デイリーフレネ

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2008年02月19日

vol/1463

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1463--------- 2008/02/20
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.『食』のお授業―新宿
2.ジャパンフレネ新宿あれこれ
3.熊谷のお料理
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★ 今日はなんの日
1 9 1 1  夏目漱石、文学博士号を断る

★ 今日の花言葉
カルミア「大きな希望」

★ 今日は誰の誕生日
しむらけん(1 9 5 0  A型)
長嶋茂雄(1 9 3 6  B型)
石川啄木(1 8 8 6 )
志賀直哉(1 8 8 3 )

★ 今日の名言
「人生に解決などない。あるのはただ、前進していく力だ
けだ。その力を創造しなければならない。解決などそのあ
とで見つかる。」
               ―サンテク・ジュペリ―


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■1.『食』のお授業―新宿■

http://jfreinet.flier.jp/nakama/

今日は、食の授業の第二回。
「昨夜何食べた?」前回同様、全員から詳しいメニ
ューを聞く木幡マン。
「カレーライスとおでんとキムチ鍋だよ」
「え?!それ全部一気に出たの?!なかなかユニー
クな組み合わせだね」
他の子は、「お茶漬け」「さんま」「うどんすき」
などなど。

「これらの中で、共通のものは何かな?」
手を挙げたのはゆうちゃん。
「炭水化物?」正解です。
「日本は、ごはんや、うどんなど、炭水化物が主食
なんだね。じゃあ、アメリカやヨーロッパはどうだろう?」
「パン」と答える子が多い中、「ソーセージ」と、ヒロ。

「では、実際に見てみよう」
木幡マンが取り出したのは、一冊の本。
世界各地の食卓風景が記録されたもの。
まず、オーストラリアを見てみます。
写真で一目瞭然。肉の塊がどーん。
「欧米の主食は、実は肉なんだよ。」
パンは添え物、パスタは前菜という位置付け。
「これは、ルーツが農耕民族か狩猟民族かで違ってくるんだ」
主食の違いには、気候が深く関わっていることも説明。

他の国々の食卓も見ていく中、ページをめくるみんなの手が
止まったのは、ある国の食事風景。
「これだけなの?」
「なんか、少なくない?」
それは、スーダンの難民キャンプの家族の食卓でした。

「ここは、内戦が起こってるんだ」と、木幡マン。
「内戦の背景には、地球温暖化があると言われている」
食の話から少し離れて、スーダンの内戦の話を。
真剣な表情で聞き入る子どもたち。

「日本の食卓の写真も載ってるよ」
改めて客観的に見てみると・・・「パッケージされ
た食べ物が多い」と、ドラゴン。
そう、他の国々と比較すると、明らかに多い加工食品
の数々。
「日本は戦後、食文化が大きく変化したんだ。」
カンタン・ベンリに傾いていった日本の食生活。
次回の授業では、今まで学んだことをふまえ、どう対
処していけばいいかを考えます。

■2.ジャパンフレネ新宿あれこれ■
 ↓
http://jfreinet.flier.jp/nakama/

● 群読練習

JFFで発表できなかった群読を学習発表会で披露するこ
とに。
久しぶりの「わっしょい!わっしょい!」。
3ヶ月ぶりだけに、リズムがバラバラ・・・。
「毎日練習しなくちゃやばいかも・・・」
頑張りましょう!

● 予定は未定?

立春!かくし芸大会・・・のはずだった今日。
しかし、エントリーメンバーに体調不良者、準備不足
者が続出。仕方なく、一週間延期にすることに。
そんな中、「俺、すぐ出来るよ」と、木幡マン。
人差し指と人差し指を合わせ、ライターで火をつけ「ET」。
一瞬ポカンとする子どもたち。後、爆笑。

「かくし芸って言うか・・・一発ギャグ?」
しばらくいろんな子とETした木幡マンでした。

■3.熊谷のお料理■
   ↓
http://jfreinet.flier.jp/nakama/

●予算内に!

毎週火曜のお料理。
材料代は、3000円以内と決まっている。
最近の熊谷フレネは3000円以上。
そして今日はピザとビシソワーズ。

買出し前のミーティングでスタカケから
「今日から、3000円以内におさめること。」

子ども達
「えー!ヤダー。いっぱい食べたい。」
と、反乱モード。

しかし、財布を持つのはスタカケ。
今日の買出しは、慎重に選ぶ。

「シーフードピザ食べたいけれど、
魚介類は高すぎるな。」
「ムネ肉はどれにしよう?」と値段をチェック。

安くていいものを選んだ子ども達。
かごの中は、食材でいっぱい。

さぁ!いざレジへ!
子ども達が、プライス表を祈り見守る。

「2894円です。」とレジのお姉さん。
「やったー!3000円以内だ~。」
みんな、喜び。
がんばってよかった!


●2度目のビシソワーズ

以前熊谷フレネでお料理されたビシソワーズ。
そのビシソワーズは、なんと!失敗・・・?
子ども達は、その味は思い出したくない!

リベンジとなる今日、しっかりレシピをチェック。

ジャガイモをスライス
タマネギを千切り
そして炒め、コンソメスープと牛乳を入れる。

ジャガイモとタマネギをこす。
おなべからおなべにゴトゴト。

こしたスープを見て
「これっぽっち!?」とまさや君。

確かに少ない。
「前のとき作りすぎて食べ切れなかったから
少なめにした。」とゆうた君。

「もう少し入れるか?」
「もうこの際、少しくらいジャガイモ入っても
いいんじゃない?」

ということで、出来上がったスープ。
ピザが焼けるまでの間に頂きました。

「前よりは美味しいね!」と子ども達。
「おかわりあるよ!」と言ったところ
「おかわりはいいや、あんまり好きじゃない。」

結局、ゆうた&スタカケが「おいしい」といって
完食!


●自分のピザ

今日のピザは、一人1枚。
テーブルにトッピング材料を置き自分の好みで
のせていく。

生地を平らにするのに一苦労。
ピザ職人のようにくるくる手で生地は回せず。

ピザを焼いた人から順番に食べる。としたところ
男の子達は、テキパキとピザにトッピング。
「早く食べたいからね!」
「後に人のことも考えた量にしてね」と注意。

男の子と達のトッピングが終わると女の子達。

残り物には福がある。と言う言葉どおり
トッピングがたくさん残っていた!

つまり、男の子達は少なめになってしまった。
「ちょっと、具の量が俺らと違うじゃん!
多すぎ!」と、早々と焼いたピザを食べながら。
「いいじゃん、そっちは早く食べられるんだから」

最後のピザは15時に焼き上がり。
とっても長いお料理でした。

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