デイリーフレネ

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バックナンバー

2006年02月24日

vol/1146

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1146--------- 2006/02/24
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.同潤会アパートをしのぶ―新宿
2.熊谷のお料理―ちゃんぽん
3.今から40年ぐらい前のこと…
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★今日はなんの日

1978 「未知との遭遇」封切。SF映画ブームに

★今日の花言葉

じゃこうばら「移り気な愛」

★今日は誰の誕生日

ジョージ・ハリスン(元ビートルズ 英 1943)
ルノアール(画家 仏 1841)

★今日の名言

「ある私的な意見を是認する人々は、それを意見[世論]
と呼ぶのに、それをこのまない人々は、異端と呼ぶ」
        ―ボッブス『リヴァイアサン』より―


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■1.同潤会アパートをしのぶ―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 連れていくなら日本のどこ?

先日、インド人のお友達と東京巡りをしてきたスタ
・おきょう。こんな質問から本日のお授業スタート。
「外国からのお友達を日本に招待したとき、どこへ
連れて行く?」

みんなから出たのは…
・京都(金閣寺、精進料理を食べに)
・東京ディズニーリゾート
・秋葉原(電気街)
・六本木 などなど。
・東京国立美術館

「古い建造物とか見せてあげると喜ぶんじゃない?」
「これぞ日本!っていうお料理を食べ歩くのもいい
よね」

日本独自の文化や歴史、自然や歓楽地。たくさんの
新旧日本の面影。私たち日本人でも一度足を運んで
みたいものだね。

ちなみにインドのお友達とは、浅草→秋葉原→新宿
というコースをまわりました。
秋葉原の文化には、日本人の私も目が点でした…

● 新スポットの昔の姿

東京の新スポット、表参道ヒルズ。
「まだ行ったことない」と、みんな。
「ヒルズの前あの場所は、何だったか知ってる?」
「あ!何か古いアパートがあったよ」と、ちせちゃ
ん。

そう、その名も同潤会アパート。
大正時代からの建築物で、内装は和洋折衷。当時と
してはかなりハイカラなもの。

「当時この部屋を借りるのに家賃いくらだと思う?」
「昔だから…200円?」
実は、月額12~18円。
「えー!安い」と、みんな。

しかし、昭和初期のサラリーマンの月給平均が90円
。さらに住人は26~30歳。これらを考え合わせると、
同潤会の生活者はかなり裕福な人たちだったんだね。

「表参道に住むのは今も昔も大変なんだね」と、し
みじみ。

もう同潤会の姿を見ることはできないけれど、今あ
るヒルズを一度見てみるのもいいかもしれないね。

■2.熊谷のお料理―ちゃんぽん■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日のお料理は『ちゃんぽん』。今日からお料理
は、子どもだけで進めていくことに。

お互いに、
「じゃぁ、~やってね」など、みんなの仕事ぶり
もレベルアップ。
「何か他にやることはない??」と仕事を探して
いる姿もたくさん!
「今日は本当にやることがないですね。」と、ボ
ラ・しず。みんなの意識がとっても伝わってくる
のでした。

●今日は三品

ちゃんぽんだけではなくて、他にも、
「餃子!」「チャーハン!!」
と、中華料理三昧!

このくらいのメニューならレシピなしでも作れちゃ
います!みんなすごい!!

毎週お料理を続けている成果だね!

出来上がったら、みんなで食事。
「おいしい!」と、具沢山のちゃんぽんは上々の味!

餃子は、水溶き片栗粉で蒸し焼きに。
「これも食べていい??」と、こちらも大人気!

食事落ち着いてきた頃には、
「じゃぁ、今日は2時から片づけね!」と、本日お
料理リーダーのかいの言葉。

新システム、なかなかの滑り出しかな??

■3.今から40年ぐらい前のこと…■
   
もうじき春だというのに東京地方は雪の予報。雪で
思い出したけれど、ぼくが大学受験した1969年の3月、
東京地方は大雪だった。50センチぐらい積もったか
もしれない。

その年は、東大・京大の大学受験が大学紛争で中止
になり、この世代は「東大を受けたかったのに残念
…」という良い言い訳が出来る。ふふふ…。

北海道の片田舎から大学受験ででてきたぼくは、友
人7~8人くらいで、筑土八幡町(新宿区)にある某
企業の宿泊施設に泊まっていた。

受験が始まり、みんな少しずつ大学合格が決まって
いく。今日は青学、明日立教、はたまた慶應、ほら
上智って感じで全員が合格した。

めでたいめでたいということで当然宿舎でアルコー
ルを入れての大宴会!宴もたけなわになった頃…、
「コツコツコツ」と部屋のドアをノックする音…。

「すみません、明日弟が受験なのでもう少し静かに
してください」と、美しき女性。「はい、わかりま
した」と答えたのもつかの間、「バッキャロー!
姉貴に受験の付き添いしてもらうやつなんて落っこ
ちろー!」「もっと騒げー!」再び、ドンちゃん騒
ぎ!

あの受験生は、どうしたかあ…?40年近く経って、
深い反省の日々です。

ジャパンフレネでも通信制の高校や高検など続々合
格者が出て、めでたい日々です。

----------

荒川静香、金メダルおめでとう!
早朝、テレビを見ながら感動を分かち合いました!

明日25日(土)新宿&湘南合同の授業作りの会が新
宿で行われます。午後1時半スタート!興味ある方は
ぜひ!

原稿が全然進まない木幡…、かなり滅入っています。
みなさん、楽しい週末を!

2006年02月23日

vol/1145

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1145--------- 2006/02/23
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.フルーツどっさりクレープ-新宿
2.熊谷のお散歩―体育館
3.沖縄からのお便りです!
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★今日はなんの日

1576 織田信長、美濃の岐阜城から安土城に移る

★今日の花言葉

あんずの花「乙女のはにかみ」

★今日は誰の誕生日

中島みゆき(歌手 1952)

★今日の名言

「世界でいちばん有能な先生によってよりも、分別
のある平凡な父親によってこそ、子どもは立派に教
育される」
          ―ルソー「エミール」より―

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■1.フルーツどっさりクレープ-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● グループで手際よく

今日のお料理は、久しぶりのデザート系。
生地を作る子、果物を切る子、クリームを作る子。
3グループに分けて、仕事を進めていきます。

クリームの泡立て方をしほに教えてあげるともち
ゃん。グループ間同士、ヘルプも自然にできてい
るね!

準備はあっという間。そして、生地を焼きます!

● うまく焼けるかな??

ここからが肝心!
うまく丸く焼けないと、生地が破れて中身が出て…
となってしまう。

「あっ!机揺らさないで!」
「フライ返しを、こう…」みんな真剣!

静かに見守っていると
「うまく焼けたよ!」と、りょうすけ。

● クリームおばけ

最後にそれぞれに果物やクリーム、チョコレート、
アイスをトッピング!

しほのクレープは…たくさんの果物とたくさんのク
リーム!「もっと!もっとクリーム!!」
生地にはさむだけでは足りず、泡立て機ごと、ぺろ
ぺろ。

「おいしいねぇ!」
口の周りをクリームだらけにしながら、クレープを
頬張るみんな。その顔は、
「おばけみたいだねぇ!」

何を食べたか一目瞭然。

■2.熊谷のお散歩―体育館■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日は久しぶりの体育館。
いつもはバトミントンが中心だったけれど、
「ドッヂボール!ドッヂボール!」と、人気種目が交代!

これがなかなかハードです…。
「息が切れる…。」とは、大人。

のん君はくるくる回りながらボール投げる。
「へ?」というときにボールが飛んできて、
「テッシー、アウト!!!!」という状況…。

一時間以上の白熱ドッヂボールでした!

●バトミントンも

もちろんバトミントンのトーナメント戦も。

「今日は勝つぞ!!」と意気込むも、熊谷バトミントン
キングのボラ・しずには勝てない…。

「とりあえず、疲れさせてから勝負だね!」と、ひたす
らみんなの挑戦を受け続けるボラ・しず。それでもそ
の壁は破れないのでした…。

悔しい!!

●毎日歌う!

最近、帰り際に『今日の日はさようなら』を歌うのが
日課に。

「なんで??」
「何かあるときに歌うからさ。これからそういう機会が
多いからね!覚えましょ。」

常に聞こえてくるメロディーで、思わずみんな鼻歌で
歌ってしまうのでした。


■3.沖縄からのお便りです!■

今年<飛ぶ教室>の日程調整のため、先日、鳩間島
に電話をしました。同じ日に来た沖縄からのお便り
です。

----------沖縄名護市Sさん

いつもデイリーフレネを楽しみにしています。毎年、
沖縄に来るのですね!一昨年は私の住む名護市にも
来た事をデイリーフレネのバックナンバーで知りま
した。

私の住む名護市は日本で一番早い桜祭りがあります。
今年の桜祭りはすでに終了していますが、冬の沖縄
にも是非いらしてください。名護を基点にして山原
(ヤンバル)の山に登るのもいいですね。

------------

お便り、ありがとうございました!

昔、名護の東江(あがりえ)小学校で授業したこと
がある木幡です。

2006年02月21日

vol/1144

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1144--------- 2006/02/22
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.オリンピックの歴史-新宿
2.熊谷のお授業―国取り合戦・米収穫量バージョン
3.最近買った本-新刊
==================================================

★今日はなんの日

622 聖徳太子没

★今日の花言葉

むくげ「デリケートな美」

★今日は誰の誕生日

都はるみ(1948 B型)
ジョージ・ワシントン(政治家 米 1732)
ショパン(音楽家 ポーランド 1810)

★今日の名言

「ゆうべどこにいたの?」
「そんな昔のことは憶えていない」
「今夜、会ってくれる?」
「そんな先のことはわからない」
※ 映画「カサブランカ」の中、ハンフリー・ボガードの
  名セリフ

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■1.オリンピックの歴史-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今年はトリノオリンピックの年!そもそもオリンピ
ックとは何か??

オリンピックは古代ギリシアで、神への捧げものと
してスポーツを競ったという。
「出場者は、男の人だけだったんでしょ」と、もえ
ちゃん。
「しかも真っ裸!まっちょが、まっぱ!」と、じゅ
んたつさん。そうそう!観客も男性だけ。ちょっと
刺激的。

新生オリンピックは、1892年にフランスのクーベル
タン男爵が「平和の祭典」と銘打って再開された、
と。

「平和の祭典なのに、戦争のために過去三回中止に
なったことがあるんだよ」古代オリンピックでは、
戦争よりオリンピックを優先していたのに。

さらに、オリンピックがナチス・ドイツのプロパガ
ンダに利用されたこともある。オリンピックの裏IO
Cが第二次世界大戦に事実上加担していたということ
も、意外なこ
と。

結局、オリンピックって何のためにやるんだろう。
「経済効果。経済は関係してるよ、選手の育成にも」
「政治的に利用されるのはいやだなぁ。そういうの
なしで応援したいよね」 

さまざまな思惑があって、オリンピックにはいろい
ろな歴史があるんだね。

■2.熊谷のお授業―国取り合戦・米収穫量バージョン■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm


今日は2チームに分かれて国取り合戦・お米バージ
ョン。2004年度、米の収穫量が多いと思う都道
府県を、順番に予想して取っていく。

「じゃぁ、チーム名を決めて。」と言うと、
「馬ふん!」
「犬ふん!」
と、何ともヘンテコリンな名前…。

こんなチーム名でも、ゲームは真剣。
「お米といったら新潟!」
「2位!」
「えっ?1位じゃないの??」

「お米を作るのに必要なものって?」
「んー、水。」
「土地か!」と、かい。
「そう!そして、どんな土地?山みたいな急斜面で
もいい?」
と、米を作るのに必要なものを考えたり、その上で
の地理的条件を探っていく。

上位10ずつ予想したら、今度は下位の都道府県当
て。
「沖縄でしょ!」と、のん君。
「46位!」
「えっ?ビリじゃないの?そっか!必要なものは…」
と、今までの情報を使って予想。結果、『馬ふんチ
ーム』の勝ち!

最後に上位10と下位10を色分け。これを使って、
地理的条件の確認。
「お米の収穫量の少ないところって、他にも大きな
特産があるね。」
「東のほうがお米をよく作ってる。」

最後に日本の歴史とお米の関係を探っておしまいで
した!盛り上がったね!!

■3.最近買った本-新刊■

北海道のHさん、「どんな本を買ったか、読んだか
…、そういうの好きです。定期的に掲載してくださ
い」ということなので、毎月1回報告しましょう。

下記は1月以降購入した新刊です。このほか、古本
で絶版・購入不可の古本(内海隆一郎の本)を10冊
以上購入し、読破しました。また、ミステリーも古
本で10冊以上購入しています。1月は、お正月という
ことで軽い読み物が多いですね。

今年は戌年なので「南総里見八犬伝」全10巻(岩波
文庫)も古本で購入しています。第2巻が新刊では購
入できません。版元再版未定です。

昔読んで感動した本も再購入して読んでみましたが
子どものとき読んだようには、感動しません。やっ
ぱり、「クオレ」や「飛ぶ教室」などは、読みどき・
読みごろがあることがよーくわかりました。

小さい時の読書が大切ですね。

---------------
   

モノになる動物のからだ 中島久恵 批評社 \2,520

フィンランドという生き方 目莞ゆみ フィルムア-ト社 \2,100

乞食の子 頼東進 小学館 \649

飛ぶ教室 エ-リヒ・ケストナ- 偕成社 \735

クオレ 下 エドモンド・デ・アミ-チス 偕成社 \840

クオレ 上 エドモンド・デ・アミ-チス 偕成社 \840

サンドヒル・スタッグ ア-ネスト・トムソン・シ-トン 福音館書店 \945

ジョニ-ベア- ア-ネスト・トムソン・シ-トン 福音館書店 \945

シ-トン動物記 2 ア-ネスト・トムソン・シ-トン 小学館 \610

レイザ-バック・フォ-ミィ ア-ネスト・トムソン・シ-トン 福音館書店 \945

ラギ-ラグ ア-ネスト・トムソン・シ-トン 福音館書店 \945(税込) 1 \945

シ-トン動物記 1 ア-ネスト・トムソン・シ-トン 小学館 \610(税込) 1 \610

ペ-シング・マスタング ア-ネスト・トムソン・シ-トン 福音館書店 \945

ロボ ア-ネスト・トムソン・シ-トン 福音館書店 \945

シ-トン 今泉吉晴 福音館書店 \1,890

シ-トン 第1章 谷口ジロ- 双葉社 \1,050

シ-トン 第2章 谷口ジロ- 双葉社 \1,050

神々の山嶺(いただき) 4 夢枕獏 集英社 \1,050

東京幻視行 谷口ジロ- 講談社コミッククリエイト \588

晴れゆく空 谷口ジロ- 集英社 \979

遥かな町へ 谷口ジロ- 小学館 \1,470

風の渡る町 内海隆一郎 小学館 \669(税込)

懐かしい人びと 内海隆一郎 PHP研究所 \740

琉球の玩具とむかし遊び 西浦宏己 新泉社 \2,310

意味がなければスイングはない 村上春樹 文藝春秋 \1,399

完本八犬伝の世界 高田衛 筑摩書房 \1,575(税込)

図説小松崎茂ワ-ルド 根本圭助 河出書房新社 \1,890

おばあちゃんの知恵袋 宝島社 \829

ああ息子 西原理恵子 毎日新聞社 \879

毎日かあさん 2(お入学編) 西原理恵子 毎日新聞社 \879

上京ものがたり 西原理恵子 小学館 \820

毎日かあさん カニ母編 西原理恵子 毎日新聞社 \879

子育てハッピ-アドバイス 明橋大二 1万年堂出版 \979

vol/1143

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1143--------- 2006/02/21
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.アニマシオン-新宿
2.ものつくり―お絵かき!(熊谷)
3.新しい学校
==================================================

★今日はなんの日

1965 黒人指導者マルコムXが暗殺される

★今日の花言葉

ネモフィラ「愛国心」

★今日は誰の誕生日

前田吟(俳優 1944 A型)

★今日の名言

「『これがどん底だ』などと言っていられる間は、
どん底になっていないのだ」
      ―シェイクスピア『リア王』より―


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■1.アニマシオン-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日は残念ながら雨。
こんな日は、静かに読み聞かせを。

お話の登場人物は、木こり・その娘・王様の三人。
お話は、王様と娘のとんち比べのやり取りで進んで
いきます。

そして王様と結婚した娘は、たったひとつ大切なも
のをお城から運び出します。

みんなにとって、ひとつだけ大切なものを選ぶとし
たら?
「お母さん」(かずき)←感動!!
「本…とか」(ともちゃん)
「たくさんあるから、それをひとつの袋に入れる」
なかなかやるなぁ!

さらに、お話のタイトルをふせて、みんなで考え
ました。
「王様と娘」(よう君)
「王様と娘の知恵くらべ」(まっつぁん)


■2.ものつくり―お絵かき!(熊谷)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm


今日のものつくりは、大きな画用紙を使ってお絵か
き。「けっこうでかいね。」という声が出る。いつ
もの紙の倍くらいの大きさ。

「何を描いてもいいの?」
「そりゃ、もちろん。」
ということで、図鑑を取り出したり、フレネの中を
歩き回って探したり。

携帯電話に、亀に、シマウマに…。みんな思い思い
のものを描きました。

●やっぱり蛇!

かいの力作は蛇。
「口から何かでてる?」と、よく見てみると蛙の足!

「ほら、この写真。」と、図鑑を見せてくれると見
事に蛙を捕らえた蛇の写真!

模様をひたすら細かく描いていくかい。
「あー!指がぁぁぁ!」
この根性、すごい!!

●マリモ?キャベツ??

この前作った紙粘土に色塗りする子も。

ボールを作ったユータは、
「じゃぁ、緑に塗ってマリモに!」
カップの中に絵の具を入れて、紙粘土を入れてシェ
イク…。
「なー!キャベツみたいな色!」

まりもちゃんにプレゼントするって言っていたのに
ねぇ…。


■3.新しい学校■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

日曜日の朝日新聞の教育面にこの春開校する「海陽
学園中等教育学校」の記事があった。トヨタ・JR
東海・中部電力など80社がお金を200億円出して作っ
たエリート養成学校だ。

海陽学園は「今の子ども達は学校と塾の往復でゆと
りがない」と言いつつ、高校1年で高校課程をすべ
て修了させ、一日2時間半の学習も強制する。???
???

どんな学校になるか興味を持っていたのだが…、度
量が狭いなあ。フリースクールを抱え込む、あるい
はタイアップするような感性は無いのかしら…。

また、フリースクールの中で学校をつくるという動
きがあるようだが、これも疑問。学校と学校以外の
学びの場が並立していないと危なかしい…。

また、学校づくりを考え始めた今日この頃です。


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vol/1142

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1142--------- 2006/02/20
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.東京国立現代美術館-新宿のお散歩
2.熊谷のお授業―推理ゲームから戦争のお話へ
3.木幡マンの一夜一冊(21)
==================================================

★今日はなんの日

1911 夏目漱石、文学博士号を断る

★今日の花言葉

カルミア「大きな希望」

★今日は誰の誕生日

しむらけん(1950 A型)
長嶋茂雄(1936 B型)
石川啄木(1886)
志賀直哉(1883)

★今日の名言

「人生に解決などない。あるのはただ、前進していく力だ
けだ。その力を創造しなければならない。解決などそのあ
とで見つかる。」
               ―サンテク・ジュペリ―

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■1.東京国立現代美術館-新宿のお散歩■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 一日いても飽きない!

北の丸公園でのお昼ご飯は寒いので、科学技術館へ
避難。ついでに寄ったつもりが、楽しいこと楽しい
こと!

小さな力が大きな動力になるような、たくさんの体
験遊具があります。自転車をこいで、大きな鉄球を
転がすともちゃんとななちゃん!
激しいこぎっぷり!!

スタおきょうともえちゃんは、ハンドル操作でピン
を複雑な通路に通していくゲームに挑戦!
ついつい我を忘れて、没頭…

● 博士(?)のお授業

近くにあったイスで休憩をしていたところ…白衣姿
のおじさんがやってきて、
「えー、では…」と、思いがけなく、お授業がスタ
ート。

今何かと話題の耐震システムのお話を聞きました。
大きい地震に備えてビルの土台に設置されている耐
震装置。さらに、強風に備えてビルの最上階に備え
てある装置。

この装置の仕組みのお話は、
「なるほどねぇ!」目からうろこ!

それにしてもツボにはまったのは、スポンジにくっ
つけられたカエルの人形。耐震実験の都度、模型の
中に入れられてはブルブル揺れる!うっすら笑みを
浮かべていて、滑稽な感じがする。
「なんであのカエルにしたんだろうね。しかも石で
できてて渋い」

興味は別の方向へ向かってしまうのでした。

■2.熊谷のお授業―推理ゲームから戦争のお話へ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

火曜日に行った『海亀のスープ』のお授業。今日は
同じ要領で、新しい問題。

「1945年7月20日~8月14日の間に今までとは違う爆
弾が落とされました。これは、誰が何のために落と
したのでしょう?そしてこの爆弾はどういうものだ
ったのでしょう?」

この爆弾が落とされた場所、その数をヒントに提示。
「なんでこんな落とし方なの?」と、その不自然さ
は明らか。

「それは大きい爆弾ですか?」
「原爆に関係しますか?」
「実験のようなものですか?」
と、どんどん核心へ。この爆弾が広島・長崎には落
とされていないことが最大のポイントかな。

これは、新型爆弾だった原爆を、正確に落とすため
の練習のようなもの。パンプキン爆弾という模擬原
爆のお話でした。
「えー!そんなことやってひどい!人が死んでるん
でしょ!!」と、しおちゃん。

そして驚かされるのは、8月14日までこの訓練が
続いていたということ。原爆投下候補地にパンプキ
ン爆弾が落とされなかったのは、原爆一発の威力を
測るために町の状態を保存しておくためにらしい。

「なんとも、実験的意味合いも強いんだよね。」
「そんなのひどい!死んでいる人がいるのに!」

原爆というものが、いかに不条理に落とされたもの
なのか、そして戦争というもの自体について考えて
みました。

●もえちゃんからのバレンタイン!

「テッシー、宅急便!」
「もえちゃんからだ!」
新宿もえちゃんからバレンタインのプレゼント!毎
年熊谷に届けてくれるもえちゃん。本当に嬉しい!

生チョコの味に感心しきりだったのはかいでした。
「すげぇ…。」
「これ、どうやって作るの?」
「うーまい!」と、連発でした!

■3.木幡マンの一夜一冊(21)■

●「沖縄学」仲村清司(新潮文庫 514円)

沖縄の妙齢の女性にガングロがいないのはなぜか?
「シーサーヂラー」ってどういう顔つき?ウチナン
チュにとって不動の県民食とはなにか?

毎年、沖縄に行くジャパンフレネにとって、知って
おかなければならない沖縄的雑学の数々がここにあ
る。

2年前、沖縄に行った時は、同じ著者の「沖縄の人
だけが食べている」を使い授業した。インガンダル
マってどんな食べ物か知ってる?また、キッパン
というお菓子も知り、お土産の定番となりました。

沖縄は奥が深い!