デイリーフレネ

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2007年05月24日

vol/1345

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1345--------- 2007/05/24
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1.再び、問題発生!スタ・おきょう、怒る!―新宿
2.熊谷のお散歩―防災学習センター
3.ひできのオーストラリア便り(5)
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★今日はなんの日
1636 独眼竜・伊達正宗没

★今日の花言葉
ヘリオトロープ「愛よ永遠なれ」

★今日は誰の誕生日
イプセン(作家 ノルウェー 1828)
ボブ・ディラン(ミュージシャン 米 1941)

★今日の名言
「私は前言を取り消すことについて心に痛みを感じ
たことは一度もない」
                ―チャーチル―

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■1.再び、問題発生!スタ・おきょう、怒る!―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

先週のハイキングでのバスの一件で、
「集団や公共の場でのルールが守れない人は、一緒
に行くべきではないと思う。正直一緒に行きたくな
い」と話をした。

キセルをした3人は、神妙な面持ちで聞いているよ
うに見えたけれど…。そのうちの1人の子の今日の
言動に、スタおきょう、とても怒りました。

その出来事は、今週金曜日に球技大会をしに熊谷に
行く話から。

当日はみんなで新宿に集合することになっているけ
れど、熊谷に直接行った方が近い子もいる。そうい
う場合に関しては現地集合としているけれど…

「僕も現地集合でいい?○○君と二人で行きたい。」
と言う子が。
「君のおうちは新宿集合で問題ないでしょ。二人で
行きたいのなら、みんなの企画とは別の時に二人で
行きなさい」と、注意すると
「じゃあ、別のときにするわー。」
と、流す返事が返ってくる。

よくよく話を聞くと、グリーン車両に乗りたいから
もう一人を誘って二人で行こうと考えていたらしい。

この考えに、スタおきょうついに爆発。

「この前のハイキングで注意されたことわかってい
るの?正規の料金すら払わなかった人がグリーン車
両だなんて、乗っていいと思うの?集団行動なのに、
自分の都合でやりたいようにできればいいそれでい
いと思ってるの?そういう人とはみんなの企画を一
緒に楽しくできると思わないから、連れて行けない
し来ないで欲しい。」

強く言ったところ、
「わかった。じゃあ行かない」
再び流す返事。

自分の都合で公共の規則や集団行動のルールを変え
ていいわけがない。それに、前回のバスの件で一緒
にその場にいたみんながどんな気持ちで見ていたの
か、わかっているのだろうか。

それがきちんと身に染みてわからないと、その子自
身のためにもならないし、また周りが嫌な思いをす
る。誰にとってもいいことはない。だからきちんと
反省して欲しい。

「あーあ、熊谷行けなくなっちゃったよ。行きたい
なぁ。やっぱり行ってもいい?」と、彼は言ってき
たけれど「だめだよ。」

きっぱり断りました。楽しく反省などできないのだ
から。反省しているのであれば、出てくる言葉はも
っと違うはずだとも思う。

前回のことと今回のことを、彼は自分の身にどう返
すのかな。そう感じた今日の出来事でした。


■2.熊谷のお散歩―防災学習センター■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

今日は一年半ぶりに防災学習センターへ。みんなで
ご飯を食べたらいざ開始!

「なんか、新しくなってる!」
以前行ったことのある子は入り口でびっくり!でっか
い地球儀の様なものが完成!このロビーで、係の方
の説明とビデオを鑑賞。

そして、館内を案内していただく。消火器の練習。
「まずは『火事だ!』と大きな声で!」とのこと。
「おぅ。。ちょっと恥ずかしいな…。」と、ユータ。
けれど、
「はい!せーの!」と、係の方に促されると、
「火事だぁぁぁぁ!!」
みんな元気良く!

強風体験も。
「なぁ!これはぁぁぁぁ!!」
肌がヒリヒリしてくるね!
出てくるみんなの髪形がとても笑える…。

地震体験では、
「もう入れないよ!」
テーブルの下は満員状態…。。小さなイスで頭を隠し
ているのはボラ・いいちゃん。

火災時の練習も。入り口で、119番をして、煙の部屋を
抜けていくというもの。

「えー。メーデーメーデー」なんてふざけていたかい。
しかし!いざとなると、
「は!は!はれ??」と、110番してしまったり…。
練習でパニックも経験していました。

帰りは乾パンのお土産つき。係の方には本当にお世話
になりました!ありがとうござます!!


■3.ひできのオーストラリア便り(5)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

ジャパニーズフェスティバル

先日、僕の通っているエルウッドカレッジ初のジャ
パニーズフェスティバルが行われました。

フェスティバルは、体育館で行われ、中学3年生な
どによるソーラン節、剣道デモンストレーション、
中学1・2年生による踊り、学校外からのプロフェ
ッショナルの方による和太鼓の演奏などが行われま
した。

昼食には、お寿司が売られ、参加している人、オー
ディエンスの生徒さん達が、お寿司を食べました。


このフェスティバルは、エルウッドカレッジの日本
語の先生によって企画、運営され、二本の行事を中
学1年生から、高校3年生までの生徒(高校生は個
人学習時間が与えられていた人のみですが)や、先
生が楽しみました。

オーストラリアには、沢山の国籍の人々がいるので、
いろいろな国のレストランなどが多く見られます。
もちろん、日本のお寿司も太巻きを一本200円前
後で売っている、アメリカンフードではないファー
ストフード店として存在します。

こうして、オーストラリアに住んでいると、もちろ
んいくつかオージースタイルというものはあります
が、他国との交流は当たり前、他国の文化もいくつ
か知っていて当たり前というふうな雰囲気が漂って
います。日本にいると、なかなか味わえない空気だ
と思います。

そんなオーストラリアでの日本という存在は、何か
特殊な風に取られていると思います。というのも
「世界の日本人ジョーク集」というような本をよん
だことがあるのですが、日本は遠いい存在、さらに、
有名な漫画を沢山出している(こちらで遊戯王のア
ニメをテレビで放送しているぐらいです)ので、何
か特殊な才能を秘めているかのように捉えられてい
たりする部分もあります。未だにニンジャやサムラ
イが日本に居ると思っている人も、少なくはありま
せん。

つまり、日本人は色々と夢が膨らむ人種だというふ
うに思われている様です。

日本に居て「この国に遊びに行きたい」という国は
ありますか? 現在、オーストラリアでの、人気な
旅行先の上位に日本が入っています。

いつまでも日本が「人生で一度は訪れてみたい国」
というふうな位置づけに置かれていればいいな…と
思った今日この頃です。