デイリーフレネ

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2007年02月09日

vol/1299

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1299--------- 2007/02/09
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1.対話の意味―ミーティングで感じたこと
2.お授業―『ご当地キティ』でクイズ大会!
3.熊谷もお料理の新システムについてミーティング
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★今日はなんの日
1936 日本プロ野球初試合

★今日の花言葉
ぎんばいか「愛のささやき」

★今日は誰の誕生日
伊集院静(作家 1950 故夏目雅子の夫)

★今日の名言
「子どもを不幸にするいちばん確実な方法はなにか、
それをあなたがたは知っているだろうか。それはい
つでもなんでも手に入れられるようにしてやれるこ
とだ」
          ―ルソー「エミール」より―

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■1.対話の意味―ミーティングで感じたこと■

http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

お料理をめぐる様々なトラブル…、詳細は上記http。
まず出てくるのは、トラブルが起きた時の対処法。
例えば、罰金・立たせておく・お料理から追放など。
これらは、極論すれば「目には目を歯には歯を」の
発想と同じだ。

罰を正当化してはいけない。感情的に暴力を振るう
ことはあるかもしれないが、罰に教育的意味を含め
ると体罰を容認することにつながる。

重要なのは、話し合うこと。話し合えば必ず解決す
るものではないが、それだからこそ話し合う。その
結果、相手の言い分に納得できたら自分の考えを変
えてもいいじゃないか。これが、対話の精神だ。考
えの擦り合わせにより、新たな考えを生み出す。そ
れが対話の意味だ。

なぜトラブルが起きるのだろう?システムが悪いの
か、単なるわがままなのか…。もう一度、ミーティ
ングで話し合われたことを考えてみよう。

■2.お授業―『ご当地キティ』でクイズ大会!■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日のお授業は『ご当地キティ』のカタログを使っ
てクイズ大会。3チームに分かれての勝負!

※『ご当地キティ』は、人気のお土産で各地の名産
や有名人などをモチーフにしたキティちゃんのキー
ホルダーのこと。その種類はかなりの数!

「じゃぁ、…」と、早速問題!

例えば、
1.みかんキティ
2.わさびキティ
3.うなぎキティ

と、ヒントを出していく。

各チームで、
「あ!わかった!」
「ほら、みかんって言ったら!」と、予想を立てる。
だけど、同じものが名産の場所もあるので、一つ、
二つのヒントだけだと結構難しい!

中には、
「柿の種キティは…??」なんて。
「へ?柿の種??」
柿の種が名物の所なんてあるんだねぇ。

みんな悩んでる中で、
「あっ!知ってる!!」と、みさちゃん。
見事に正解!!

全部で5問。見事にデュークチームの勝ちでした!

■3.熊谷もお料理の新システムについてミーティング■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

年明けから新企画だったお料理のプロデュースシ
ステム。
※これは二人一組で、「メニュー決め」→「予定決
め」→「レシピ調べ」→「当日の運営」と進めていくも
の。

スケジュール表などを見ていると、賛否両論。
先週のミーティングでフィードバックしておいたのだ
けれど、プロデュースシステムを続けるか、前に戻す
のかを考えておくことが宿題に。

そして今日、再度話し合い。
まずは、紙を配って、
・新システムを続けるか、前に戻すか
・その理由
を書くことに。これは、無記名で。

●みんなの意見

新システムの良かった点は、
・みんながリーダーを経験する
・予算(3000円以内でおさまった)
・ミーティングでメニューを決める時間がなくなった
などなど。

逆に悪かった点は、
・みんなで一緒にお料理をしたい
・決めたメニューに文句を言われたら嫌だ
・当日までメニューがわからないので、前日の自宅
での晩御飯と同じになることがある
・プロデューサーが休むと困る
・何をしたらいいのか分からなくなる
など。

そして、投票結果は4:2で新システム継続で決定。

●改善点を

新システム継続のためには、悪かった点の改善が
必要。

「決めたメニューに文句を言わないとかは、当たり前
なんじゃない?」
「休みの場合には、大人に手伝ってもらって…。」
「メニューは、前の週のミーティングで発表するように
しよう。」
「当日は、プロデューサー任せじゃなくて、みんなもっ
と一緒に協力するようにしよう。」
などなど。


前の係り制よりもは、担当者の責任が重くなったのは
事実。なぜなら、下準備を完了しておかないと当日の
お料理ができないから。

今までのやり方だと、やっぱりどうしても同じ子がリー
ドしていくことが続いていたね。実際、新システムにし
て、「楽になった」という大きい子も。

ぼくからは、どうしてこの様なシステムの提案をしたの
かを最後にもう一度説明。みんな、納得かな??
「今までやってきたシステムは…、」と、古株の子から
はいろいろな経過も。責任が重くなって大変だけれど、
そこを乗り越えていけたらいいなと。

とりあえず、今年度中は新システム継続です。