デイリーフレネ

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バックナンバー

2007年06月08日

vol/1356

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1356--------- 2007/06/08
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.応用もできてる!?
2.ジャパンフレネ新宿あれこれ―沖縄編
3.熊谷のお授業―17年ゼミ、13年ゼミ
==================================================

★今日はなんの日
1947 日本教職員組合結成

★今日の花言葉
石楠花(しゃくなげ)「威厳」

★今日は誰の誕生日
フランク・ロイド(1867 米・建築家)

★今日の名言
「幸福であるとは、なんのおそれもなしに自己を眺
めうる、ということである」
                 ―ベンヤミン―

---------------------------------------------------

■1.応用もできてる!?■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

木幡マンの英会話と言っても、今から8年前のNHK
基礎英語のテキストとテープを使って行われている。

今は、ほとんどCDだから、テープは珍しい。テー
プレコーダーなんてもう売っていないんじゃないか
な?

時々テープに雑音が入る。すかさずテープレコーダ
ーをたたく木幡マン。たたくと直るんです。

みんな爆笑!人間みたい?

本日からかずきも参加して、計8名で張り切って基
英語のお授業です!

「テキストの内容がだんだん難しくなってきてるな
ぁ」と実感。でもみんなリズムに合わせて、会話文
を口ずさんでいます。

飲み物を足の間にこぼしてしまった、ひろ。

それを見つけて、すかさずシー君!
「What is that !? It is OMORASHI !!」
「No ! No !!」
こんな応用も…。

とにかく英会話を楽しんでやっている姿が見られま
す。継続は力なり。頭だけでなく、感覚として身に
付いていくといいね!


■2.ジャパンフレネ新宿あれこれ―沖縄編■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● しっかり予定を立てて

一ヵ月後にせまった「飛ぶ教室 in 沖縄」。
那覇での自由行動で誰とどこを回るかをプランニ
ング。

ガイドブックやインターネット、そしてわからな
いところは電話で直接問い合わせてみます。

「シーサー作りの予約完了!」とりょうすけ。
電話での受け答えもしっかりできていました。

楽しい旅になるように。しっかり準備をして行こ
うね!!

● 誰か一緒に行かないか?

今回の飛ぶ教室でも木幡マンは、「失われた鉄道」
の旅を計画。

かつて沖縄にも鉄道があった。沖縄戦で消えてし
まった旧与那原線・旧嘉手納線など、古い地図を
片手に歩くんです。

旧与那原線は2回歩いたことがある。2回目では銃
弾が残っていた鉄橋跡が暗渠になっていた…。

だんだん戦争の跡が消えていく。誰か、一緒に行
かないか?


■3.熊谷のお授業―17年ゼミ、13年ゼミ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

「最近テレビでやっていたけれど、セミのニュース
見た?」
「見たよ!この前やっていたよ。アメリカでしょ?」

今日はアメリカで大発生している17年ゼミのお話。
何でも17年に一回大発生するとか。そして、13年
周期のセミもいるとのこと。

「いっぺんに大発生すると、いいことって何だろう?」
「交尾する相手がたくさんいる!」と、みんなの予想。
その中から、
「天敵の数?」というのんちゃんの言葉!

単純に天敵が食べきれる量というのは決まっている。
一時に大発生することによって、
「食いきれないのか!」とユータ!
その発生の数が武器なんだね!

●13と17??

そこから、どうして「17」と「13」という数なのか。
「この二つの数字は、どういう数字だろう?」
ほかにこの二つの数の仲間を出してみると、
「2、3、5、7、11、…」
「素数だね!!」

では、周期が素数であるということはどういう意味を
持つのかな??

表を準備。みんなは、18年、17年、16年…12年ま
でそれぞれの発生周期を表で塗っていく…。そして、
「他の周期のものと同じ年に出てきてしまう回数を数
えてみよう!」

「他の周期のセミ同士で交尾したら、生まれてくるセ
ミはどうなるかな?」
生き物好きの子が多い熊谷では、推測がお見事!!

最後に素因数分解に、公倍数のお話などへ。生物の
歴史と、数学の世界を感じた一時間でした!

2007年06月07日

vol/1355

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1355--------- 2007/06/07
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ジャパンフレネ新宿あれこれ
2.あさりの味噌汁のシンプル定食-新宿
3.熊谷のお散歩―川の博物館
==================================================

★今日はなんの日
1951 計量法公布

★今日の花言葉
きんぎんかずら「運命の糸」

★今日は誰の誕生日
ゴーギャン(1848 仏・画家)

★今日の名言
「暗闇に幼子がひとり、恐くても、小声で歌えば安
心だ。子供は歌に導かれて歩き、立ち止まる」
             ―ドゥールズ&ガタリ―


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昨日のワークショップ案内の中、「君の瞳は一万ボ
ルトで一世風靡した」は、木幡の勘違いでした。
訂正してください。

■1.ジャパンフレネ新宿あれこれ■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 沖縄説明会

「えー!今日、沖縄の説明会なの?初めて聞いたよ」
ずいぶん前にお知らせを出しておいたのに、すっと
んきょな声を上げる子。

初参加者は、保護者も説明会に参加してもらう。し
かし、母親が来た途端、「じゃあ、さよなら」と帰
りだす子…。おいおい、誰が沖縄に行くんだよ…。

沖縄「飛ぶ教室」が思いやられます…。

● あさりは?

「昨日、潮干狩りで採ってきたあさり、どうやって
食べたの?聞かせて」
「お味噌汁!」
「お酒をかけたの」
「ああ、酒蒸しね」

そんな会話をしていたら、突然…、「捨てた」
「えー!どうして!」
「腐ってたから、お母さんにしかられた」

本当かよ!

■2.あさりの味噌汁のシンプル定食-新宿■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 昨日のあさりを使って

昨日みんなで採ってきたあさり。
今日は約束どおりそのあさりを使ってのお料理です!

「あさりの定番と言えば?」
「やっぱり味噌汁でしょ!」
ということで、定食に決定!

「みんな昨日、採ったあさり食べた?」
「食べたよ!あさりの味噌汁」
「…かぶってるね」

でもやっぱり、あさりと言えばお味噌汁!

● おいしい厚焼き玉子

定食のおかずは…
「シンプルに納豆とか、卵かけご飯とか?」
「よし!俺がおいしい厚焼き玉子を作る!」と、木
幡マン。

昆布とかつおでだしをとってのおいしい厚焼き玉子!

「木幡さん上手だー」
「いつも料理してるからね!」
みごとな包丁裁き!

● お店よりおいしい!

先ほどのだしを使ってお味噌汁も完成!

みんなで机を囲んでいただきます!

「玉子焼きおいしい!」
「味噌汁もおいしいよ。下の階の店よりおいしい」

すべてのメニューは、あっという間に完食でした。

やっぱり新鮮なあさりはぷりぷりでした!


■3.熊谷のお散歩―川の博物館■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm


今日のお散歩は、寄居にある川の博物館へ。電車
に揺られること30分ほど。電車から降りると、
「暑い!!」
そこからさらに歩くこと45分…。目的地は遠い…。

ちなみにユータ&かいは、
「電車賃が高いから…」と、自宅から1時間以上か
けて自転車で合流!

●博物館内は…

博物館内は、川や地理に関する展示。いろいろと参
加できるようなものもたくさんだし、放映もたくさ
んで結構楽しい!

中でも『すごろく』コーナー。ボタンを押している
だけなのに、「8」とか勝手に進められて、終いに
は「ダメ!」と、コンピューターにでかい声で言わ
れたり。
「な!なんで!!」と、思わず…。
ユルイ感じが笑いを呼びます!

衝撃的だったのは『鉄砲せき』なるもの。昔、伐採
した木を下流へ運ぶために、水をせき止め、その放
流の勢いで一気に運んだらしい。そのための『せき』
の再現映像はとっても面白い!

館内では、4分の1の再現と言うことだったけれど、
いざ目の前にしてみると、
「おぉぉ!!」
最前線のかい&まさやは腰が引けちゃうほど!

●水上アスレチック

「絶対面白いから!」と、かいが言っていた水上の
アスレチック。水の圧力、浮力などを体感できると
いうもの。念のため着替えを持ち物にしていたの
だけれど。。。

「おらー!」と駆け回っている間は、ピチャピチャ
水がはねるていど。最初は足や靴が濡れて、
「あー!濡れちゃった。」という感じだったけれど。

「は!」と、水没はボラ・やまちゃん。そして、か
い。終いにはスタ・テッシーにまさやもボッシャン…。

こうなると恐いものはなし!あっけらかんと池に落
ちていくのでした。。

「今までこんな風に濡れたことないよ…。」とは、
以前にも来たことのあるユータ。帰りの荷物は、水
を吸っていて重すぎでした。。
それでも、「いやー!楽しかった!!」という一日
でした!

●着替えのパンツ

パンツの替えを履いてきてしまったかい。
「いや。間違えちゃって…。」
見てみると、パンツを二枚重ね。
「なんだよ!水に落ちたら意味ないじゃん!!」

案の定、着水。パンツ二枚同時にびしょびしょ。。。
「もうパンツないよ!!」
係りのお兄さんもお腹を抱えての大笑いでした!

2007年06月06日

vol/1354

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1354--------- 2007/06/06
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.フィンランドメソッド第2弾!―ワークショップのお誘い
 授業レシピ100本もプレゼント!
2.今年も潮干狩りへ!-新宿
3.熊谷のお料理―カレイの煮付け
==================================================

★今日はなんの日

1944 フランス・ノルマンディー海岸で連合国軍が史上
   最大の作戦を開始

★今日の花言葉

黄しょうぶ「信じる者の幸福」


★今日は誰の誕生日

ダライ・ラマ14世(ラマ教法王 チベット 1936)

★今日の名言

「楽観主義者とは、どこでも青信号を見る人のことである。
それに対し、悲観主義者とは、赤信号しか見えない見えな
い人。そして真の賢者は色盲である。」

                 ―シュバイツアー―

---------------------------------------------------

■1.フィンランドメソッド第2弾!―ワークショップのお誘い■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

この夏の合宿は、豪華!国際学力調査で世界NO1
になったフィンランドの教育方法を学ぶワークショ
ップ第2弾をを下記の要領で行います。

お誘いあわせの上、ふるってご参加下さい。

また、参加者にはこの3年間で開発した「授業レシ
ピ」約100本を無料でプレゼント!

---------------------

● 日時:2007年7月28日(土)午後1時集合
   29日(日)正午解散

● 会場:宿坊「大善寺」山梨県甲州市勝沼町勝沼3559 
   電話0553-44-0027

● アクセス:中央高速道・勝沼インター降りて約2分。
     無料駐車場あります。または、中央線「勝
     沼ぶどう郷」駅下車、タクシーで5分。

● 費用:参加費+イベント費-6,000円 宿泊費-9,000円
(1泊3食飲み放題)の計15,000円
※ 宿泊なしの方は、参加費+イベント費(6,000円)と夕食代
  (4,000円)の計10,000円
※ 夕食不要の方は、参加費+イベント費(6,000円)

● ワークショップの内容

 『フィンランドメソッド』を学ぶ―その2

競争でもない。ゆとりでもない。詰め込みでもない。
放任でもない。小学生から大人まで学ぶべき本当の
教育方法。国際統一テストの読解力部門でフィンラ
ンドは2000年、2003年と連続世界一を獲得!(日本
は2000年:8位、2003年:14位)その秘密を探るワー
クショップ。

フィンランド国語教育を五つのメソッド(発想力・
論理力・表現力・批判的思考力・コミュニケーショ
ン力)をキーワードに学んでいきます。

講師は前回に引き続き、フィンランドメソッド研究
の第一人者北川達夫さん(北欧文化総合研究所所長)。

今回は、検定教科書を使い、PISA型問題の作り
方(作問作り)のワークショップです。学力が問い
だたされている昨今、真の学力を問うためにはこの
作問作りは必須アイテムになるでしょう。

● 28日夜は、ライブも行います!

故高田渡とともに「武蔵野たんぽぽ団」を結成した
最高のブルースシンガーのシバ。そして「吉祥寺」や
「君の瞳は1万ボルト」で一世風靡した斉藤哲夫のラ
イブ!

これまた、必見!


● 参加募集人員:30名(先着順)

● 申し込み方法

メールかファックス、あるいは電話にてジャパン
フレネまでお申し込み下さい。

160-0022 新宿区新宿2-8-17 SYビル6F       
  TEL 03-3352-3135
  FAX 03-3352-3039

■2.今年も潮干狩りへ!-新宿■
 ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

潮の引きがちょうどよいということで、今週のお散
歩は火曜日に変更です。

● まずは鬼ごっこ!

電車とバスを乗り継いではるばるやってきたのは、
船橋!

到着後はまず、お昼ご飯と鬼ごっこ!!
新しいポジションが追加されました。なんと鬼を邪
魔する「邪魔役」!この役をはりきって果たすのは、
ユジェ!

「うわー!超邪魔だー!」
「ナイスディフェンス!」
和気藹々と、一汗かいてこれからが本番。

● 目指せ、1キログラム!

おうちへのお土産、そして明日のみんなの食料がか
かっている
今日の潮干狩り!

「なんとしても大漁をねらわなければ!!」
みんな気合が入っています。

フレネの潮干狩りスタイルは…靴下!!

「うわ!この感触!なんとも言えない」
「こんなかっこうの人、いないじゃん!」
なんて気持ち悪がっていたのもつかの間。
「わは~い!」
靴下でバシャバシャと入水…。

「どこを掘ればいいの?」
「プツプツ穴が開いているところだよ!」
こつをつかんだみんな。

● 人のあさりは僕のあさり

「おお!いっぱい出てきた!」
あさりがざっくざっく!
「これは親子だな、4つ出てきた」と、しゅ
うた。
「僕のあさり、とられたー!」
と、けいちゃん。
採ったあさりは即袋に入れないとコソドロが
発生。(身内ですが…)

今日一番の名人は、ひろ!
なんと1.6キロもの収穫!!
でも…
「100グラムだけ持ち帰ります」と自己
申告。謙虚にキャッチ&リリース…。

みんなの採ったあさりはおうちへのお土産。
そしてさらに明日のお料理にも使います!

楽しみ!!


■3.熊谷のお料理―カレイの煮付け■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

今日のお料理プロデューサーは、かいとスタ・テッ
シー。メニューはカレイの煮付け!

みんなで買出しに行くものの、
「カレイが足りない!」
他の魚も見ながら考えていると、
「サバ!サバがいい!!」と、かい。
ということで、代わりに大きなサバも購入!

調理は、魚をさばくのに一苦労…。うろこを取り、
ワタを取る。
「ちゃんと洗わないと…。臭い…。」
特に苦戦は、カレイ。
「どこにワタがあるの?」と、まさや。かいが説明す
ると
「お!出てきた!」

しょうがと一緒に煮ることで生臭さもクリア!とって
もいい香りがフレネに充満!!
「これは、ご飯にあう!」と、ユータ。

食事はあっという間!片付けもどんどん進んでいて、
効率のいいお料理の時間でした!

●サバからイワシ??

サバをさばいていると、
「お!このサバはイワシを食べてる!」と、かい。

「へ?何それ??」と、みんな。覗いてみると、なん
と胃袋からイワシが丸々出てきました!!

「すごい!こいつは丸呑みしたまんまだ!!」
しばし興奮のみんなでした!!

2007年06月04日

vol/1353

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1353--------- 2007/06/05
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.穏やかな一日―新宿
2.ものつくり―ティッシュカバー作り
3.言語学習能力の優位性―ひできのオーストラリア便り(7)
==================================================

★今日はなんの日
1864 新撰組が京都・三条の池田屋に集まっていた尊王
   攘夷派の志士を襲撃

★今日の花言葉
マリーゴールド「可憐な愛情」

★今日は誰の誕生日
ベネディクト(人類学者 米 1887)

★今日の名言
「物事を考える人間はおおぜいいるが、行動を起こすの
はたった一人だ。」
             ―シャルル・ド・ゴール―

--------------------------------------------------

■1.穏やかな一日―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● わたしは誰でしょう?

集まる人が少ない静かな月曜日。休み明けのエンジ
ンとして、レクリエーションをして過ごします。

今日のゲームは、背中に張られた単語(これが自分
の正体)を当てるというもの。

自分の背中は確認できないので、相手に「わたしは
こういうものです」と、背中を見せて質問→推測し
なければなりません。
質問は、「はい、いいえ」で答えられるものだけ!
お題は食べ物限定にしました。

「わたしは、肉料理ですか?」
「いいえ!」
「フライパンで焼いて、皮を使う…んー、僕は何な
んだろう??」
いい線まで行ってる、シー君。しかしなかなか正解
までたどりつかない!

「あなたは、みかんですね!」
相手の正体を無邪気にばらしてしまったのは、けい
ちゃんでした。

● お大事に…

季節の変わり目。暑かったり、夜寒かったりと体調
を崩しやすい時期です。

風邪気味のスタおきょうに対して、けいちゃん、
「大丈夫?お休みしたら?お休みしておうちで寝て
いるのがいいよ」
なんて優しい言葉!どうもありがとう。

「でも、わたしがお休みの間、みんなはどうしてい
るの?」とたずねると、
「お休みしておうちで寝ているの」

はしかも流行っているようです。皆さんも体調管理
には気をつけましょう。


■2.ものつくり―ティッシュカバー作り■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

今日は、家族親睦会のためのティッシュカバー作り
を進めます。

「次の工程は…、」と、ユータが作り方を調べ、それ
をお手本にみんなも進めます。
「ここは、こうやって…、」と、みんなに教えている
姿は心強い!!

針仕事だけではなくて、アイロンがけも必要!!
「アイロンのかけ方は…、」と、全般的な作業が含ま
れています。

みんなの進み具合はなかなかのもの。
「これは、ちゃんと出来上がりそう!」
ちょくちょく進めていけば、完成は見えてくるね!!
みんな地道に作業を続けていこうね!

「今日で、だいたいの形が見えた!」と、ユータ。
どういう形になるのかをチェック。
「おぉ!いいねぇ!!」
いいプレゼントが出来上がりそうだね

■3.言語学習能力の優位性―ひできのオーストラリア便り(7)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

最近「言語の脳科学」という本を読み始めました。

そこでは、類人猿は、単語の羅列だけで意思を伝え
ようとしている様に見えるが、単語の羅列のみで、
それらに規則性がみられないこと。したがって単語
と物事の関連性を獲得するような、一般的な学習能
力はあても、それらを文法の規則に従って並べ替え
使い分けるということができないということが書い
てあります。
人間と遺伝子情報が平均で1.2%しか違わないチ
ンパンジーでさえも、人のように言葉を文法の規則
に載せて使うことができない、これが一体どういう
ことを示すのか?とても興味深い疑問です。

人には、文法形成能力があります。このことについ
て、何の存在意義があるのか、第二言語学習中の身
からすれば、不思議でたまりません。母語にとどま
らず、他の言語を学ぶ能力を持ち合わせている人間
の、世界規模での自然に対する影響力等等、言語か
ら沸いてくる疑問にはひじょうに悩まされます。

人間が、いかにして、単語の羅列から、文法形成に
至るのかは、第二言語を単語の羅列のみで話そうと
している日本人を見れば、誰でも疑問におもうこと
でしょう。

というのも、日本人と他の国の人との英語の学習方
法が違うからです。しかし「流暢に英語を話す」と
いうゴールは同じであり、誰がこのゴールを決めた
というわけでもありません。しかし、人間は、まる
で食事を食べるという動作を誰からも教わらずとも
「食べる」という動作にたどり着く動物のように、
言語を学ぶのです。いちいち、チンパンジーに教え
るように、執拗に、根気良く教えたりする必要はな
いのです。

中には、同じ期間オーストラリアに居ても、未だに
カタカナ英語を話す友人や、文法の形成方法につい
て、まったく思考をめぐらせていない、不明確な学
習目的で留学している生徒もいますが、そんな彼ら」
でも、しゃべれなくとも、英語を聞き、理解すること
は、最低限のレベルではできています。

つまり、問題は、発声器官の発達の問題ではなく、
聴覚器官に入るある一定のリズムや、配列にのった
単語を聞きとる力が人間にはあるのではないかとい
うふうに考えられます。無論、留学生は、一人でオ
ーストラリアに来ているのですから「せめて英語が
聞き取れれば」と英語を学習する必要性を感じたり
「もっともっといろんな会話したい」という熱意が、
自然に脳裏に沸いてくるということが、大いに、第
二言語習得過程に大きく響くわけですが、それにし
ても不思議なものです。

他の動物の上に立ち、言語を使うことができるとい
う、人間の、部分的優位性の、未来における、自然
に対する影響というものを想像すると、この部分的
優位性から、未来を予測する手がかりが得られるの
ではと、夢を膨らませたくなるものです。


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2007年06月03日

vol/1352

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1352--------- 2007/06/04
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.フィンランドメソッド第2弾!―ワークショップのお誘い
2.秋葉原へ行ったものの…-新宿のお散歩
3.お授業―フシムヌガタイ
==================================================

★今日はなんの日
1989 中国・北京で天安門事件が起きる

★今日の花言葉
ダマスクローズ「照り映える容色」

★今日は誰の誕生日
大山倍達(極真空手創始者 1923)

★今日の名言
「やらねばならないことだとわかっていて、だれかが
やるだろうと待っているのは二重の悪意です」

         ―むのたけじ『たいまつ』より―

---------------------------------------------------

■1.フィンランドメソッド第2弾!―ワークショップのお誘い■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

この夏の合宿は、豪華!国際学力調査で世界NO1
になったフィンランドの教育方法を学ぶワークショ
ップ第2弾をを下記の要領で行います。

お誘いあわせの上、ふるってご参加下さい。

---------------------

● 日時:2007年7月28日(土)午後1時集合
   29日(日)正午解散

● 会場:宿坊「大善寺」山梨県甲州市勝沼町勝沼3559 
   電話0553-44-0027

● アクセス:中央高速道・勝沼インター降りて約2分。
     無料駐車場あります。または、中央線「勝
     沼ぶどう郷」駅下車、タクシーで5分。

● 費用:参加費+イベント費-6,000円 宿泊費-9,000円
(1泊3食飲み放題)の計15,000円
※ 宿泊なしの方は、参加費+イベント費(6,000円)と夕食代
  (4,000円)の計10,000円
※ 夕食不要の方は、参加費+イベント費(6,000円)

● ワークショップの内容

 『フィンランドメソッド』を学ぶ―その2

競争でもない。ゆとりでもない。詰め込みでもない。
放任でもない。小学生から大人まで学ぶべき本当の
教育方法。国際統一テストの読解力部門でフィンラ
ンドは2000年、2003年と連続世界一を獲得!(日本
は2000年:8位、2003年:14位)その秘密を探るワー
クショップ。

フィンランド国語教育を五つのメソッド(発想力・
論理力・表現力・批判的思考力・コミュニケーショ
ン力)をキーワードに学んでいきます。

講師は前回に引き続き、フィンランドメソッド研究
の第一人者北川達夫さん(北欧文化総合研究所所長)。

今回は、検定教科書を使い、PISA型問題の作り
方(作問作り)のワークショップです。学力が問い
だたされている昨今、真の学力を問うためにはこの
作問作りは必須アイテムになるでしょう。

● 28日夜は、ライブも行います!

故高田渡とともに「武蔵野たんぽぽ団」を結成した
最高のブルースシンガーのシバ。そして「吉祥寺」や
「君の瞳は1万ボルト」で一世風靡した斉藤哲夫のラ
イブ!

これまた、必見!


● 参加募集人員:30名(先着順)

● 申し込み方法

メールかファックス、あるいは電話にてジャパン
フレネまでお申し込み下さい。

160-0022 新宿区新宿2-8-17 SYビル6F       
  TEL 03-3352-3135
  FAX 03-3352-3039


■2.秋葉原へ行ったものの…-新宿のお散歩■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 秋葉原に負けた日…

今日は秋葉原のアニメセンターへ!
秋葉原の街は広い!そして独特の雰囲気…。

道を聞きながらたどりついた今日の目的地。
「え!?こ、これだけ?」
センターというかアニメ系のショップ…。

みんな口々に、
「こ、これだけ?」
20分も耐えられず、センターを脱出する一行。

そして秋葉原の街を散策。
みんなが足を止めたのは、ドラゴンボールの映像前。
ここの滞在時間が一番長かったかも。

● 再び公共の場での反省

時間が余ったので、ゆっくりゆっくりお昼ごはん。

オフィスのテラスなのに、「鬼ごっこをしよう!」
なんて声が。

「ここでやるなよ!」
と、すかさず注意をしてくれたのは、しゅうたとか
ずき。大人が注意をするのはもちろんだけれど、そ
の前に子どもたちの中からこういった注意の声が出
てくるのはよいこと。

スタおきょうからは、
「ここが鬼ごっこをやるべき場所なのか、周りをよ
く見て考えなさい」
と一言。

● 動き足りない!?

あっけなくお散歩が終了し、みんな新宿のいつもの
公園に戻ってきました!

鬼ごっこ、ここでなら存分にできるね!

人ごみを歩いた疲れを一気に発散させるみんなでした。


■3.お授業―フシムヌガタイ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

今日は木幡さんのお授業。来月に迫った「飛ぶ教室
―沖縄」に向けての事前学習。

まずは、
「本州にあって、沖縄にはないものは?」という質問。

「雪!」
「そう!沖縄には雪が降ったことがないんだよ!」
「鉄道!」とは、かい。今までの事前学習が頭に入っ
ているね!
「沖縄にはどうして鉄道がないの?」という木幡マン
の質問にも
「それは、えーっと、戦争で…。」
しっかり答えられていたね!!

その後、沖縄戦のお話へ。
「沖縄戦の中心となった3ヶ月間の間にどのくらいの
人が亡くなったと思う?」と、木幡マン。

現在、熊谷の人口は20万人。比べてみると、その被
害の大きさがよくわかるね。当時の沖縄の住民の4人
に1人が亡くなったという現実。
「今のフレネの中には7人いるから…、1人から2人は
亡くなっちゃうんだね。。。」

●読み聞かせ

最後に、『フシムヌガタイ』というマンガを紙芝居にして
読み聞かせ。沖縄戦の一面がマンガで分かりやすく
描かれている。

みんなも深刻な目で続きを見ていきます。気がつくと、
身を乗り出しているみんな。

沖縄という土地を訪れる際に、常に頭の中に入れてお
きたい現実です。