デイリーフレネ

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バックナンバー

2006年11月17日

vol/1259

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1259--------- 2006/11/17
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ジャパンフレネ新宿あれこれ
2.熊谷のお散歩―埼玉県環境科学国際センター
3.かいの大冒険
==================================================

★今日はなんの日
1580(天正8)柴田勝家、加賀の一向一揆を討つ

★今日の花言葉
黄色の菊「困難に耐える」

★今日は誰の誕生日
本田宗一郎(1906 本田技研創設者)

★今日の名言
「特別なレースという部分に関しては、ここで初め
て何かを試すようなことがあってはいけないと思い
ます」
            ―武 豊 競馬― 
大勝負に挑むには、それなりの準備が必要であると
いうこと。準備を怠ったくせに「もしかしたら運が
味方してくれるかも」なんていうのは、ムシがよす
ぎる。

---------------------------------------------------

■1.ジャパンフレネ新宿あれこれ■

http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

●お勉強の素

算数のプリントに取り組む、けんちゃん。その様子
を見ていると、
「何でお勉強なんかしなきゃいけないんだろう…」
「いや~ん、やなさん置いて行かないで~。一人じ
ゃ寂しい…」と、ブツブツ。

「集中!」
「ううう…集中できる何かがほしい。そうだこうい
うときは、魚肉ソーセージを」

なんで魚肉ソーセージなんだろう?

● 木幡マンのオ○ラ

「昨日からおならがやたらに出るんだよー」と、木
幡マンからの告白(というか予告)。
「豚汁にごぼうを入れたからさぁ…」

そして、
「ぶっ!」と異様な爆発音が。

「うわぁ!くっせー!」
爆発音はスペースの端っこにいたスタおきょうの耳
にも届きましたよ。危なかった…。

そして静かに、さりげなく、木幡マンから離れて行
ったのはゆうき君でした。


■2.熊谷のお散歩―埼玉県環境科学国際センター■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日は鴻巣にある環境科学国際センターへ。駅から
6km以上。
「歩く??」と言っていたけれど、駅前でレンタル
自転車を発見。ひたすら自転車をこぐ。

到着まで30分以上。
「自転車でよかった…。けど、帰りを考えると…。」
「これでお散歩のときに6km歩くのは無理ってわ
かったよ。」と、ユータ。

●豪華な施設

センターの中は、なんとも立派な施設!
「でかい!」
「きれい!」

中ではたくさんの職員さんがお出迎え。見学者はう
ちらだけなのに…。ちょっと恥ずかしいみんな。

中では、いろいろなコーナーにそれぞれ職員さん。
説明をしてくれる。特に立体的に見える巨大地球儀
はすごかった!

他にもゲーム形式や、体験的に環境のことなどを紹
介するコーナーがたくさん。

大きなスクリーンを使って行われるクイズ大会では、
「あっ!木っていうのは…、」と、かいの説明が冴
えたね!さすが!!

ユータはオリエンテーリングをやって賞状も!
「俺にも見せて…。写す…。」とは、かい…。
「えー!ずるい!!」と言われながらもちゃっかり
と…。

●本日の感想

「ここの感想は?どう?」
「でっかい!!」
「トイレがレストランみたいにきれいだった!」

帰りもひたすら自転車。
「まだぁ?」
「まだまだ。」
こんな会話が永遠と…。いやいや疲れたね…。明日
は筋肉痛かも??


■3.かいの大冒険■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

鴻巣までの電車の中でのかいとの会話。
「この前、一人で新橋まで行ってきたよ。」
「へ?一人で??」
※新橋には『パウパウアクアガーデン』という都内
最大級の観賞魚屋さんがある。かいはそこがお気に
入り。

「お母さんと一緒に行ったんじゃないの?」
「いや、その後また行ったんだよ。一人で。」
なーんと!かいの家からだと、片道ざっと一時間半
以上はかかる。しかも上野の雑踏の中での乗り換え
も必要…。さらに新橋の駅からお店までも歩いて結
構かかる。

「母ちゃんは、心配してたけど。」
「そりゃそうだよ…。普通に大人でも迷子になる場
所だよ…。」

さらには、
「帰りは、高崎線と宇都宮線がごっちゃでさぁ。仕
方ないから、駅員さんに聞いて…、」と、かい。
「すごいな!」と、みんな感心。
ちなみにお昼ご飯はコンビニのカップラーメンだっ
たとか。新橋の街中で一人カップラーメンを食べて
いるかいの姿が目に浮かぶ…。

いやいあや、小学5年生でここまでやるとは本当に

ごい!
「もう大丈夫!普通に行ってきたし!!」と、かい。
大冒険が、しっかり自信に繋がっているよう。いい経
験をしたね!!

---------------

東京の高尾山の紅葉がきれいになってきました。
ふもとの八王子市ではいちょう祭り。

デイリーフレネは、月~金の平日刊です。
皆さん、楽しい週末を!チャオ!

2006年11月16日

vol/1258

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1258--------- 2006/11/16
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.元ボラ・静ちゃんの国会報告
2.静ちゃんからの追伸
3.新宿スタ・おきょうのお授業
==================================================

★今日はなんの日
1946(昭和21)当用漢字表[1850字]・現代かなづかい告示

★今日の花言葉
シコンノボタン「平静」

★今日は誰の誕生日
アレクサンドル・ポポフ(1971 露 水泳)
北村透谷(1868 詩人)

★今日の名言
「悩みながらたどり着いた結論は。やはり、トレーニン
グしかない」
      ―アントニオ猪木 プロレスラー―


---------------------------------------------------

■1.元ボラ・静ちゃんの国会報告■

新宿でボランティアをしていた静ちゃんこと江上静
さん、現在、衆議院議員寺田学さん(秋田県選出 
民主党 30歳)の公設秘書をしています。

先日、久しぶりい会い痛飲したのですが、その静ち
ゃんからの国会報告です。いじめの問題について寺
田議員が安部総理に質問した件についてのコメント
です。

------------以下、転載。

木幡様

江上です。
先日はありがとうございました。
相変わらず忙しい日が続いています。

寺脇さんが辞職されましたね。
なんだか先日木幡さんからお話を伺ったばかりで、
タイムリーだったことと、ネットで検索すると寺
脇さんを批判するコメントを書いている人のあま
りの多さに驚き、失望して、木幡さんにメールし
てしまいました。

ちょっと長くなりますが、先日文科でいじめ・自殺
問題集中審議があり、その質問の感想などをたらた
ら書きますのでお時間があるときに。。
(お返事不要です)

おととい、うちの議員が文科の委員会で40分の質
問の時間をもらいました。

いじめ自殺対策といじめ対策はちょっと違う、
いじめ対策は長期的な視点が必要、でも、いじめ
自殺は今この瞬間から一人も出したくない、
そのために、「死ぬほどつらいのなら学校へ行く
な」と大臣から言ってはどうなのか、文科省の通
知にも「いじめが原因の不登校なら弾力的に欠席が
認められてもよい」とかかれているじゃないか、
と主張しましたが、大臣にも、出席していた他の議
員にも(悲しいことにうちの党の議員も含む)全く
理解されなかったようでした。傍聴席から多少拍手
がでただけで、あとは野次の嵐でした。

大臣は、ケースバイケースだ、丁寧に見て現場が判
断すべきことで、大臣としての私が全部ひとからげ
にして「つらいなら学校に行くな」なんていったら、
なまけるやつがでる、義務教育の根幹が崩れる、と
かそんなことの繰り返しでした。

現場でのケアが徹底されていないから自殺がおきて
いるんじゃないか、それを防ぐ究極の手段として
「行かない」という選択をとることがあってもいい
のではないか、こどもも、親も、学校も、学校に行
くことが絶対と思う風潮があり、休めない雰囲気が
あれば、こどもは「学校にいっていじめられるか、
それとも全てを終わりにするか」と追い詰められて
しまう、北海道のケースはまさしくそうなった結果
ではないのか、と反論しましたが、全く大臣の考え
は変わらずでした。

今回の質問を経て、改めてマイノリティーであるこ
とを悲しく思ったというか、ああ、教育なんてこう
いう人たちがここに大勢いるから変わっていかない
のだろうなとか、ここにいる人たちは、大抵は、現
在の教育システムの中で「うまくやってきた」人た
ちだから、変える気がないのは当然といえば当然か
と思ったり・・・。

質問が終わってから、議員と二人で部屋で泣きました。
悔し涙ですね。他の誰一人として委員会室で理解を
示してくれなかったことの寂しさと、悔しさと、変わ
っていかないことへの怒り。。。

でも、マイノリティーだからこそ、存在価値があるの
だ、これからもこの場にいる必要があるのだと感じま
した。マジョリティーなら、他の人に任せてもいいの
ですから。。。

だらだらと結論のあまりない話ですみません。
また、話したいことがたまったらフレネにお邪魔し
ます!

-----------以上、転載終了。

こんにちは!木幡です。

ばたばたと忙しく、寺脇さんの件も静ちゃんのメールで
初めて知りました。

少数者・弱者の視点に立った質問を真正面から受け止
めない政治の論理、あるいは強者の論理…、涙を流し
た二人の気持ちよくわかります。

先日、故郷に帰った際、同期会を開いてくれたのですが、
その時お会いした恩師(小1・2の担任)が自ら作ったジャ
ガイモとタマネギを送ってくれました。

中に手紙が入っていて、最後にこんなことを書いてくれま
した。

「子どもたちのために、いいお仕事をして下さい。期待し
ています」
少し疲れているぼくにとって大きな励ましです。

議員の主張なされていることは、間違っていません。
お気を落とさず、前に進んでくださるようお伝え下さい。

私にできることがあれば、いつでも馳せ参じます。

■2.静ちゃんからの追伸■

---------以下、転載。
   
江上です。

とりとめもないメールへのお返事ありがとうござい
ました。デイリーフレネへの転載了解しました。
もしかしたら私のメールより、寺田の日記のほうが
適切かもしれませんので参考までご覧下さい。

http://www.manabu.jp/diary/index.php?20061108

尚、寺田が経験したいじめの話、
http://www.manabu.jp/diary/index.php?20061017
私の不登校体験談、
http://www.manabu.jp/staff/staff_diary.php
こちらもご参考まで。

木幡さんから頂いたメールを励みに今日も一日
がんばります。

-----------以上、転載終了。

寺田議員と大臣のやり取りの詳細は衆議院のHP
に掲載されるとのことです。
     ↓
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index.htm

■3.新宿スタ・おきょうのお授業■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm


今日は新宿からスタ・おきょうが研修のために熊谷
に。せっかくなのでお授業を。

まずはいろんなお題に対する答えをみんなで考え
るもの。ゲームのようで、さらにはコントのような…。

「花びらを一枚づつ取りながら、『好き』『嫌い』。で、
もう一つ付け足すとしたら?」
「『好き』、『嫌い』、『不倫』…。」と、かい。
「なんてコトを言うんだ!!」
どこでそんな言葉を覚えてしまうんだ…。

●二本目のお授業―心理学のお話から

その後は、心理学の仕掛け絵を使ったお授業。一
枚の絵が若い女性のように見えたり、お婆さんに見
えたり…。

一枚一枚見ながら、
「あっ!見えた!」というみんなを横目に、
「えっ!わかんないんだけど…。」と、ユータ。
みんなであれやこれやと説明!
「あっ!見えた!恐い!!」

その後、自分の意識の中にあるものを『図』、意識の
外にあるものを『地』として、いろいろなことに対する
方法についてのお話。
「何か行動を起こすときに、基準となることは何かな?」
「自分。」
「目標…。」

今見ただまし絵と一緒で「他の視点」(←かいの言葉より)
から、行動を見返す時にはいろいろな工夫が必要なん
だね。

●だまし絵にはまる!

授業の後は、錯視やだまし絵などをみんなで検索。
「おー!すごい!!」
「これも、気持ち悪い!!」

「こういう本とかって売ってるかな??」とユータ。
最初は苦戦したユータが特にハマってたね!

vol/1258

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1257--------- 2006/11/15
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.恩師からの贈り物
2.愛着のお話-新宿
3.熊谷のお料理―グラタン
==================================================

★今日はなんの日
1930 マレーネ・ディードリヒ(独 女優)主演
   のハリウッドデビュー作「モロッコ」が完成

★今日の花言葉
松 「不老長寿」

★今日は誰の誕生日
チャールズ皇太子(英 1948)
ネール(政治家 印 1889)

★今日の名言
「天才とは1%のひらめきと99%の汗である」
           ―エディソン―
※ しかし、真意は「どんなに努力しても、ほんの
  わずかなひらめきがなければ無に帰する」とい
  うことだったらしい。


---------------------------------------------------

■1.恩師からの贈り物■

先月末、取材のため帰郷した。その時、木幡が帰っ
て来るというので同期会を開いてくれた。恩師を囲
んで楽しいひと時…。小学校1・2年の担任M先生
は79歳だがかくしゃくとしたもの。ぼくの本を喜ん
でくれた。

そのM先生から大量のタマネギとジャガイモが送ら
れてきた。

「先日お会いできて嬉しかった。何十年も会ってい
ないのに、次第に昔の事が思い出された。不思議な
ことですね。この野菜は、私の作ったものですが、
故郷を思い出してください。低農薬野菜です。食べ
てみてください。お返しなど気を使わないで下さい
(決して…)。子供たちのためにいいお仕事をして
下さい。期待しています。お元気で…」

涙が出た…。


■2.愛着のお話-新宿■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日はハーロウ(米)という心理学者が行った実験
のお話から。

布製のお母さん人形(クロスマザー)と針金製のお
母さん人形(ワイヤーマザー)とがある。

簡単な人形を作って、それぞれを触ってみるとどん
な感じかな?

それぞれの感触から、赤ちゃん猿がどちらのお母さ
んとの接触
が多いかを予想。

・本物の猿に感触が似てる。
・柔らかく動く。・あたたかい。
・形の雰囲気が本物に近い(視覚的)。 

などから、みんなはクロスマザーとの接触が多いと
考えたね。

「ワイヤーマザーに哺乳瓶を持たせたらどうだろう?」
・ずっとワイヤーマザーのところにいる。
・それでもクロスマザーから離れない。 
など意見が分かれるところ。

この実験の結果から明らかにされたのは、育児には
「愛着(アタッチメント)」という特定の対象との
特別な絆が必要ということ。

これを踏まえて、先日新聞に掲載されていた「赤ち
ゃんポスト」についても考える。
「ポストは必要だと思うよ。だってさ、赤ちゃんを
殺しちゃう人がいるから」と、ちせ。

その通り。ポストの意義はあるし、設置した病院の
意図もわかる。

ポストの是非を問うのではなく、赤ちゃんのその後
どう育っていくのだろうか。

産んだ後対処を考えるのでなく、産む前に真剣に考
えなくてはならないことがたくさんあるんだね。

■3.熊谷のお料理―グラタン■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日のお料理はグラタン。みんな何度か作ったこと
のあるメニュー。さらに、全て大成功。今日も成功を
目指して!

「ラザニアも作ろう!」
ということで、一品追加。もちろん手打ち!

まずはみんなでお買い物。ところがどっこい、何だか
聞いたことの無い食材に一苦労。
「もう12時過ぎてる!」
買い物から帰ったら急いで調理開始。


グラタンは3皿。チキンにエビにポテト。
「これも茹でて!」
ひたすら下準備に追われるみんな。常にお湯が沸か
されている状態で、切り分けた野菜などをりょうがひ
たすら茹でる。もうてんてこ舞い!

「すごい!いい色に仕上がってる!」
オーブン番ののんちゃん。きつね色でとってもいい香
り!

出来上がりは、今回も大成功!
「美味しい!あれだけ苦労しただけあるね!」
すべてきれいに完食!

手打ちのラザニアも大成功!急遽いろんなアレンジを
加えて生地を作ったけれど、とっても美味しかったね!

vol/1257

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1257--------- 2006/11/15
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.恩師からの贈り物
2.愛着のお話-新宿
3.熊谷のお料理―グラタン
==================================================

★今日はなんの日
1930 マレーネ・ディードリヒ(独 女優)主演
   のハリウッドデビュー作「モロッコ」が完成

★今日の花言葉
松 「不老長寿」

★今日は誰の誕生日
チャールズ皇太子(英 1948)
ネール(政治家 印 1889)

★今日の名言
「天才とは1%のひらめきと99%の汗である」
           ―エディソン―
※ しかし、真意は「どんなに努力しても、ほんの
  わずかなひらめきがなければ無に帰する」とい
  うことだったらしい。


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■1.恩師からの贈り物■

先月末、取材のため帰郷した。その時、木幡が帰っ
て来るというので同期会を開いてくれた。恩師を囲
んで楽しいひと時…。小学校1・2年の担任M先生
は79歳だがかくしゃくとしたもの。ぼくの本を喜ん
でくれた。

そのM先生から大量のタマネギとジャガイモが送ら
れてきた。

「先日お会いできて嬉しかった。何十年も会ってい
ないのに、次第に昔の事が思い出された。不思議な
ことですね。この野菜は、私の作ったものですが、
故郷を思い出してください。低農薬野菜です。食べ
てみてください。お返しなど気を使わないで下さい
(決して…)。子供たちのためにいいお仕事をして
下さい。期待しています。お元気で…」

涙が出た…。


■2.愛着のお話-新宿■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日はハーロウ(米)という心理学者が行った実験
のお話から。

布製のお母さん人形(クロスマザー)と針金製のお
母さん人形(ワイヤーマザー)とがある。

簡単な人形を作って、それぞれを触ってみるとどん
な感じかな?

それぞれの感触から、赤ちゃん猿がどちらのお母さ
んとの接触
が多いかを予想。

・本物の猿に感触が似てる。
・柔らかく動く。・あたたかい。
・形の雰囲気が本物に近い(視覚的)。 

などから、みんなはクロスマザーとの接触が多いと
考えたね。

「ワイヤーマザーに哺乳瓶を持たせたらどうだろう?」
・ずっとワイヤーマザーのところにいる。
・それでもクロスマザーから離れない。 
など意見が分かれるところ。

この実験の結果から明らかにされたのは、育児には
「愛着(アタッチメント)」という特定の対象との
特別な絆が必要ということ。

これを踏まえて、先日新聞に掲載されていた「赤ち
ゃんポスト」についても考える。
「ポストは必要だと思うよ。だってさ、赤ちゃんを
殺しちゃう人がいるから」と、ちせ。

その通り。ポストの意義はあるし、設置した病院の
意図もわかる。

ポストの是非を問うのではなく、赤ちゃんのその後
どう育っていくのだろうか。

産んだ後対処を考えるのでなく、産む前に真剣に考
えなくてはならないことがたくさんあるんだね。

■3.熊谷のお料理―グラタン■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日のお料理はグラタン。みんな何度か作ったこと
のあるメニュー。さらに、全て大成功。今日も成功を
目指して!

「ラザニアも作ろう!」
ということで、一品追加。もちろん手打ち!

まずはみんなでお買い物。ところがどっこい、何だか
聞いたことの無い食材に一苦労。
「もう12時過ぎてる!」
買い物から帰ったら急いで調理開始。


グラタンは3皿。チキンにエビにポテト。
「これも茹でて!」
ひたすら下準備に追われるみんな。常にお湯が沸か
されている状態で、切り分けた野菜などをりょうがひ
たすら茹でる。もうてんてこ舞い!

「すごい!いい色に仕上がってる!」
オーブン番ののんちゃん。きつね色でとってもいい香
り!

出来上がりは、今回も大成功!
「美味しい!あれだけ苦労しただけあるね!」
すべてきれいに完食!

手打ちのラザニアも大成功!急遽いろんなアレンジを
加えて生地を作ったけれど、とっても美味しかったね!

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2006年11月14日

vol/1256

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1256--------- 2006/11/14
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ジャパンフレネ新宿あれこれ
2.りんごが6つ-新宿の授業
3.ものつくり―竹とんぼ
==================================================

★今日はなんの日
1930 マレーネ・ディードリヒ(独 女優)主演のハリ
   ウッドデビュー作「モロッコ」が完成

★今日の花言葉
松 「不老長寿」

★今日は誰の誕生日
チャールズ皇太子(英 1948)
ネール(政治家 印 1889)

★今日の名言
「あえて馬鹿に見せるということは大きな知恵である。
だが、そのためには、私にはいつも欠けていたある種の
勇気を必要とする」
 ―ジード―

---------------------------------------------------

■1.ジャパンフレネ新宿あれこれ■

http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

● 墓荒らし

窓の外、太宗寺を見て…
「やなさん、大変!墓を荒らして人がたくさんいる!!」

見れば太宗寺の墓地を、戒名の札を抱えた人たちが
たくさん出入りしている。

「木製の札だから、定期的に取り替えるんじゃない
かな」「なんだ…そうかぁ」

確かにあんなにたくさんの人が墓を荒らしていたら、
大事だ思わず大爆笑してしまいました。

● 組決めジャンケンはエンドレス…

午後は、みんなでカロム大会!
参加者、かずき・けんちゃん・体験H君・スタおき
ょうでチーム分けのジャンケンをすることに。

「グーとチョキで~♪」とオリジナルソングで音頭
をとるのはけんちゃん。
「ポイ!」パーを出す、かずき。
「あ、間違えた」

仕切りなおして、「ポイ!」
「あ、あぁ。僕も間違えた!」パーを出す、けんち
ゃん。

パーならまだしも、人差し指だけ出していたり…。
「グーとチョキだってば!」
「普通グーとパーだろ!」

組を決めるまでに一体何時間かかることか…。おか
しな4人でした。

■2.りんごが6つ-新宿の授業■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日はあるお話を聞いて、何が起きたのか想像力を
働かせるお授業。

エピソード:りんごが6つ、かごに入っていました。
そして女の子が6人いました。女の子がそれぞれ、
一人一つりんごをもらいました。しかし、かごには
りんごが一つ入っていました。

「どういうことか考えて。ヒントとして質問してし
ていいよ、でも『はい』か『いいえ』でしか答えな
いからね」

ということで、みんなの推理開始!!

「女の子は本当は7人いましたか?」
―「いいえ」

「一個取るとかごの下からまた一個りんごがニョキ
っと…」―「いいえ!」

「降参していいですか?」
「い・い・え!!」

「そんなことあり得ないよ。わからない…」と、か
ずき。
「あり得るんだよ。あり得ないと考えてはだめ。発
想の転換をしなきゃ」

そんなこんなで考えること30分。

「りんごをどうやってもらったかに関係ありますか?」
と、核心に迫る質問はよう君!

そして、
「あ!わかった!!」と、何やらひらめいたシー君。
「じゃあ、みんなの前で説明して!」

みごとに謎を解き明かしたのは、シー君!おみごとで
した!


■3.ものつくり―竹とんぼ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日はJFFで頂いた竹の余りを使って竹とんぼ作
り。

作り方の紙を見ながら試行錯誤。
「結構薄くしたほうが軽くなるかも。」と、一生懸
命削る…。しかし、握っている部分も薄くしてある
ので、「手が切れてる!」
羽を握っていた手は傷だらけ…。

「ひょっとして…。」と、羽で紙を切ってみると
「すげー!すごいよく切れる!!」
これは、かなり鋭い…。

その後も、飛ぶまでいろいろと手を尽くす。
そして、見事かい作の竹とんぼと、ユータ作の竹とん
ぼは見事に飛んだ!
「すごい!」
これは感動!

それにしても、「当たると怪我しそう!」というほどの
薄さ…。気をつけて…。

飽きてきたら、なんだか余計なものも作って楽しみま
した!魚の形や、底の無い桶やら…。何か使い道が
あるのかな…??

vol/1255

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1255--------- 2006/11/13
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.4人でのんびり、高尾山ハイキング!―新宿
2.お授業―『ぼくは悪いことをした』
3.木幡マンの一夜一冊(37)
==================================================

★今日はなんの日
1981 沖縄本島北部で「ヤンバルクイナ」が発見される

★今日の花言葉
こうすいぼく「忍耐」

★今日は誰の誕生日
木村哉拓(SMAP 1972 0型)

★今日の名言
「家康の敗北の生かし方とは、次の機会までの力の蓄積
の期間に転じることであった。ここに、敗けて勝つ秘法
がある。柔よく剛を制するのである」
            ―早乙女貢「風雲児列伝」―

---------------------------------------------------

■1.4人でのんびり、高尾山ハイキング!―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

前回雨のため延期になっていた、ハイキング。今日
は絶好のハイキング日和!

ですが連日の行事の疲れで集まったのは、たったの
4人…。

のんびり登りましょう。

● ケーブルカーで

いきなりピンチのしゅうた。高いところが苦手なの
です。
「途中までリフトで行くよ」
「リフトって?ケーブルカーって??」
にわかに真顔になるしゅうた。

「リフトは野ざらしになってて、ケーブルカーは箱
型」「リフトはちょっと…」ということで今回はケ
ーブルカーを利用。

● なんで足りなの?

ケーブルカーを降りたら、薬王院を経由するコース
で山頂へ!

途中の“百八の階段”では、みんなで数えながら登
ったけれど…

「108!やっぱり108だったね」
「…103しかなかった。おかしいな」と、ボラひ
ろきさん(泣)

「なんで足りないの?こわーい!」
「途中でからみついてくるから狂ったんだよ!」

しゅうたとボラひろきさんの愉快なからみ。しかし
山道では、無駄なエネルギーを使うことになってる
ような…。

● 田舎風弁当に意義あり

山頂まではこれまでにない短時間で到着!ここでお
昼ご飯。

高尾山口駅で買った田舎風弁当のふたを開ける、し
ゅうたとともちゃん。
「あー!ぐちゃぐちゃ!隙間が多すぎるんだよ!!」

おかずがちょっと少ない弁当でした…。

● 滝よりハゲネタ

下山は滝コースで。
「滝はまだかいな…」滝はなかなか現れない。
「ハゲを抑える服用薬があるらしい。ハゲのメカニ
ズムはね…」
「でもそれって結果的に毛が減るということだよね」

「ハゲって漢字でかける?」
「どんな字だっけ?」

気づけば滝のことなどすっかり忘れて、“ハゲ”の
メカニズムや“ハゲ”という漢字など、“ハゲ”ネ
タで盛り上がる、みんな。

忘れたころに滝を見つけ、無事下山。

「ひざが笑ってる…」
今日の分の筋肉痛はいつ出ることか…。

週末はゆっくり休んでね!


■2.お授業―『ぼくは悪いことをした』■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日は灰谷健次郎氏の本に載っている小学生の
詩をいくつか紹介。それを読みながらみんなでいろ
いろなことを考えることに。

「この人、『兎の眼』の人でしょ?」
「あのお話は実際にあったことが多いんだよ。」
「例えば…、~も??」
「そう!そう!」
一年前に一ヶ月くらいかけて読み聞かせをした『兎
の眼』。みんな話の内容をびっくりするくらいに覚
えている!

●一つ一つ読み聞かせ

給食費を盗んだ子の文章や、貧しさを強いられなが
らも優しさを光らせる子の文章などなど、いろいろな
感情がストレートに表現されている。

「11歳!この文章?」
文章に必要なのはテクニックなんかじゃないんだね。
呻き声が聞こえてきそうな懺悔にみんな言葉がなく
なる。

その中で、隣の家に忍び込んで盗みをしてしまった
子の文章を取りあげることに。
『せんせい。どうぞゆるしてやってくださいな』と
いう文
で締めくくられるこの手紙への返事を書くというお
題をみんなに。

●みんなのお返事

悪いことをやってしまったって言うのは、死ぬまで
つきまとうんだって。(中略)とりかえしのつかな
い事をしないようにするには、「意識」しながら生
きていかないといけないと思う。(後略)―なみ

人の物を盗むのは大変よくない事だが、その事を先生
に白状するのはいい事だ。(後略)―のんちゃん

ぬすんだのをけいけんにしてこれからやんないように
気をつけて生きていけばいい!―かい

●罪は消えるの?

最後は、以前取り上げた『チューインガム一つ』と
もリンクしながらのお授業。
※年下の子にチューインガムの万引きをすすめてし
まった少女の文。

「みんな悪いことをした後は、何だかドキドキする
し不安になるでしょ?そういう気持ちがどんどん大
きくなっていく。けど、何か一つの出来事でそれが
引いていくのってわかる??」
「バレたときでしょ。」と、かい。
「バレて怒られたとき。」
「そう。なんだかすっきりした気分になる。けど、
それで自分のしたことって許されるのかな??」

『怒られる』という嫌なことは、自分の犯した罪へ
の代償というわけではないんだね。犯してしまった
ことは一生背負っていかなきゃならない。忘れちゃ
いけないんだね。

■3.木幡マンの一夜一冊(37)■
  
●『日本いう国』小熊英二(理論社)1260円

学校でも家庭でも学べない知恵として理論社が繰り
広げる<よりみちパン!セ>の一冊として稀代の社
会学者(民族学者かな?)小熊英二が、「日本」と
いう国について解説。

「日本」という国は、いつ誰によって作られ、どん
な道を歩んできたか…。そして、これからどこに行
こうとしているのか…。

小学校社会科の授業にも使用可能。ぜひ、一読を!