デイリーフレネ

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2007年12月13日

vol/1438

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1438--------- 2007/12/13
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.物語作り~悪役になろう~―新宿
2.今年最後のお散歩―熊谷
3.ワークショップ最終募集
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★今日はなんの日
1921 日英同盟破棄
1937 日本軍南京を占領

★今日の花言葉
菊(紫紅)「愛」

★今日は誰の誕生日
織田裕二(1967 A型)
仲代達也(1932)
ハイネ(詩人 独 1797)

★今日の名言
「需要と供給、人は価値ある人間に金を出す。それ
がルールだ。教室で経済を勉強する必要などない」
―カール・ルイス(オリンピック4冠のアスリート)―


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■1.物語作り~悪役になろう~―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

『誰でも嫌いな人や苦手な人っていると思うけれど、
あたしの場合、それは妹。妹って言っても、血はつ
ながってないんだ。要するに、義理の妹。』
これは、ある有名なおとぎ話を、主人公以外の視点
から書いたもの。

一通り物語が終わり、「何の話か分かる?」
「シンデレラ!」とヒロ。正解です。
「今日は2チームに分かれて、それぞれ違うおとぎ
話を悪役の視点から書いてもらいます。NGワードも
設定するよ」
さて、どんなストーリーが語られるのでしょうか?

● しーくんチームは『白雪姫』

NGワードは「白雪姫」と、「りんご」。
2つの単語を使わずに、白雪姫だと相手チームに分
かってもらえるような物語を考えます。
ある程度の省略や、妄想もOK。

「このお妃は金目当てで結婚したんじゃない?」
「どうして白雪姫を憎むようになったんだろう」
「毒入りのりんごをあの子に食べさせよう、でいい
かな?」
「りんごはNGワードだよ!果物に変えよう」
NGワードに気をつけつつ、お妃の気持ちを綴ります。

一人だけが物語を書くのではなく、一人最低一文は
入れるのもルール。

● しゅうたチームは『赤ずきん』

NGワードは、「赤ずきん」と「狼」。
「俺は悪くないんだって狼に言わせよう」と、よ
うちゃん。
「ハゲって言葉をどっかに入れたいなー」こちら
は、しゅうた。
「入れられるよ!いいアイディアがある」
「ほっしーも登場させよう」
どうやら、ボラほっしーも物語に出てくる様子。
一体どんな赤ずきんに?!

● 発表タイム

まずは『白雪姫』から。
「あんなバカよりも私のほうが絶対美しいのに…」
「そしてあの子はまんまと毒にやられた。うっひっ
ひ。うまくいったわい。ザマーミロ!」

臨場感たっぷりのお妃の台詞には、みんな爆笑。
身振り手振りも入って、まるで演劇を見ているよ
うな『白雪姫』でした。
そして『赤ずきん』。

「俺は野獣だ。薄汚い野獣だ。森の中にさまよう
人間を食べて生きている」
なんとも詩的な表現です。
「あのほっしーとかいう奴が木を切ったのか」
ほっしーもしっかり登場。
ラスト、狼が水に落ちて死ぬシーンでは、
「悔いはない。俺は今から永遠の旅に出た」

なんだかカッコいいとさえ思えるような悪役狼で
した。

自分以外の人間がどんな立場で、どんな風にものを
考えるのか。 実生活の中でも、その想像力は不可
欠です。

悪役サイドの物語。普段とは違う視点でのものの見
方を経験した子供たちでした。

■2.今年最後のお散歩―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

●無差別鬼ごっこ

今日は、お散歩で森林公園。
早速、園内で遊びます。

最初は、「むさしキッズドーム」。
キッズドームは、明らかに小学生くらいまでの
子ども達が遊ぶところ?と思うのは間違えていまし
た。

フレネの子ども達は、発想豊か。
思いついたのは、「鬼ごっこ」。

初めは、男の子だけでしたが、女の子も参戦。
13人の鬼ごっこです。

「誰おに?」
「ワッキーだよー。」
「来たー逃げろ~。」

アスレチックドームを駆け回ります。
縄で登ったり、らせん階段を登ったり。

あまりの運動量に汗をかき、のぞみ君は
「暑い!」ということでTシャツになります。
 
開始から1時間が経ち、ちょうど12時。
「みなさーん、試合終了でーす。
お昼を食べましょう!」
1時間の鬼ごっこ、全員、鬼をやりました。


●本当の平成JUMP

ご飯の後は、「ぽんぽこ山」
この山は、トランポリンになっているのです!

みんなピョンピョン飛び笑顔でいっぱい。
天気も良かったので、空を飛んでいる気分。

そして、うまくジャンプできないと
下へコロコロ回転して落ちてしまいます。

男女関係なく、一緒に飛んだり、転がったり。
途中から、体力的にスタボラは休憩。

しかし、平成うまれの子ども達、ずっとJUMP。
これこそ平成JUMP!

●帰りのバスがない!

お散歩、初のアクシデント!
熊谷駅行きのバスで帰るはずだったのです。
なんと!もうバスがない!!!

「タクシーに乗るしかないのか!!」
全員あわてます。
「歩いて帰るのは、嫌だよ。」

そんなとき、立正大のボランティアさん。
「立正大学行きがありますね、立正大から
熊谷駅行きあるんで大丈夫!」

ということで、1度立正大で降りて、大学生の列
に並び、無事フレネに到着。
良かった良かった。

■3.ワークショップ最終募集■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

ジャパンフレネは授業するフリースクール。
ジャパンフレネが主催するワークショップです。
メルマガ、およびブログの読者の皆さんへ最終募
集のお知らせです。

ぜひ、ご参加下さい。

【第20回BASICワークショップ】
    ―「衣・食・住」の教育にこだわる 
         主催:授業作りの会「ベーシック」


1999年からスタートした授業作りの会「ベーシック」
のワークショップ(合宿研究会)も、はや20回を迎
える事になりました。

この間、合宿および月例研究会(新宿・湘南・山梨)
で検討された授業プランは数百本の<授業レシピ>
として共有財産になっています。

今回は前回のワークショップで確認された<食育>
を中心に「衣・食・住」にこだわる授業を考えてい
きます。

ゲストには、プロの料理人・石田洋司さん(銀しゃ
りとひもの炭火焼「こころむすび」店主)をお迎え
し、<食>にこだわるプロの心意気を語っていただ
くと共に、夕食も作っていただく事になりました。

おいしい食事と楽しい団欒のひとときをお過ごし下
さい。

● 日時
2008年1月5日(土)午後1時集合~6日(日)正午解散

● 会場
宿坊「大善寺」山梨県甲州市勝沼町勝沼3559 
電話0553-44-0027

● アクセス
中央高速道・勝沼インター降りて約2分。無料駐車
場あります。または、中央線「勝沼ぶどう郷」駅下
車、タクシーで5分。

● 費用
参加費-5,000円 宿泊費-9,000円(1泊3食 飲み放題)
の計14,000円。
宿泊なしの方は、参加費(5,000円)と夕食代(3,000円)
の計8,000円

※ 今回の夕食は、石田さんに作っていただきます。
  食事のリクエスト、大歓迎です。

※ お子様の参加も可能です。ご相談下さい。

● 参加募集人員:20名(先着順)

● 申し込み方法 
12月20日(木)までにメール、電話、ファックスで
ジャパンフレにお申し込み下さい。

  〒160-0022 新宿区新宿2-8-17 SYビル6F

  Tel 03-3352-3135 Fax 03-3352-3039  
  sinjuku@jfreinet.com

※ 参加費・宿泊費は当日集めさせていただきます。

※ 1月に入ってからのキャンセルは、食材購入の関
  係上お引き受けできません。


◆「食に関する私のこだわり」 ◆
      1月5日(土)午後1時30分~2時30分

共食から個(孤)食…、今、食の問題が取り沙汰さ
れています。システムエンジニアの世界から料理の
世界に入った石田洋司さんに食に対する心意気を語
ってもらうと共に、料理人から見た「食」の問題点、
学校で何ができるかを語っていただきます。

学校における<食育>への大きな問題提起になるで
しょう。

● ゲスト:石田洋司さん
 (銀しゃりとひもの炭火焼「こころむすび」店主)

1971年長野県松本市生まれ。日本大学理工学部機械
工学科を卒業後、システムエンジニアとして産業機
械メーカーに勤務。1995年飲食業に転職し、板前の
世界に入る。

5年間ほど和食を修行し、あらゆる食のシーンに触れ
るため、外食(居酒屋)→機能食(老人ホーム)→
中食(惣菜)を経験後、2007年1月『銀しゃりとひも
の炭火焼 こころむすび』を新宿御苑でオープンさ
せる。

「一人でも多くの人と心と心で結ばれたい」を人生
の目標とし、現在、居酒屋を繁盛させるべく奮闘中。

石田洋司さんのブログ
 http://blogs.yahoo.co.jp/x11000v8277

◆「衣・食・住」のワークショップ◆
          1月5日(土)午後2時30分~5時
          1月6日(日)午前9時30分~正午

社会科、総合学習、家庭科などどのジャンルでも構
いません。発表希望者は、資料を30部ご用意下さい。

◆ 石田さんの食事を楽しむ会 ◆
          1月5日(土)午後6時30分~

厳選された食材と調理、そして皆さんのリクエスト
にお応えし、ゲストの石田洋司さんが腕を振るいま
す。楽しいひとときを過ごしましょう。


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