デイリーフレネ

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2006年04月18日

vol/1167

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1167--------- 2006/04/17
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ジャパンフレネ新宿あれこれ
2.ものつくり―絞り染め(熊谷)
3.ナスカへの道―南米の思い出(2)
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★今日はなんの日

1616 徳川家康没

★今日の花言葉

ドイツ菖蒲「素晴らしい結婚」

★今日は誰の誕生日

板垣退助(政治家 1837)

★今日の名言

「この世は無常迅速というてある。その無常の感
じは若くてもわかるが、迅速の感じは老年になら
ぬとわからぬらしい」
     ―倉田百三『出家とその弟子』より―


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■1.ジャパンフレネ新宿あれこれ■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● ことばのこばこ

今日のお授業は、ことば遊びを。

まずは2マス×2マスの表を使って…
好きな一文字を書き込んだらスタート!

その一文字を軸に、縦・横に言葉を作っていきます。

「私、“な”で始めるね」
“な”を左上に、右に“す”下に“え”を書き込む、
ともちゃん。

「な す
 え ○」

最後に残ったのは、右下の1マス。
“す”と“え”で始まる二文字を考えなければなら
ない。そしてともちゃんが右下の1マスに書いたの
は…“き”!

「“すき”、“えき”。なるほどねー!」
どんどん創り出していくともちゃん。ことばのこば
この達人です。

● 怒りがたまると…

「あー!怒りがたまってきたぞぉ!」と、突然シー
君。
「怒りがたまると…ブー!!」(おならの音)

後ろに居合わせた、スタおきょう。
「げー!怒るとおならがたまるの?私にかけないで
よ!」
「問答無用!」お尻を向ける、シー君。

わけもわからず、とばっちり!!

シー君が怒ったら要注意です。
(ちなみに「ブー!」は、口で出した音でした…よ
かったぁ)


■2.ものつくり―絞り染め(熊谷)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日のものつくりは絞り染め。藍染はやったこと
のあるみんな。絞り方は知っているみたい。
布をじゃばらに折っていって割り箸ではさんだり、
輪ゴムを使ったり。みんなそれぞれの方法で思い
思いに。

「これ、どんな模様になるの?」
「開けてからのお楽しみ!」

今日は染料を使うので、らくちん。バケツいっぱい
の染料の中に布をチャポン…。
「はねて服についたら染まっちゃうからね!」
ユータはランニング姿になってしまい、
「さみーよー!!」

待つこと一時間ほど。
「おー!綺麗!!」
みんな結構びっくりの仕上がり。どの模様もそれ
ぞれに味があっていいね!!

「これで、Tシャツも作りたいな!」
今年のTシャツ作りは絞り染めかな??

●マッチパズルで遊ぶ!

準備するのはマッチだけ。接着剤などは使わずに、
組み立てていくだけ。それで、立方体や橋を作る
というもの。

細かい作業が続く上に、指にマッチがくっついて
きてしまって、崩れてしまったり。
「あー!」
「あぁぁぁ…。」
みんなの悲鳴も何とも様々。

「もう、だめだ!!」
このイライラ作業には脱落者続出。

そんな中、根気よく続けたのはのんちゃん。なんと
ここまで完成!
「家でもやりたい!いい??」
「そりゃ、もちろんいいよ!」
ハマったみたいだね!


■3.ナスカへの道―南米の思い出(2)■

さて、翌朝、やって来たのはシロとフェリックス。
「What?誰がツアーコンダクター?」
何のことはない、この二人、ぼくが出した150ドルで
一緒に旅に出ようということなのだ。たった二人の
零細もぐりの旅行業。

以下の会話は、つたない英語…。

「日本人、荷物は邪魔だから。ぼくらのアパートで
預かる」
「それは、ノープロブレム?」
「ノープロブレム」
なんか危ないなあと思ったけれど乗りかかった船だ
し、荷もっといってもリュック1個。彼らの言うまま、
預けました。

それからぼくらは彼らのワゴン車に乗って、出発!
と思いきや、バスターミナルに到着。

「Why?このワゴン車で行かないのか?」
「車はここにおいてバスで行く」
ひえー!おいおい、路線バスで行くのかい?!

そうこうしているうちに、おまわりがやってきてシ
ロと何やら話しているかと思ったら、二人はいきな
り殴り合いを始めたではないか!

なんだなんだ!一体どうしたんだ!

「日本人!これを見ろ!これがペルーなんだ!ペル
ーの現実なんだ!」
このおまわりは、いわゆる悪徳警官で駐車違反を見
逃してやる代わりに賄賂を出せということらしい。
それにしても警官とタイマン張るとは…。

血だらけのシロとともにぼくはパンアメリカンハイ
ウェーの長距離バスに乗り込むのだった。
ナスカへはまだまだ遠い…。
(続く)