デイリーフレネ

日々の状況や教育エッセイをJF代表・木幡が執筆。メールマガジンでもお届けしています。登録はこちらから

2007年06月29日

vol/1371

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1371--------- 2007/06/29
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.完成なるか!?―新宿
2.お誕生日サプライズ!―新宿
3.お授業―何のために勉強するの?―熊谷
==================================================

★今日はなんの日

1966(昭和40)ビートルズが日本武道館で初の来日
      コンサート

★今日の花言葉

ゼラニウム(赤)君ありて幸福

★今日は誰の誕生日

野村克也 (野球 1935 B型)

★今日の名言

「パワーは要らないと思います。それより大事なの
は、自分の『形』を持っていないといけないという
ことです」
                 ―イチロー―

---------------------------------------------------

■1.完成なるか!?―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm


先日、熊谷ダジャレカルタをやって以来、ダジャレ
がブームの新宿。

「新宿でもダジャレカルタ、作ってみたいねぇ」
なんて声もあり、今日はみんなでダジャレを出し合
うことにしました。

いつもダジャレを口走っているのに、いざ改めて考
えるとなると、
「…出ない」頭を抱えるみんな。

果敢に挑戦するのは、けいちゃん!
「らくだはらくだ!」
「ねぎをねぎった!!」などなど…。
「んー、もう一押し!」
残念ながら、採用ならず。

目指すは新鮮な、それでいてひとひねり・ふたひね
りしてあるダジャレ。

それでもなんとかかんとかひねり出したダジャレは
(まだ候補です)、
・イトウヨーカドーで待ち合わせ。
「イトー!」「よう!カトー!」(ひろ作)
・ブリを食べたら、おなかこわした。ブリブリ。
(ボラほっしー作)
・靴が地面に、くっついた。(しゅうた作)

「んー、限界…。」
たかがダジャレ、されどダジャレ。熊谷のみんな、
よくぞカルタにしたものです。

憧れのダジャレカルタ。完成までの道のりはまだま
だ長い…。

■2.お誕生日サプライズ!―新宿■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

「あ!今日ひろの誕生日だ!あいつが来たら、みん
なで隠れて『おめでとう!』ってびっくりさせようよ」
みんなのお誕生日も書き込んだ『新宿フレネカレンダ
ー』を見て、シー君。

「やろう!やろう!」
みんな乗ってくれました。

(ピンポーン…)そしてひろがインターホンを鳴らす。
「よし!電気消して!」
体験のFちゃんまでも協力して、隠れてくれました。

「おはよ…あれ?」
「せーの!お誕生日おめでとう!!」
みんな飛び出してひろを拍手で迎えます。

「え?あれ?実は俺、誕生日8月8日だよ」
なんと!ひろの自己申告は嘘…。

「えー!!なんだよー。せーの!データラメ!デー
タラメ!」
一気にデタラメコールでお出迎えに変わりました…。

びっくりさせられたのはこちらになってしまったけ
れど、普段控えめな子や体験の子も自然と協力して
くれたことは嬉しかったなぁ。

「ごめん。でもこんなに祝ってもらえるんだ。…嬉
しい」
こういう仲間に囲まれていること、ひろも実感した
ようです。


■3.お授業―何のために勉強するの?―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

「みんなは朝来ていろんな勉強しているし、授業も受
けているよね。けど、そもそも何のために勉強する
の?」という質問から。

「進路のため」
「一般常識として」
「会社に入るため」
などなど。どちらかというと、何か目的達成のための
手段としての勉強というニュアンスが多い。

「けど、勉強って言ってもいろんな勉強があるでしょ。」
と、かい。
「例えば?」
「社会に出る勉強とか…。」

そこから本題。社会の中に生きているみんな。だけれ
ど、この社会というのはいつの時代でも同じというわけ
ではないんだね。もちろん土地でも違う。

「例えば、戦前・戦中の日本の社会では、どのようなこ
とを良しとする勉強をしていたの??」
「戦争に行かせたりとか。」
「今でも、そういう教育するかな?」

これから圧倒的に未来の長いみんな。今の社会とは全
く違う未来が待っているかも。

けれど、そういう社会の中にあっても時流に流されない
自分の軸というのは、様々な勉強の上にこそ成り立って
いくのかも、というお話でした。

みんな、魅力的で素敵な大人になってね!

---------------

昔、M学園で教師をやっていた時のこと…。
公開研究会で「連立方程式」の授業をした。

その時、ある生徒曰く「なんでこんなことやらなき
ゃいけないんだよう!」
「うーん、難しい質問だねえ。森さんに聞いてみよ
うか?」

ぼくの授業を見に来てくれた森毅さん(当時京都大
学教授)に質問を振る。

「『なんでこんなこと勉強するか』…、そりゃ大人
になるとしないからとちゃうか?はっはっはー!」

名言だったなあ…。
                  (木幡)

---------------

あと1週間で2007年度第1期は終了です。この夏、
沖縄「飛ぶ教室」は、総勢14名で出発します。

皆さん、楽しい週末を!チャオ!