デイリーフレネ

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2006年04月23日

vol/1169

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1169--------- 2006/04/19
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.デイリーフレネがお休みだったわけ
2.お授業―体の変化について~命について考える
3.ナスカへの道(3)
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★今日はなんの日

1975 アメリカ独立戦争始まる

★今日の花言葉

ひえん草「清明」

★今日は誰の誕生日

源氏鶏太(作家 1912)

★今日の名言

「『弱さ』は『強さ』の欠如ではない。『弱さ』というそ
れ自体の特徴を持った劇的でピアニッシモな現象なのであ
る。」
        ―松岡誠剛「フラジャイルより」―


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■1.デイリーフレネがお休みだったわけ■

先週火曜~金曜までデイリーフレがお休みでした。
このデイリーも23日(日)に作成しています。

実は、北海道北見市出身の代表木幡、北見~池田
間を走っているちほく高原鉄道ふるさと銀河線が
廃線になるということで、ファイナルランに間に
合うように帰省していたのです。高校の同期会も
行われ、有意義な時間を持てました。

詳細は、後日!

■2.お授業―体の変化について~命について考える■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

だんだんと大きくなってきたみんな。今日は教科書
を使って、性教育の授業。

慣れない内容だからか、何とも静かなお授業。みん
な説明に合わせて、図や写真を目で追っていく。

・性別に関するいろいろなお話
※「sex」と「gender」の考え方の簡単な
  紹介
・年齢と共に体がどのように変化していくのかの話

・性に関する情報とどのように付き合っていくか

※性の情報をどこで得ているかのデータを見ながら、
 情報の信頼性についてのお話

と、一時間以上に渡ってのお授業。

みんな、性に関して興味がでてくる時期で、それは
当然のこと。けど、全てあくまで人間関係の上で成
り立つもの。相手を思いやるという気持ちを忘れて
はいけないね。

それにしても、本当に静かなお授業。質問しても、
「う、うん…。」てな感じ。

でも、プリントはしっかり目で追っていたのでした。

●命について考える

最後には授業の延長という形で、心臓移植を受けて
命を助かった子どもが、命にどのようについて感
じたかのお話を紹介。『命』について考えてみるこ
とに。

※昨日のテレビで目にしたもの。心臓移植に成功し
たのだが、ドナーが亡くなっていることに対する感
情が沸いていた。

「みんなの友達が同じ状況だったら、どんな言葉が
かけられるかな?」
「ちょっと、わからない…。」
「何も言えなそう…。」
「けど、…でも…。」

この深い思慮の世界を少しでも感じることができた
のなら…。

●おまけに

さらには、「人間は何のために生きるのか?」という
ことも。

「食べるため!」
「子孫を残すため。」
「じゃぁ、子孫を残せなかったら生きている意味がな
い??」

いろいろな考え方があるけれど、一つお話を紹介。

「人間は死ぬために生きている。生きていること自
体が矛盾に満ちた存在なのだから、人生の中でい
ろんな葛藤があるのも当然。そういうところにこそ
人生の意義があると思えたなら。」

みんな神妙な面持ちでの一時間。全てが予想以上
のお授業でした。


■3.ナスカへの道(3)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

さて、警官とのトラブルも決着し、血だらけのシロ
&フェリックスとナスカ行き長距離バスに乗車。ア
メリカンハイウェイをひたすらナスカに向かう。

以下の会話はつたない英語での会話。

「東京の人口はどれくらいだ?」
「1000万人以上である」
「!!!!!」

「日本人の給料は、一月どれぐらいであるか?」
「高卒19歳くらいで15万円くらいである」
「!!!!!」
この当時ペルー人の平均月収は40ドル(約7000円)
弱と言われていた。

ところがこういう会話で時間をつぶすのだが、行け
ども行けどもナスカに着かない。

「いつ着くのであろうか?」
「もうじきである」
このもうじきが曲者で、なんとリマを出発してから
10時間後の深夜12時にナスカ着。

そして、彼らは到着後にホテルを探すではないか!
ナスカは砂漠地帯なので夜は寒い。ようやく見つか
ったホテルのシャワーは水しか出ない。

腹は減るは、疲れすぎて眠れないは…、こういうナ
スカへの旅を経験した日本人は、少ないだろうな…
                   (続く)