デイリーフレネ

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2007年10月22日

vol/1403

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1403--------- 2007/10/23
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.群読あれこれ
2.川わたりクイズ・危険なクイズ―熊谷
3.木幡マンの一夜一冊(50)
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★今日はなんの日
1973 江崎玲於奈ノーベル物理学賞・第1次オイルショック

★今日の花言葉
ミニバラ「特別の功績」

★今日は誰の誕生日
ペレ(サッカー 1940)
土井晩翠(詩人 1871)

★今日の名言
「自分が知りたくないことについては自主的に情報
を遮断してしまっている。ここに壁が存在していま
す。これも一種の『バカの壁』です」
          ―養老孟司「バカの壁」より―

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■1.群読あれこれ■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

● 新宿の群読

毎週、人数の少ない月曜日。
・・・のはずが、大人数の今日。
ボラ・ひろきんぐ親衛隊のヒロが、「ひろきんぐは
月曜日にきている」との情報を極秘裏に得、有志を
募った様子。

人数が多いので、急遽、群読の練習をすることに。

4つのパートに分かれます。
祭りの女 もも・ふみ
祭りの男 ボラみつさん・りょうすけ・しー・かずき
コーラスの男 ひろきんぐ・ひろ・しゅうた
コーラスの女 スタなっち・とも・まゆ

最初は、バラバラ。 なかなか4つが合わず、
「あれ?どこだ?」
「見失った~」の声が続出。

「ひろ、違うパート読んでたよ」
「ここは2拍だよね?」
ひとつひとつ、確認しながら練習。

最後は、全員で、「祭りだ!」
声が揃いました。

群読練習開始当時は、
「こんなのやりたくない」
「なんでやらなきゃならないの」
と文句たらたらだった子供たち。

今は、お腹から声を出すことを楽しんでいるかのよ
う。肌寒くなってきた今日この頃ですが、新宿では
良い汗かいています。

● 熊谷の群読

祭り男から直伝。祭り男元ボラいいちゃんが、熱く
わっしょいを語ります。

初めて知ったことが、「わっしょい」は関西で、関
東(熊谷)は「せいや!」ということで、試しに
「わっしょい」を「せいや!」に変えてやってみる
ことに。

「せいや!せいや!」といつもよりも大きな声。
とても大盛り上がりでした。

本番は「わっしょい」です。

■2.川わたりクイズ・危険なクイズ―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

元ボラいいちゃんからの出題。
とある家族がいます。
母がいないと娘を殺す父、父がいないと息子
を殺す母、娘、息子各2人。
メイドがいないと家族を殺す犬。

この7人と犬一匹。
さぁ、二人乗りの船で往復し、川を全員川
を渡れるか?

「なんじゃそれー。」
「家族殺すって!ありえないし。」
「いや、クイズだからね。そこはご理解を」

最初は、頭で考えていた子ども達。
1分後。
「紙に書かなきゃできない!」
「やっぱり、実際やる!」
紙を切り、実際に考える子ども達。
「できないよ~。」

本当に出来ません。
問題は、犬。
犬はメイドがいないと全員食べてしまいます。

ヒント
最初の船は、メイドと犬。

・・・。出来ず。。

「できた!!!!!!」
と叫んだのぞみ君。
いいちゃんと答え合わせ。正解です。
「20分で出来るなんて、のぞみすごいな!」
照れるのぞみ君。

残りのメンバーで、四苦八苦。
悔しいですが、のぞみ君しか解けませんでした。

次こそはリベンジ!

■3.木幡マンの一夜一冊(50)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

●『戦後腹ぺこ時代のシャッター音』
         ―岩波写真文庫再発見
         赤瀬川原平(岩波書店1680円)

ぼくの父親は一時期写真に凝り、自宅に暗室までし
つらえ、家族の写真をたくさん撮ってくれた。だか
ら、ぼくの幼少期の写真が同世代の人に比べ、格段
に多い。

笑える写真もたくさん残っている。職員旅行だろう
か…?ボンネットバスの前で老若男女が整列してい
る。サザエさんみたいな髪型の母がいる。そして、
その母の左手にかじりついているぼくがいる。
「痛い!」という表情の母…。就学前だから1952~
1953年のことだろう。

まだまだ、日本は貧しかった。戦争に全精力をつぎ
込み、精根尽きてへたり込んでいた。これではいけ
ない、生活を立て直そうと1950年に岩波写真文庫が
刊行され、以後58年まで計286冊。写真というメディ
が斬新だ。ア

この本は、それらのダイジェスト判。24冊の写真集
を著者が解説している。1950年代の空気がぷんぷん
匂う。

例えば、第48巻『馬』…。今は、競走馬としてしか
馬を見ることができなかったが、この当時、馬は立
派な動力源であり輸送機関であったことがわかる。
そういえば、ぼくの小学生時代、材木を運ぶのも馬、
牛乳を運ぶのも馬。トラックがまだ珍しい時代だった。

団塊の世代必読の書!

なお、この写真集は古本としてネット上で購入でき
るが、復刻版10冊が『赤瀬川原平セレクション 復
刻版岩波写真文庫』(全10冊)各735円として出版さ
れている。

もちろん、ぼくは買いました。

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