました。

若い人を、学問の喜びに導く人の人間性というのは、
ほんとうに大きな問題だと思います。 私の場合で
いうと、病気の人の治療に漢方医学の知識は、当然
必要なんですが、しかし知識は治すための条件に
しか過ぎないと、近頃は思っています。 

人を治す人になること。では、どうやってなる? 
それは結局、知識を勉強することでしか、身につい
ていかないのかな、と思ってしこしこと勉強を続け
ています。

-------------(後略)

お便りありがとうございます。

中井久夫と言えば「看護のための精神医学」(医学
書院)という秀逸な本があり、その冒頭の言葉は感
動的です。

曰く、「医者が治せる患者は少ない。しかし看護で
きない患者はいない」。

教育も似たようなところがあります。いつも寄り添
う、そっと見守る、伴走する…。それぐらいしかで
きません。

愛媛県と言えば、教員になった年の数学協議会全国
大会が道後温泉で開かれ、後輩とともに東海道線各
駅停車で松山まで行きました。

当時(今もですが)は全然お金がなく、東京駅から
100円の切符を買い、静岡・浜松・大垣・大津で乗
り換え、大阪駅構内で切符を拾い、大阪港最寄の駅
で降りました。

当時、車内に冷房がなく大阪港で飲んだ生ビールが
今までに飲んだ最高に美味しいビールでした。関西
汽船の船もすごかったですねえ。寝るところがない
ほど混雑していました。いい思い出です。