2007年06月10日
vol/1357
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1357--------- 2007/06/11
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1.お便りです!―進学塾の講師から
2.寸劇の準備-新宿
3.琉球ガラスのお話
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★今日はなんの日
1979 西部劇のジョン・ウェイン没
★今日の花言葉
ばいも「威厳」
★今日は誰の誕生日
川端康成(作家 1899)
★今日の名言
「芸とは恥をかくことです」
演ずることの後ろめたさがない奴には、芸人の工夫
なんかない。
―「芸人」永 六輔 より―
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■1.お便りです!―進学塾の講師から■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm
代表・木幡の著書、「算数のできる子どもを育てる」
「カレーを作れる子は算数もできる」を拝読しました。
ということで、進学塾の講師をなさっている方からの
メールです。
------------以下、転載。
進学塾の講師をしている者です。これらの本により、
以前から不思議に感じていた疑問点が一気に解消し
ました。
数学以前の問題として、算数の基本的概念・原理が
理解されていないのは明白な事実です。しかし、基
本的概念・原理を説明しようとすると、
「時間がありません。今更そんな説明の為に時間を
使わないで下さい。中学生には中学生にふさわしい
説明をして下さい。型にはめて機械的に解くように
させて下さい。」
と塾長・教科主任から注意されます。
学校も塾も、これでは発展性がありませんね。図の
対称性・一対一対応・平均・移動・分割・単純な例
を作って調べる等、大切な概念・原理は楽しい筈な
のですが。
すみません、私の愚痴でした。
------------以上、転載終了。
うーん、確かにこれが本音かも知れませんね。
■2.寸劇の準備-新宿■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm
次の新宿での企画、映画鑑賞会および寸劇発表会!
今度の寸劇発表は、「浦島太郎」です!
● 台詞作り
まずは原作を読み聞かせしながら、配役が決まって
いる子は自分の言葉で台詞を入れて行きます。
「弱いもんいじめちゃあ、ダミでしょお」
「どんなキャラ設定だよ!」
なんて、和気藹々と。
「こんなのはどうかな」
煮詰まったらみんなで助言。知恵の出し合いでの
協力です。みんなで台詞を考えての台本作り。衣装
の買出しも終了!
● こんなお話だったっけ!?
なんと言っても衝撃的だったのは、原作の内容…
「こんなことしていいの?」
「これって、買収??」
亀を助けるために、太郎がいじめっこにお金を握ら
せる場面。
よくよく読み返してみると、おとぎばなしらしから
ぬ突っ込み所が満載。
「きれいだなぁ~、乙姫様の周りのひと」
「竜宮城で魚の料理はどうかと思うけど…」
「3年も!3年も!!よその家に3年も!しょうが
ないやつだな、こいつは」
とは、すべてりょうすけの感想です。
■3.琉球ガラスのお話■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm
沖縄へ行く子を中心に、沖縄文化・歴史に関する事
前学習のお授業です。
「これが琉球ガラスで作ったグラス。よく使うグラ
スとはどう違う?」
「デコボコしてる!」
「ブツブツ(気泡)が入ってる!」
なぜこういった様相なのだろう。
琉球ガラスは琉球王朝からの工芸。お皿などの器か
らグラスに需要が移行したのには、沖縄の歴史が関
係あるんだね。
起点となるのはやはり沖縄戦。戦後の復興にあたっ
て、アメリカ軍によって持ち込まれたコーラ・セブ
ンアップ・ビールなどのくず瓶を再利用してグラス
を生産したという。
「捨てた瓶を使っているから形が悪いのかなぁ」
と、りょうすけ。
「使うのは米国駐留軍人だからね、グラスとか欧米
の生活様式に合わせて作られたんだよ」
「瓶の種類によって、出来上がるグラスの色も違う
んだよ」
「沖縄行ったら見てくるよ!」と、ひろ。
琉球ガラス産業の発展の裏にある沖縄の悲しい歴史。
集中して耳を傾けるみんなでした。