2006年11月14日
vol/1255
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1255--------- 2006/11/13
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1.4人でのんびり、高尾山ハイキング!―新宿
2.お授業―『ぼくは悪いことをした』
3.木幡マンの一夜一冊(37)
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★今日はなんの日
1981 沖縄本島北部で「ヤンバルクイナ」が発見される
★今日の花言葉
こうすいぼく「忍耐」
★今日は誰の誕生日
木村哉拓(SMAP 1972 0型)
★今日の名言
「家康の敗北の生かし方とは、次の機会までの力の蓄積
の期間に転じることであった。ここに、敗けて勝つ秘法
がある。柔よく剛を制するのである」
―早乙女貢「風雲児列伝」―
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■1.4人でのんびり、高尾山ハイキング!―新宿■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm
前回雨のため延期になっていた、ハイキング。今日
は絶好のハイキング日和!
ですが連日の行事の疲れで集まったのは、たったの
4人…。
のんびり登りましょう。
● ケーブルカーで
いきなりピンチのしゅうた。高いところが苦手なの
です。
「途中までリフトで行くよ」
「リフトって?ケーブルカーって??」
にわかに真顔になるしゅうた。
「リフトは野ざらしになってて、ケーブルカーは箱
型」「リフトはちょっと…」ということで今回はケ
ーブルカーを利用。
● なんで足りなの?
ケーブルカーを降りたら、薬王院を経由するコース
で山頂へ!
途中の“百八の階段”では、みんなで数えながら登
ったけれど…
「108!やっぱり108だったね」
「…103しかなかった。おかしいな」と、ボラひ
ろきさん(泣)
「なんで足りないの?こわーい!」
「途中でからみついてくるから狂ったんだよ!」
しゅうたとボラひろきさんの愉快なからみ。しかし
山道では、無駄なエネルギーを使うことになってる
ような…。
● 田舎風弁当に意義あり
山頂まではこれまでにない短時間で到着!ここでお
昼ご飯。
高尾山口駅で買った田舎風弁当のふたを開ける、し
ゅうたとともちゃん。
「あー!ぐちゃぐちゃ!隙間が多すぎるんだよ!!」
おかずがちょっと少ない弁当でした…。
● 滝よりハゲネタ
下山は滝コースで。
「滝はまだかいな…」滝はなかなか現れない。
「ハゲを抑える服用薬があるらしい。ハゲのメカニ
ズムはね…」
「でもそれって結果的に毛が減るということだよね」
「ハゲって漢字でかける?」
「どんな字だっけ?」
気づけば滝のことなどすっかり忘れて、“ハゲ”の
メカニズムや“ハゲ”という漢字など、“ハゲ”ネ
タで盛り上がる、みんな。
忘れたころに滝を見つけ、無事下山。
「ひざが笑ってる…」
今日の分の筋肉痛はいつ出ることか…。
週末はゆっくり休んでね!
■2.お授業―『ぼくは悪いことをした』■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm
今日は灰谷健次郎氏の本に載っている小学生の
詩をいくつか紹介。それを読みながらみんなでいろ
いろなことを考えることに。
「この人、『兎の眼』の人でしょ?」
「あのお話は実際にあったことが多いんだよ。」
「例えば…、~も??」
「そう!そう!」
一年前に一ヶ月くらいかけて読み聞かせをした『兎
の眼』。みんな話の内容をびっくりするくらいに覚
えている!
●一つ一つ読み聞かせ
給食費を盗んだ子の文章や、貧しさを強いられなが
らも優しさを光らせる子の文章などなど、いろいろな
感情がストレートに表現されている。
「11歳!この文章?」
文章に必要なのはテクニックなんかじゃないんだね。
呻き声が聞こえてきそうな懺悔にみんな言葉がなく
なる。
その中で、隣の家に忍び込んで盗みをしてしまった
子の文章を取りあげることに。
『せんせい。どうぞゆるしてやってくださいな』と
いう文
で締めくくられるこの手紙への返事を書くというお
題をみんなに。
●みんなのお返事
悪いことをやってしまったって言うのは、死ぬまで
つきまとうんだって。(中略)とりかえしのつかな
い事をしないようにするには、「意識」しながら生
きていかないといけないと思う。(後略)―なみ
人の物を盗むのは大変よくない事だが、その事を先生
に白状するのはいい事だ。(後略)―のんちゃん
ぬすんだのをけいけんにしてこれからやんないように
気をつけて生きていけばいい!―かい
●罪は消えるの?
最後は、以前取り上げた『チューインガム一つ』と
もリンクしながらのお授業。
※年下の子にチューインガムの万引きをすすめてし
まった少女の文。
「みんな悪いことをした後は、何だかドキドキする
し不安になるでしょ?そういう気持ちがどんどん大
きくなっていく。けど、何か一つの出来事でそれが
引いていくのってわかる??」
「バレたときでしょ。」と、かい。
「バレて怒られたとき。」
「そう。なんだかすっきりした気分になる。けど、
それで自分のしたことって許されるのかな??」
『怒られる』という嫌なことは、自分の犯した罪へ
の代償というわけではないんだね。犯してしまった
ことは一生背負っていかなきゃならない。忘れちゃ
いけないんだね。
■3.木幡マンの一夜一冊(37)■
●『日本いう国』小熊英二(理論社)1260円
学校でも家庭でも学べない知恵として理論社が繰り
広げる<よりみちパン!セ>の一冊として稀代の社
会学者(民族学者かな?)小熊英二が、「日本」と
いう国について解説。
「日本」という国は、いつ誰によって作られ、どん
な道を歩んできたか…。そして、これからどこに行
こうとしているのか…。
小学校社会科の授業にも使用可能。ぜひ、一読を!