デイリーフレネ

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2007年04月20日

vol/1327

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1327--------- 2007/04/20
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ジャパンフレネ新宿あれこれ
2.天気図を読んでみよう!―熊谷
3.木幡マンの一夜一冊(43)
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★今日はなんの日
1871 郵便制度の実施

★今日の花言葉
キングサリ「さびしい美しさ」

★今日は誰の誕生日
アドルフ・ヒトラー(1889 独・政治家)

★今日の名言
「社長なんて偉くもなんともねえ。要するに、命令系統
をはっきりさせる記号にすぎない」
         ―本田宗一郎(本田技研創業者)―

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■1.ジャパンフレネ新宿あれこれ■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 「願いを叶えよう」

けいちゃんが持ってきた不思議なキーホルダー。

一度ボタンを押すと、
「願いを叶えてやろう」と声がする。
もう一度ボタンを押すと、
「ようし、わかった。叶えてやろう」とさらに声。

笛作りの際、「僕も作る!」とやる気のけいちゃ
んでしたが、作り方が難しくて断念…。

「赤ちゃん笛が上手に作れますように…」
キーホルダーに向かって、小声でお願いしている
けいちゃんでした。
   ↓
願いはかないました!木幡マンが作ってくれました。

※ 赤ちゃん笛なので赤ちゃんそっくりの泣き声が
  でる。試し吹きをしている木幡マンの頭を「よ
  しよし」となでていたけいちゃんでした。

● リンダさんに会いたい!

先日みんながみつけてくれた、コインランドリー。
そこを目指してともちゃんとスタおきょう、さっそ
くタオルなどのお洗濯に出発。

新しくみつけたコインランドリーは、なんと自動で
洗剤とソフターが注入される洗濯機!
「ラッキー!こりゃあいい」

その帰り道、選挙活動の応援とかなんとかで山本リ
ンダが手を振って歩いているでは!

「リンダさんに会いましたよ」木幡マンに報告すると、
「どこどこ!?あ!いた!!」
窓下を覗き込んで発見する、木幡マン。
「握手してもらってくる!」
突風のように走り出る木幡マン。なんと迅速な動き!

「会えたよ。写真も撮ってきたよ!」
しっかり写メもゲットして帰ってきた、本気の木幡
マンでした。

※ 政治的信条は別にして『こまっちゃうな』以来
  のファンなんです。ちなみに高校時代の木幡マ
  ンは榊原ルミのファンクラブに入っていました。
  え?知らないって?『男はつらいよ―奮闘編』の
  マドンナですよ。


■2.天気図を読んでみよう!―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

今日のお授業は天気のお話。まずは、偏西風や北と
南の気温の違いなどを確認。

「偏西風って西から吹くの?西に向かって吹くの?」
「ほら!黄砂は中国から吹いてきてるから…。」とかい。
なかなか、いい説明!その通りだね!

その後は、天気図を取り出して。
前回の授業で読んだのは、地図の等高線。今日はこ
の感覚を気圧に置き換えて。
「等圧線が狭く込み入っているということは、その
差がどうなっているのかな…。」

気圧っていわれても目に見えないけれど、山に置き
換えて考えてみるとイメージできたかな??

今日と明日の天気図も持ち出して、みんなで天気を
予想。
「この低気圧は、次の時間の天気図だとどこ?」
「…。あ。これか。。」
天気の移り変わりの傾向もなんとなく分かったかな?

●迷信?信じる??

「夕焼けが綺麗だと、次の日の天気はどうなるって
言われてる?」
「晴れでしょ!でも、それって迷信だよね。」

ところが、この迷信と思われているものもなかなか
のもの。地震の予想にまで話は発展。
「中国では、こういうことを基にして避難して被害
を抑えたこともあるんだよ。」

科学的に証明されていないことでも、とっても重要
な現象ってあるんだね!古くの言い伝えは侮っちゃい
けないね!知恵のかたまり!!

■3.木幡マンの一夜一冊(43)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 『裏方名人』足立紀尚(河出書房新社)1500円

連れ立って飲み屋に入る時、最初に入る人と二番目
に入る人に別れる。ぼくは最初に入る人だった。

この本は、どちらかと言うと二番目に入る人人生に
スポットをあてている。

七味唐辛子の口上師、相撲部屋のマネージャー、駅
弁売り子という人生、戦前と戦後を農業で生きてき
た人など、けして陽の当たらない人生…。

ひっそりがんばる。しっかり生きる。本当の名人に
学ぶ、本当の人生がある。

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新学期が始まり2週間。ようやくリズムがついてきました。
ジャパンフレネも大賑わい。来週はキャンプです。

デイリーフレネは月~金の平日刊です。
みなさん、楽しい週末を!

2007年04月19日

vol/1326

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1326--------- 2007/04/19
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.大人気、クレープ!-新宿のお料理
2.熊谷はお散歩―さいたま市青少年宇宙科学館
3.木幡のメモ帳
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★今日はなんの日
1975 アメリカ独立戦争始まる

★今日の花言葉
ひえん草「清明」

★今日は誰の誕生日
源氏鶏太(作家 1912)

★今日の名言
「『弱さ』は『強さ』の欠如ではない。『弱さ』というそ
れ自体の特徴を持った劇的でピアニッシモな現象なのであ
る。」
        ―松岡誠剛「フラジャイルより」―


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■1.大人気、クレープ!-新宿のお料理■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● ケチってないよ!

今日のお料理リーダーは、りょうすけ・副リーダー
はしゅうた!
「今日の予算はおいくらですか?」
買い物に行く前に、スタおきょうに確認をとる、し
ゅうた。寛大な返事を期待する目。
「1500円ね」
「えー!せこい!」

ちゃんと意図はあります!予算内で必要なものをい
かに買うか。お買い物上手への道を歩んでいます!

● クレープの皮だけ

クレープの皮の部分の材料は完璧にチェック。そし
て買い物にでかけようとする、りょうすけたち。

「トッピングはどうするの!?」
よう君に突っ込まれ、
「あぶない!皮だけ食べるところだった!」

みんなが入れたい、イチゴ・バナナ・ミカン、チョ
コレートにクリーム。さらにはアイスクリームまで
トッピング!

● どんな食べ物?

「クレープってどんな味?」
ずらっと並んだトッピングを見て、首をかしげるけ
いちゃん。食べたことがないけいちゃんには未知の味。

※ もう一人食べたことがない人がいました。
  誰でしょう??
  ↓
それは、私です。!
団塊の世代のオヤジは普通食べないって

みんなで順番に上手に皮も焼けました!そして、み
んな口のまわりにチョコレートをいっぱいつけて完食!

おいしかったね!


■2.熊谷はお散歩―さいたま市青少年宇宙科学館■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

今日のお散歩は久しぶりに電車の旅。みんなで浦和
まで。
「いったことあるような。ないような…。」とは、
古株の子。

浦和の駅から30分ほど歩いて到着。
「あ!ここの道通ったことがある!」とは、ぼく。
ぼくは全然関係ない理由で通ったことがあるだけ。

しばらくすると、
「あ!ここやっぱりお散歩で来たことがある!!」
とは古株の子。うろちょろして、
「あ!あそこの公園でご飯食べた!!」なんて。

懐かしの表情があちらこちらで。

●館内は…

みんなのお昼が終わったら、館内へ。施設名には
『宇宙』と着いているけれど、科学のものがたく
さん。

みんないろいろなものを触りながら館内をうろうろ。

面白かったのは、『電気の花』。
ガラスの球面に触ると、中心から放電!綺麗!!
「おぉ!すごい!!」
放電している子にちょこっと触ると、
「お!ビリっときた!!」

でっかい水槽をぐるぐる回して作るのは、放物線。
自然に生まれる、綺麗な放物線が分かる!けど、
「目が回るぅ!」

なんだかんだと、かなり満喫。
「ほら!結構楽しいんだよ。ここ。」とは古株ユー
タ。

唯一違ったところは、行き帰りが歩き。
「そういや、ここのバス停からバス乗らなかった?」
「ふーん。まぁ、歩こ。」
みんなも、自然と歩く様子。往復一時間近く歩きま
した。みんなお疲れ様!楽しかったね!!

■3.木幡のメモ帳■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

代表・木幡は、毎日、日記を書いています。これは
30年間変わっていません。日記と言っても、その日
あったことのメモ程度。数日前のことはすぐ忘れて
しまうというとてもいい性格なもので…。

朝昼晩、何を食べたかも書いています。お金の使い
道もね。メモ帳の中には、フレネのおもしろ出来事
も…。その中から、幾つか紹介しましょう。

● しかられて…

大好評の笛作り。木幡、見本として家から笛を持っ
てきました。この笛は、テナーサックスの音がする。
以前、酔っ払った勢いで路上販売の外国人から買っ
たんです。

その笛をお料理の相談をしている子ども達の耳元
でぶわー!

「もうー!びっくりした!」
うけると思ったら、しゅうたには「いいかげんにし
ろよ!」と怒鳴られ、「すいません」

久しぶりにしかられました。

● 昔々…

まだ春休みの整理整頓が終わっていない木幡マン。
がさごそやっていると昔の写真が出てきました。

「りょうすけ!ほら、みてごらん」
「あっ、ぼくだ!」
今は中1のりょうすけが小学校2年生ころの写真。

「お散歩で木幡さんの家に行ったんだよね。あの
頃は美しい人がたくさんいたなあ」
「……」

2007年04月18日

vol/1325

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1325--------- 2007/04/18
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.新宿は基礎講座のスタート!―結構疲れる
2.熊谷のお料理―餃子!
3.ジャパンフレネ新宿あれこれ
==================================================

★今日はなんの日
1942 アメリカの陸軍機B25が東京初空襲

★今日の花言葉
れんげ「感化」

★今日は誰の誕生日
市川良子(陸上 1976)

★今日の名言
「人生は一行のボオドレエルにも若(し)かない」
               ―芥川龍之介―


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■1.新宿は基礎講座のスタート!―結構疲れる■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 日本語
注文していたテキストの一部がようやく到着した。
さっそく、しゅう君とマンツーマンのお授業。

「国語辞典の使い方は、わかっているよね」
国語辞典が使えるって事は、n進法が理解できてる
って事です。

※ 詳細は拙著『カレーを作れる子は算数もできる』
 (講談社現代新書)をご覧下さい。

「じゃあ、漢和辞典は?」
わからない漢字を部首の画から調べる方法を教える。
漢和辞典を使いながら熟語をチェックするゆう君。
遅れてきたじゅんじも同じテキストにチャレンジ。

新学期は一つの節目。学ぶ身体を作っていこう。

● 英語
1999年のジャパンフレネオープン時に買い揃えた基
礎英語や英会話のテキスト・テープ。悲しいことに
テープレコーダーの時代は終わりCDに…。フレネ
にある小さいテレコを使って毎日基礎英語。

小学4年生のよう君をはじめまずは4人が参加。最初
は、身近にあるものの英語読み。日本語の発音とど
う違うかを感じ取っていくんだね。
「レィディオ!」「イレィサー」
元気な声が響きました。

それにしても20分間声を出すのはこんなに疲れる
とは…。

■2.熊谷のお料理―餃子!■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

今日のお料理プロデューサーはりょうとまさ。レシ
ピはりょうがおうちで調べてきました!

みんなで買い物に行ったら、調理開始。
「これは、どうやって切るの?」
「みじん切りだから…。」
「ネギは切っちゃうよ!」
みんなそれぞれに進めて、切るのははあっという
間に終了。最後に茹でたキャベツを切ったら、タ
ネをこねる!

今日の餃子は皮も手作り。強力粉にお湯を混ぜ
てこねた後は、ひたすら伸ばして皮作り。

だけど、
「伸ばすものがない!」
ちょうどいい大きさのものや、とりあえず伸ばせる
ものを探して作業。

最後には小さなゴマすり用の棒まで持ち出す。
「だんだん、使い慣れてきた!」とユータ。相変わら
ず飲み込みが早い!!

追加で皮を作ったりと一苦労の末に、みんな揃って
「いただきます!」

皮が手作りだと、市販のものとは全然違う食感に!
とっても美味しかった!たくさん食べてお腹いっぱ
いのお料理でした!!


■3.ジャパンフレネ新宿あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 豪華弁当!

「わー!今日のお弁当、超豪華!」
けいすけ、喜びの声!
見ると、おいしそうなうなぎ弁当。

数分後、ひろ君もお弁当を広げる。
おおおー!これまた豪華なうなぎ弁当!

のぞきにきたけいすけ、「ぼくのほうが豪華だよね」
甲乙つけがたし。

● 最初から脱落?

「りょうすけ、英語の授業始まるよ」
「いや、ぼく、これからお昼」
「英語をやるって言ってたろう。最初から脱落か!」
(爆笑)

「やるよやるよ、やればいいんでしょう」
と言いつつも…、とほほな結果に…。

2007年04月17日

vol/1324

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1324--------- 2007/04/17
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.うるさいけれど大人気!?笛を作ろう!-新宿
2.キャンプにむけて『炭』のお授業―熊谷
3.ジャパンフレネ新宿あれこれ
==================================================

★今日はなんの日
1616 徳川家康没

★今日の花言葉
ドイツ菖蒲「素晴らしい結婚」

★今日は誰の誕生日
板垣退助(政治家 1837)

★今日の名言
「この世は無常迅速というてある。その無常の感
じは若くてもわかるが、迅速の感じは老年になら
ぬとわからぬらしい」
     ―倉田百三『出家とその弟子』より―


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■1.うるさいけれど大人気!?笛を作ろう!-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

大掃除の間もブーブー鳴らして、逆にブーイングを
受けていた木幡マンの信号笛。

「作りたい人ー?」
どんな音かを試聴すると…
「はぁい!はぁい!」
はりきって参加する、けいちゃん。

ラッパ部分の大きさ・ストローの長さによって、出
る音が違います。

「『派手な音』がいいな」と、ひろ君。

「僕、
『大きな音』がいい!きんぎょめいわく、したい!」
とけいちゃん。
「金魚迷惑!?近所迷惑ね」近所迷惑は困ります…。

コンパスの使い方を学習し、なんとか完成した笛。

しかしいざ吹いてみると、なかなか木幡マンのよう
にうるさい音が出ない…
さらに木幡マン、信号笛で『はとぽっぽ』を演奏!
これにはみんな大爆笑!

「どうして出ないのぉ」
あきらめず吹き続けたけいちゃんとひろ君。
ついに…<ブー!>。
「やったー!」

跳ね上がって喜んだ、けいちゃんでした。


■2.キャンプにむけて『炭』のお授業―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

今日は、燻製を作りたいといっていたけれど、実行
できず…。

燻製とは違うけれど、『炭』のお授業。

「炎の出る燃え方と、そうじゃない燃え方ってある
ね。」
「炭とは赤いけど、炎はあがらないな。」
「あれは燃えてるの?」
「燃えてるでしょう…。熱いし。。。」

じゃぁ、炎っていうのは何が燃えている状況なのか
な??今日は竹を使っての炭作りを実験しながらの
説明!

●竹で炭作り

アルミホイルで竹を包んでコンロの火にかけると…。
「おお!すごい!!」
あれよあれよと、アルミホイルの端から煙がモクモ
ク…。

「これに、火がつくんでしょ!」
その通り!ライターの火を近づけると炎が上がるね!
「ということは、炎っていうのは…。」
なんとなくイメージはできたかな??

アルミホイルをはがしてみると、竹は真っ黒。
「じゃぁ、これに火をつけてみると…。」
とやってみるけれど、完全に炭は出来上がっていな
いから、炎は出ちゃうね。

キャンプで、炎の元の部分をしっかり観察してみよう
ね!もちろん、炭の燃焼との違いもね!!

■3.ジャパンフレネ新宿あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● くっせー!

笛を鳴らすために悪戦苦闘の結果、ついに鳴らすコ
ツを得たけいちゃん。

「木幡マン、聴いて聴いて!」
とぼくの鼻元でぶあー!
「くっせー!餃子、食べてきたなー!」(大爆笑)

スタ・おきょうの鼻元でもやっていた。
「くさーい!餃子の匂いだ!」
「そうだよ、新宿で食べてきたんだよ」
笛を吹く時は、餃子禁止かなあ?

● 嬉しかった

「笛を作りたい人?」
「俺やるよ」
初めて興味を持ってくれた新入会のひろ君。一所懸
命ほほを膨らませ笛にチャレンジしていました。

嬉しかったなあ!また作ろうぜ!

2007年04月16日

vol/1323

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1323--------- 2007/04/16
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.「ファンファーレ・チョカリーア」の授業
2.寄生虫博物館へ―新宿のお散歩
3.お授業二つ―熊谷
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★今日はなんの日
1972 ノーベル賞作家川端康成がマンションでガス自殺
★今日の花言葉
飛燕草(ヒエンソウ)「晴朗」
★今日は誰の誕生日
ライト兄(1867 飛行家)
なぎら健壱(1952 タレント・歌手)
★今日の名言
「誰をも傷つけない言葉を語るというのは何も語ら
ないに等しい。」
           ―中島義道(哲学者)―

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■1.「ファンファーレ・チョカリーア」の授業■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

うーん、熊谷で何の授業をしようか?木幡の独断と
偏見、そして趣味と行き当たりばったりでスペシャ
ル授業が決定される(ことが、多々ある)。

ざーっと書斎を眺める。「炎のジプシー・ブラス」
のDVDが目に留まる。世界最速といわれるルーマ
ニアのジプシーブラスバンド「ファンファーレ・チ
ョカリーア」。

日本公演で彼らの音楽を聴いたが、ッすごく速いテ
ンポでブンジャカやるイカスバンドだ!よし!これ
で行こう!

こんな感じで授業が決まる。端的にいうならいつで
もどんな時にでもなんでも授業にできる。これがぼ
くの特技かな。

電車の中で授業プランを作る。こんな風にメモ書き
する。

・国を持たない民族→ユダヤ・クルド・ジプシー
・流浪の民
11Cごろインド北部から移動、13Cにはヨーロッパ
・迫害
追放、焼き討ち ナチス50万人のジプシーを虐殺
・職業→鍛冶屋、音楽家
         ↓
音楽や生活の紹介

ジプシー音楽やハンガリー狂詩曲、ツィゴイネルワ
イゼン「007―ロシアより愛を込めて」にジプシー
・何故、ブラスバンドか?
・何故、ルーマニアのモルドブ地域か?

社会的および歴史的背景に照らし合わせる。音楽を
歴史に絡める。このバンドは歴史的必然をしょって
いる。うーん、この授業はおそらく日本初でしょう。

授業の様子は、ホームページからのぞいてください。

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【感じたこと】

・この授業のために「007―ロシアより愛を込めて」
 のDVDとジプシー音楽のCDを買う。金がかか
 るなあ。

・ジプシーを知らなかったのはショック…。ボラン
 ティアの大学生も知らなかったのには大ショック!

・ジプシーのかつてのイメージをつかむため「007―
 ロシアより愛を込めて」を観る。
 約40年前に日本に初上陸し大ヒットした。ぼくも高
 校生の時、北見中央劇場でみた。手に汗流した記憶
 がある。
 しかし、今見るとテンポが遅い。熊谷の子ども達は
 寝ちまった。逆説的に考えると、日本の子ども達は
 かつてほど映画を集中してみる身体になっていない
 のかもしれない。刺激的・ハイテンポでなければ見
 ないんだろうなあ…。


■2.寄生虫博物館へ―新宿のお散歩■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 森林浴

目黒に残る森、自然教育園へ。
まずはみんなでお昼ご飯。

開放的な場所ではどうしても走りたくなるけれど。
気持ちを抑えて、今日はのんびり森林浴。

「これゼンマイかなぁ」
「マイナスイオンを感じる」なんて言いながら。

教育園の中には、立派な木がたくさん。
「ツルがまきついてる!」
秘密基地のような、なんとなく冒険気分になるね。

2時間あまりもの間、自然を楽しみました。

● みんな大興奮!

いよいよ今日のメイン、寄生虫博物館へ!
「寄生虫見た後、うどんを食べたら?」じゅんじの
 お姉さん(?)からのメッセージ。

館内には、ずらっと並ぶ寄生虫のホルマリン漬け。
見てはいけないような、でももっと見たいような…。

人体に寄生していた、体長約9mのサナダムシ!
「これが腸の中に…」さすがにひくなぁ。

お迎えの際にうらやましがってらしたのは、じゅん
じママとけいちゃんママ!
「隠れたデートスポットなんですって!」とけいち
ゃんママからの情報ですが…なぜ!?

● 大鳥神社

帰り道に大鳥神社へ寄って、みんなでお参り。
ここの神社のおみくじは、「おみくじ」電飾文字が
ピカピカ!「なんか…パチンコみたい」

目黒駅をまたいで東から西へ。みんな一日よく歩き
ました!

■3.お授業二つ―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

●お授業―『ファンファーレ・チョカリーア』

今日は木幡さんのお授業。
「日本には日本の民族が大多数だね。だけど、アメ
リカとかはいろいろな人種の人がいるね…」と、お
授業開始。
今日は、『ファンファーレ・チョカリーア』という
お授業の第一回目。

「世界には自分達の国を持たない民族がいるんだよ。
例えばどこだろう??」と、質問。

「ほら、インディアン!」と、かい。
「インディアンってどうしてインディアンって言う
の?」と、木幡さん。
「間違ったからでしょ、インドと。ネイティヴ・ア
メリカン」と、かい。
「おぉ!すごい!!」

他にも、みんな知っている中から出していくけれど、
詰まってきてしまうね…。大人も一緒になって出し
合うけれど…、「??」

●ジプシーのお話

今日は、ジプシーに焦点を当てて。
「ジプシーっていう民族は…、」と、木幡さん。そ
の名前は知っているけれど、話を聞くのはなかなか
ないね。

さらには、その音楽も紹介。
最後にその生活をイメージするために、映画『007― 
ロシアより愛をこめて』を鑑賞。

本題はまた次回のお楽しみに!


●お授業―地図を読んでみよう!

今日は簡単に地図のお授業。
「地図を見て分かることってどんなこと?」
「場所。」
「あと、何がどこにあるかとか…。」

その中から、今日は
「高さも分かる!」
「傾斜とかも。」
というところを取り上げて。

簡単に等高線の説明。実際に横から見た図を、照ら
し合わせるように書いてみると、いろんなことが分か
ってくるんだね。

「細かくなってくると…?」
「傾斜が急!!」
決まりも見つかってきたね!

みんなも、実際に問題を使って等高線を読んでみて、
実際に使ってみることに。まずは、僕の作った問題、
そして、実際の地図を使った問題へ!

「こことここの高さが…、」と、身振り手振りで説明す
るのはかい。この一生懸命さはエライ!

今日は、地図で山をイメージしながらの作業。目で見
えるほうが分かりやすいからね!

今度はこの感覚を使って、天気のお話しへ発展です。