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2005年10月12日
vol/1073
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1073--------- 2005/10/13
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1.世界の料理・第二弾!!-新宿
2.熊谷のお散歩―熊谷気象台
3.ワークショップのお誘い
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★今日はなんの日
1974 長嶋茂雄引退
★今日の花言葉
菊(白)「真実」
★今日は誰の誕生日
正岡子規(作家 1868)
★今日の名言
「わたしは書物はきらいだ。書物は知りもしないこと
について語ることを教えるだけだ」
―ルソー「エミール」より―
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■1.世界の料理・第二弾!!-新宿■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
先週に引き続き、今回のお料理も異国のメニューに
挑戦。今日のお料理はタイ料理!!
● おばちゃん根性
独特の調味料を使うので、みんなでお買い物に。
スーパーですばやい動きを見せたのは、しほ!目ざ
とく試食コーナーをみつけて、もぐもぐ。
「おばちゃんみたいだー!」
と、言ってるみんなも口がもぐもぐ。
● シー君シェフ
みんなで手分けして具材を手早く切ったら、チャー
ハンとスープは同時進行。
「パラパラに作らないと…」
中華鍋を片手に、たのもしいシーくん。
「こんがりしてきた!今だ!小ねぎを入れて!」
「はい!」
スタおきょうはアシスタントに徹する。
手際よいシー君シェフのおかげで、おいしいチャー
ハンができました!
● 恐怖のナンプラー
スープはみんなで順番に火加減をみます。鶏肉が
煮立ったら、レモン汁とココナッツミルクを入れる。
そして最後の味付け…ナンプラー!!
ふたを開け、おそるおそる鼻を近づける…
「くっせー!う○こみたいなにおいがするー!」
「うぇぇぇ!くっせー!!」
もがく、りょうすけ・かずき。
「ナンプラーって、こんなにくさかったっけ?」と、
まっつぁんにたずねると
「このナンプラーは塩分が強すぎるんだよ」と。
ナンプラーの強烈なにおいのため、不人気なチキン
スープ(泣)
「絶対食べない」と、ともちゃん。
一方で、「おいしいー!」
満面の笑みでがっつり食べたのは、ななちゃん!
好き嫌いがはっきりわかれた、タイ料理でした。
■2.熊谷のお散歩―熊谷気象台■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
天気予報などでおなじみの熊谷気象台。今日はぶら
りと歩いて見学に。
フレネから歩いて、なんと20分という近さ!予定
よりかなり早くついてしまったけれど、
「どうぞ!」と、快く迎えていただきました!
●芝生の一区画に…。
敷地内にある芝生。実はそこに様々な器具。
「あれって、何かの機械??」というくらいにポツ
ンポツンと、芝生の上に立っている。
「この機械でとったデータがそのまま日本に流れる
んですよ。」
今目の前にぽつんと置かれている小さな機械。実は
とっても重要なもの!
「全国区なんだ!」と、ちょっと感動!ちょっと不
思議な感じ。
係りの人が一つ一つ丁寧に教えてくれる中、一番興
味深かったのが雨量計。
「定規を使って量っているんだと思ってた!」
実際に使わせてくれたのだけれど、思わずみんな「
なるほど!」とうなる仕組み。
「これは頭いい!」と、まさる。
最後には建物の中でデータがどのように更新されて
いくのかまで見せていただきました!
「かなり楽しかった!」という声はもちろん、
「ちょっといいかも…。」と、その仕事内容に興味
を持つ子までいました。
100年以上の歴史があるという熊谷気象台。なん
とも身近に感じることができたね!それにしても、
「天気は毎日のことですからね。一年中24時間体
勢ですよ。」という言葉には響くものがあったなぁ。
■3.ワークショップのお誘い■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
年に2回行われるジャパンフレネ主宰のワークショ
ップのお誘いです。
日時:2006年1月7日(土)午後1時30分~8日(日)正午
会場:山梨県勝沼町 宿坊「大善寺」
内容:造形系のワークショップ
カンカンアーティスト(街に落ちている缶)として
名を馳せた江尻久美子さんをスペシャルゲストにお
招きし、造形・絵画・ものづくり系ののワークショ
ップ。内容は、ただいまセッティング中。
費用:一泊三食飲み放題、参加費・材料費込みで1万
5千円位です。
詳細は11月上旬お知らせいたします。
vol/1072
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1072--------- 2005/10/12
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.男の誓い…、張子を作ろう!―新宿
2.熊谷のお授業―憲法のお話
3.9月以降の購入本
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★今日はなんの日
1492 コロンブス、新大陸を発見
★今日の花言葉
こけもも 「反抗心」
★今日は誰の誕生日
秋山仁(数学者 1946)
★今日の名言
「愛の支配するところ、権力欲は存在しない。権力
が幅をきかせるところに、愛はない。両者はお互い
の影なのである。」
―カール・ユング(精神病理学者)―
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■1.男の誓い…、張子を作ろう!―新宿■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
沖縄で見た琉球張子…、木幡とよう君は「絶対に作
ろう!」と男の誓いを立てたのでありました。
張子を作るには、まず型!この型の上に和紙を貼り、
乾いたらカッターでカットし、和紙の部分だけ取り
出しノリでくっつける。これが張子の原型。
これに胡粉を塗る→乾かすの繰り返し…。そして最
後にアクリルガッシュで彩色。好みでニスを塗って
もいい。
● まずは型!
インターネットで調べたら、油粘土で型を作ると書
いてあった。しかし、これだとカッターでカットし
たら使えなくなる。そこで半永久的に使うために普
通の泥粘土で型作り。
「それやったことある!」と、よう君。
りょうすけは新幹線車両や車の型作り。いいね、い
いねえ!
「よう君、そんなに細かく作ったらうまく和紙を貼
れないよ。それにカットしたときうまくいかないよ」
ぐにゅぐにゅーと粘土をこわして再挑戦!
型が乾くまでしばらく時間がかかるね。予定製作日
数は、10日です…。
■2.熊谷のお授業―憲法のお話■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
選挙が一段落し、テレビでは『憲法改正』という言
葉がよく聞かれる今日この頃。
「憲法って何だろう?」という質問から授業スター
ト!
「国の決まりっていうか…。」
「国の方針。」
などと、みんなの意見。
「日本の歴史には、戦争を境にして二つの憲法が
存在しているのだけれど、知っているかな?」
「今のは日本国憲法でしょ。」
「前は、ほら、大日本帝国憲法だよ。」
とまさる。
その後、大日本帝国憲法と、日本国憲法を比べて
みる。大日本帝国憲法には、
「天皇って言葉がたくさん出てくるね。」
その通りだね。どんな存在であったのかを確認。
そして、日本国憲法と、比べて表にしてみることに。
日本国憲法前文を読んでみると、
「なんか何言っているのかわからない…。」という
声。
「これは、文章が難しいとかじゃなくて…」と、そ
の歴史的背景を説明。
「結構いいこと言っているんじゃない??戦争はし
ないっていってるし。」と、ユータ。
「けど、これを変えようって言ってるんでしょ?」
と、まさる。
その通り。なんでなんだろう??
●憲法改正って??
最後に第9条についてのお話。みんなにとって、と
っても大事な話だね。いろいろな意見があることを
紹介。
そして、今日の一番の目的。憲法改正の手続きにつ
いて説明。
「国会で三分の二以上の賛成があった後に、憲法改
正の発議ってなるのね。その後に、もう一度決定ま
でに道のりがあるんだよ。」
「国民投票か!」と、まさる。その通り!最後はみ
んなも投票をすることになるんだね。
「きっとみんなが大きくなる頃には、こういう話が
現実になっているからね。何がなんだかわからない
うちに時流に流されて投票したりしないように、い
ろんな人の意見を聞いて、勉強して、自分の考えを
しっかり持つようにしておかないとね。」
日ごろのアンテナの張り方、日ごろの意識、とって
も大事な時代になってきているんだね。
■3.9月以降の購入本■
本は出合い…。買おうと思ったとき、買おうかどう
か迷ったとき、いずれも即買い!これがぼくの原則。
前書きと後書きは必ず読んで、後は積読でも一向に
構わない。データを頭の中にインプットしておき、
いつでも使える状態にしておくことが重要。
最近は、インターネットで調べて購入することが多
い。ぼくの興味ある分野を登録しておくと、毎日新
刊案内がメールで届いてとても便利。
それにしても、こんなに買って、いつ読むんだろう
ね?購入本を列挙してみると、完全に授業作り用と
趣味用に二分されているのがわかるなあ…。
しみじみ…。
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●〈民主〉と〈愛国〉 小熊英二 新曜社
● 単一民族神話の起源 小熊英二 新曜社
●〈日本人〉の境界 小熊英二 新曜社
● 岸和田少年愚連隊 中場利一 講談社
● あの頃ぼくらはアホでした 東野圭吾 集英社
● 回想のビュイック8(エイト)
スティ-ヴン・キング 新潮社
● 信長の棺 加藤広 日本経済新聞社 \1,995(税込)
● エロイ-ズ・カニングハムの家 下重暁子 白水社
● ボクの満州 中国引揚げ漫画家の会 亜紀書房
● 新御馳走帖 嵐山光三郎 河出書房新社
● 一杯の紅茶の世界史 磯淵猛 文藝春秋
●13歳は二度あるか 吉本隆明 大和書房
● 日本領サイパン島の一万日 野村進 岩波書店
●「本を読む子」は必ず伸びる! 樋口裕一 すばる舎
● 戦中・戦後気侭画帳 武井武雄 筑摩書房
● 健康長寿登山 大森義彦 東京新聞出版局
● 知っておきたい日本の名言・格言事典 大隅和雄 吉川弘文館
● 東京の公園と原地形 田中正大 けやき出版(立川)
● 直木三十五伝 植村鞆音 文藝春秋
● 自転車チャンピオン ルイゾン・ボベ
● 焼日記 宇江敏勝 新宿書房
● ロ-ドバイクライフ 〓出版社
● おじさん入門 夏目房之介 イ-スト・プレス
● 路上探偵事務所 林丈二 講談社
● ボブ・ディラン自伝 ボブ・ディラン ソフトバンククリエイティブ
● 名門高校人脈 鈴木隆祐 光文社
● 炭焼物語 武野繁泰 青林堂
● 葬られた夏 諸永裕司 朝日新聞社
● 下山事件(ケ-ス) 森達也 新潮社
● 下山事件 柴田哲孝 祥伝社
● 日本の歴史をよみなおす 網野善彦 筑摩書房
● 黒い画集 松本清張 新潮社
● 絵はがきで見る日本近代 富田昭次 青弓社
● おまるから始まる道具学 村瀬春樹 平凡社
● 誰でも打てる十割そば 大久保裕弘 農山漁村文化協会
● 震災時帰宅支援マップ 昭文社
● 世界がみえる地図の絵本 ブライアン・デルフ あすなろ書房
● 楽しい気象観察図鑑 武田康男 草思社
● ジェ-ムス・ディ-ン ジョ-ジ・ペリィ バジリコ
● おしまいの噺 美濃部美津子 アスペクト
● ジャパニ-ズ・モダン 森仁史 国書刊行会
●「最後の一葉」はこうして生まれた 斉藤昇 角川学芸出版
2005年10月10日
vol/1071
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1071--------- 2005/10/11
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1.お散歩(新宿)~六本木ヒルズ・TV朝日~
2.ものつくり―トンボ玉作り(熊谷)
3.木幡マンの一夜一冊(8)
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★今日はなんの日
1968(昭和43) 永山則夫連続射殺事件
★今日の花言葉
みそはぎ 「愛の悲しみ」
★今日は誰の誕生日
ケイン・コスギ(1974)
★今日の名言
「同胞のアメリカ国民諸君、国が何をしてくれるか
ではなく、国のために自分が何をできるかを問うて
もらいたい。世界の同胞諸君、アメリカが何をして
くれるかではなく、人類の自由のため、みんなでな
にができるかを問うてもらいたい。」
―ジョン・F・ケネディ大統領の就任演説
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■1.お散歩(新宿)~六本木ヒルズ・TV朝日~ ■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
都心ならではのお散歩の授業です!
● ドキドキ六本木
本日のお散歩は、六本木にある森美術館へ。
六本木ヒルズをとおりぬけて、移動する。
「回転ドアはどこ??」
事故があったことを知って、おびえるみんな。慌て
ず慎重に行こうね! みんなの目にとまったのは、
六本木ヒルズおよび周辺の縮小模型。帰りに新宿の
模型も見たけれど、すべての建物が本物のようだっ
たね!!(フレネの場所もみつけました!)
さらにテレ朝へも足を踏み入れる。ドラえもんとお
しゃべり。→
● 毛利庭園・元麻布公園
「やっぱり公園が一番!」
六本木ヒルズわきにある、毛利庭園。
宇宙飛行士の毛利さんが宇宙につれていった、メダ
カが放ってある池。
そのあとは、色鮮やかな遊具がおいてある、元麻布
公園へ。 お昼を食べにきたつもりが…おなかがす
いたのも忘れて遊ぶみんな。公園にはベンチがない
ので、遊具の上でランチ。大人気の長い滑り台。
六本木だけに、この公園にくる大人も子どももお上
品な感じ。影響を受けた、しー君。
「僕の御御足がぁぁぁ」だって。
日干し状態になりながらも、飛んだりはねたり、走
ったり、1時間以上遊んだね!!やっぱり公園が一
番かな??
● 森美術館―レオナルド・ダ・ヴィンチ展
「天才のレクター手稿」
絵画だけでなく、宇宙物理学・医学などにも才能を
発揮した、天才レオナルド・ダ・ヴィンチ。
すでに音の原理や地球から太陽までの距離を計算し
ていたという。賢く、先見の明があったダヴィンチ。
まるで未来からタイムスリップしてきたのではないか
と思ってしまう…
フレネのみんなも人類の500年先を予想する。
「なんどこけても走れる車にのる」と、よう君。
イタリア旅行が当たるよう、願かけて応募箱へ!
楽しいお土産もたくさん!
大人の街、六本木も十分満喫したみんなでした。
■2.ものつくり―トンボ玉作り(熊谷)■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm
JFFの準備の一つとして、今日はトンボ玉に挑
戦。ガスバーナーを使うので、慎重に!
昨日、新宿で買ってきた道具を使って開始!
唯一の経験者、かいが今日は先生!
「まずは…、」と、説明するかいにみんな大注目!
鉄の棒に離型剤を塗り、乾かす。そして、ガラスの
棒と、鉄棒を熱しながらくるくる巻いていく。
「ここで、ガラスの棒を一気に火に近づけると割れ
るから…。」と、絶妙のアドヴァイス!
「ふーん」と、見ていたけれど、いざ自分でやると、
「難しい!かいはすごい!」と、みんな!器用なん
だよなぁ。
形を作るところまでは、まずまず…。ところが冷え
たトンボ玉を鉄棒から取りはずす作業が難しい!
鉄の棒から外すまでは、
「これ、いいんじゃない??すごいきれいでしょ!」
なんて言っていたけれど、なかなか外れない…。
「きれいにできたのに…。」
棒から離れず割って取るパターンが続出!これは
コツをつかむまで練習が必要かな??でも、みん
なとっても楽しんでたね!
■3.木幡マンの一夜一冊(8)■
●「町でいちばんの美女」
―チャールズ・ブコウスキー(新潮社)
この作品は、ブコウスキーの短編集「町でいちばん
の美女」の冒頭に出てくる。この作品を読むとき、
ぼくは酒をしこたま飲むことにしている。そして、
読んだあともしこたま飲むことにしている。それほ
ど切ない…。
自虐癖があるキャスに惚れる主人公。その身体のあ
ちこちには自虐の痕が…。
--------------
キャスがハイネックのドレスを脱いだときである―
喉を掻き切った汚らしい傷跡が目に入った。「ばか
やろう」と私はベッドの中でいった。「なにをしや
がった」「割れたガラス瓶でやったのよ、ある晩。
もうあたしのことイヤになった?これでもまだきれ
い?」
(中略)
一緒に暮らしてみないかと私は言った。キャスはし
ばらく待ち受けるような眼で私を見ていた。やがて
ゆっくりといった。「やめとく」
--------------
そして、その夜、彼女は自殺する。彼女の不安。彼
の悔恨。それらが文体からひたひたと押し寄せる。
原文を読むとわかるのだが、ブコウスキーの使う英
語は、非常にシンプルでたんたんと短い文章が続く。
けっしてスラングではないが人をののしる言葉も多い。
※ 内容を無視すれば、中学生の初級英語学習にも
最適なようにも思える。
ドイツからの移民でアメリカ中を放浪し、いわゆる
無頼の生活を送る。しかし、彼の残した多数の短編
小説は、どれも心優しい。
1994年、白血病により74歳で死去。
※ この短編集は、新潮文庫でも購入できる。
※ 原作は、下記
「The Most Beautiful Woman in Town & other stories」
―CHARLES BUKOWSKI(CITY LIGHTS)
和訳で9ページ、原作では7ページ。辞書片手に両方を
読んでみるのもいい。