デイリーフレネ

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バックナンバー

2007年02月16日

vol/1303

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1303--------- 2007/02/16
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.新宿、全滅!―しばらく閉鎖します
2.熊谷は今のところ元気…
3.
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新宿はインフルエンザ蔓延のため、2月19日(月)
まで、スペースを閉鎖します。デイリーフレネ
は、2月20日(火)から発行します。


★今日はなんの日

1932 ラジオ聴取契約100万人突破
1946 ソ連が樺太、千島占有宣言


★今日の花言葉

カナリーグラス「辛抱強さ

★今日は誰の誕生日

金正日(1942 北朝鮮総書記)
高倉健(1931 俳優)
大隈重信(1838早 稲田大学創設)

★今日の名言

★今日の名言
「人は、青春のあやまちを老年にもちこんではいけ
ない。老年は老年自身の欠点があるのだから」
    ―エッカーマン『ゲーテとの対話』より―

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■1..新宿、全滅!―しばらく閉鎖します■

http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

「木幡さん、大変ですよ」
なんだなんだ、どうしたんだ!

「りょうすけに続き、けいちゃん、しゅう君もイン
フルエンザA型でお休みです。私も熱っぽいんです」
と、スタおきょう。

「ぼくも熱っぽいんだよ」
「私も…」
上記、「おーい、仲間たち」の映像を見てください。
苦しそうなしほとしい君。

はい、電光石火の決断です。
「今日の午後から月曜日までスペース閉鎖にしよう」

そんなわけではやじまい。なんだか、木幡まで関節痛・
喉が痛いなどの症状が…。ちなみにスタ・おきょう、
午後37度8分まで熱が上がったそうです。

みなさんもお大事に!

■2.熊谷は今のところ元気…■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

● お授業―いくらかな??

今日は時事問題をクイズ形式で。
「現在、世界には何個くらいの地雷が埋まっている
でしょう?」
という質問から。みんな、それぞれに予想。
「10万個とかあったりして…。」
「いや、もっと多くて100万個!」
結果は…。みんなびっくりの値。

その後、
1.世界の地雷を全て撤去するにはいくらかかるか?

2.世界中の核兵器を処理するにはいくらかかるか?

と、チームに分かれて予想をたてていく。

そして、最後の問題は、
「アメリカがイラクの戦争につぎ込んできたお金は
いったいいくら?」
「えー!それじゃぁ、地雷とか余裕でなくなるじゃん!」
「おまけに核兵器だって普通になくなるよ!」

平和のための行動。もう一度みんなで考えてみまし
た。

■3.木幡マンの一夜一冊(40)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

●「イキガミ」間瀬元朗
 (小学館 ヤングサンデーコミック 1巻~3巻)

マンガは結構読む。ビッグコミック、ビッグコミッ
クオリジナル、モーニングは定期的に購読。使える
部分は、スクラップ。 

この国には、「国家繁栄維持法」という法律がある。
小学校入学時の予防接種…、その中には1000人に一
人、18歳から24歳までの間に確実に死が訪れる。

ある日、突然届けられる死亡予告証“逝紙(イキガ
ミ)”。それを受け取った者に残された時間は、わ
ずか24時間…!

死を身近に意識することで生の充実と国家の繁栄を
もくろむこの法律…。君はどう思うか?

結構シビアな授業になりました。

2007年02月15日

vol/1302

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1302--------- 2007/02/15
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.お便り二つ―四国・神奈川
2.ドーナツ大成功!-新宿
3.ジャパンフレネ熊谷あれこれ
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★今日はなんの日
1877 西南戦争始まる

★今日の花言葉
杉の葉「君のために生きる」

★今日は誰の誕生日
ガリレオ・ガリレイ(天文学者 1564)

★今日の名言
「人は先を予測して生きていく。学習とは予測のシュミレ
ーションでもある。」

―木幡寛―
※ という木幡ですが…


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■1.お便り二つ―四国・神奈川■

おもしろ通信講座を受講している四国のNさんの感
想、そして昨日に引き続きフィンランドメソッドに
ついて湘南のOさんからのお便りです。

------------以下、転載。

● 四国発

こんにちは!!送られてきたビンゴをしました。
25個の名前を書くだけで大騒ぎの仕事でした。

家にある本を引っぱり出し、調べているうちに本を
読みふけってしまい書くのを忘れたりで、ゲームを
はじめるまでにやたら時間がかかりました。

妹のMは特に乗り気で欄の一つ一つに言葉と絵を入
れ手の込んだシートを作りました。動物と花でやっ
てみました。ビンゴゲームそのものより、名前を調
べるという作業に熱中し、盛り上がりました。

● 湘南発

気に入って頂いたようなので第2弾をおくります。 

グローバル・コミュニケーション力をつけるために
は、次のようなことが重要である。

1 発想力:発想の誘因、整理
目的:言葉を出す
多くを求めてはいけない。「言いたいこと」を思い
つき、明確にする。

2 表現力:修辞法(レトリック)
目的:相手が理解できるように言うこと
練習は型に沿って書いたり話したりすること。しか
し、相手が理解しなければ行けない。
「言いたいこと」が的確に伝わるための言い方を身に付ける。
  
3 論理力:弁証法(ロジック)
目的:相手が納得するように表現する
筋の通った話ができるようになる。
      ↓

4 批判的思考力(クリティカルシンキング):本来は評価する力
表現と論理のウラにあたる関係
・小3,4年生の学習のポイント
 意見と事実の区別
 意見は否定してはならない
 意見を言うためには理由、根拠がいる
理由、根拠は事実に基づくもの
・小1年生の学習のポイント
すきかすきじゃないを徹底する
空想と事実の区別

5 コミュニケーション力
4つの力をつけていく中で育まれる

授業の展開としては、4の「批判的思考力」をどう
するかということだと思います。北川さん自身は、
「評価力」という言葉で行きたかったようですが、
経済関係の出版社なのでクリティカルシンキングが、
採用されたらしいです。

ちなみに、北川さんは、PISAの日本の作成委員の
15人のひとりだそうです。

■2.ドーナツ大成功!-新宿■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日のお料理、ドーナツを提案してくれたのは、シ
ー君。先日のミーティングで、お料理の際は提案者
がリーダーとなって進めると決定したね。

ということで、今日のお料理リーダーはシー君です!

シー君は、レシピで作業工程を確認。そしてそれぞ
れの作業の担当を振り分けていました。

「君はこの係だけど、それまで手があいてるんだか
らこっちを手伝って」
というように、みんなの様子をみながら指示を出す、
シー君。

役割分担はしっかりできました。
進行もスムーズ!とてもいい感じです。

生地を寝かせる間に、お弁当を食べたり、交代交代
でみんなで協力してできたね!

ドーナツをせっせと揚げてくれたのは、ともちゃん
としほ!ご苦労さま!

きれいなキツネ色に揚がったドーナツ。出来立ての
味はそれはそれはおいしかった!あっというまに完
食でした。今日のお料理、大成功!


■3.ジャパンフレネ熊谷あれこれ■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

● お散歩―体育館

今日のお散歩は体育館。みんな朝から集まって準備
万端!

到着したら、
「まずは、ランニング!」
いつも準備運動はしていたけれど、先日の野球教室
以来ランニングから開始が定着!

みんなそれぞれに、バドミントンやら、バレーボー
ルやら。
「あー!惜しい!!」と、大きな声が体育館中に響
き渡ります!

ユータとなみは目まぐるしいバトミントンの打ち合い。
「すごい!」と、思わずみんな。。。

●締めはドッヂボール

最後は一時間ほどドッヂボール。

みんな投げる球がやたら速くなっている!
「もう、取れないよ!!」と、大人も四苦八苦です!

ポーンと投げた球を、
「あらよ!」と、余裕にしゃがんでよけたのんちゃん。
しかし、ボールは背中に着地…。

明日の筋肉痛が心配になるくらいによく運動しまし
た!!

●バレンタインデー!

到着するや否や、
「バレンタインデー、キッス!!」と、歌っている
のはかい。
女の子が到着すると、
「今日、何の日!何の日!!」と、連発…。

みさちゃん、なみと女の子達は手作りのチョコレー
トをみんなにくばってくれました!ありがとう!!
他にも、はる君ママ、ボラさんと、男の子達のお土
産はたくさんです!

ちなみに、
「あ、鼻血…。」と言う子まで出てしまって…。
「チョコの食べすぎだー!!」なんてことまであり
ました…。

2007年02月14日

vol/1301

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1301--------- 2007/02/14
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.合宿に関連してのお便り
2.マンガアニマシオン-新宿
3.熊谷のお料理―ちゃんこ鍋
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★今日はなんの日
1987 国鉄が分割、民営化でJRに

★今日の花言葉
かみつれ「逆境に負けぬ強さ」

★今日は誰の誕生日
ビッグ・モロー(俳優 米 1932)
※ ビッグ・モローといえば、「コンバット」!

★今日の名言
「実在とは動きである。実在するのは、でき上がってし
まったものではなく、できつつあるものだけであり、変
化している状態だけである。」
           ―ベルグソン(仏 哲学者)―


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■1.合宿に関連してのお便り■
     ↓
http://www.jfreinet.com/basic/0703-1.htm

3月24日(土)~25日(日)ワークショップが行
われます。詳細は、昨日のデイリーフレネ、ある
いは上記フレネHPをご覧下さい。

湘南Oさんからのお便りです。

----------------以下、転載


いま、フィンランドの教育が注目を集めています。
何といっても、PISAテスト(OECD)読解力
部門で1位になったことが大きかったと思われます。

先日、北川さんを校内研究会に招いてお話を聞くこ
と機会がありました。「PISA型の読解力(欧米型の
読解力)その目的は、言語を介して積極的に社会と
関わるコミュニケーション能力を育むことにありま
す。

特に、世界中のどこの誰が相手でもコミュニケーシ
ョンを図る能力つまりグローバルコミュニケーショ
ンをつけることが、国語教育の本質なのです。

方法はいろいろあるはずです。フィンランドメソッ
ドはその一例にすぎません。PISAが高得点であるか
らといって『フィンランドの学力が高い』というの
は間違いです。なぜなら、そもそも学力の定義が違
うのです。

「フィンランドの子どもに日本の読解問題をやらせた
ら全然ダメでしたよ」と北川さんは語ってくれました。

PISA型読解力と日本の国語的読解力を比べるなら・・・
www.edu.city.kyoto.jp/hp/syoran-s/

フィンランドメソッドの授業展開の例をみるなら・・・
www.hidaka.ed.jp/kom-es/top.htm

------------以上、転載終了

■2.マンガアニマシオン-新宿■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm


『一生懸命』。よく聞くこの言葉ですが、なかなか
そんな風に生きるのって難しいのかもしれません。

「一生懸命に人が生きるための法律を作るとしたら、
どういう法律が考えられる?」と木幡マン。

どんな局面なら、人が一生懸命になるのかというこ
とから導き出します。

「マジで死にそうなとき、とか?」とまっつぁん。
それを利用して法律が作られたとしたら…。そして
そんな架空のマンガ、「イキガミ」のお話へ。

このマンガは、国民を一生懸命生きさせるために
「国家繁栄維持法」という法律を敷いている国家の
お話。

小学校入学時、予防接種が行われる。その中には
18歳~24歳で1000人に一人が死ぬカプセルが入って
いる。現実的な死を意識させるのが目的だ。

「そんな風にしたって、現実的には人は一生懸命に
はならないと思う」と、まっつぁん。

一生懸命生きるには、単一の価値基準では統制でき
ないものなのかな。

■3.熊谷のお料理―ちゃんこ鍋■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日のお料理はちゃんこ鍋。
「鍋っていったら簡単だね!」

買い物に行っている間にご飯を炊いて、買い物から
帰ってきたら即調理。
「~切るよ!!」
「これは、こんなもんかな?」
みんなでどんどん!

味付けも、味を見ながら調節して。味の決め手は、
にんにくおろしかな??とっても食の進む味に完成!

「すごい!山盛りだ!!」
大鍋が具でいっぱいになりました!これで、ちゃん
こ完成!

「まだまだ食べてね!」
野菜をたくさん取ってね!
「おれは、油揚げが好き!」と、のんちゃん。こち
らも大人気!

「最後はおじやにしたい!」というリクエストに応
えて、辛味に味を変えておじやを〆に。
「これも、すごい美味しい!!」

味もお腹も大満足のお料理でした!!

2007年02月13日

vol/1300

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1300--------- 2007/02/13
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.ワークショップのお誘い
 今、話題のフィンランドメソッド!
そして「ミスター文部省」と言われた寺脇研さん、来たる!
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★今日はなんの日
1875 平民に苗字をつけることを強制

★今日の花言葉
カナリーグラス「辛抱強さ」

★今日は誰の誕生日
南こうせつ(1949 AB型)

★今日の名言
「必要なのは機械より人間性だ。兵隊たちよ、機
械の頭と機械の心をもった連中に、あなた自身を
売り渡してはならない。」

※ 「チャップリンの独裁者」ので、独裁者にそ
っくりの床屋が壇上で叫んだ言葉の中の一節。


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■1.ワークショップのお誘い■

http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

3月末に行われるワークショップの先行募集をネッ
ト上で行います。

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● 今、話題の『フィンランドメソッド』を学ぼう!
● 寺脇研さん(元文部省政策課長)と語り合おう!

主催:授業作りの会「ベーシック」
後援:山梨県連合教育会

この春のBASICの合宿は、豪華!国際学力調査
で世界NO1になったフィンランドの教育方法を学
ぶワークショップ、および、「ミスター文部省」と
呼ばれた寺脇研さんと語る会を下記の要領で行いま
す。

お誘いあわせの上、ふるってご参加下さい。

日時:2007年3月24日(土)午後1時集合~25日(日)
   正午解散

会場:宿坊「大善寺」山梨県甲州市勝沼町勝沼3559 
   電話0553-44-0027

アクセス:中央高速道・勝沼インター降りて約2分。
     無料駐車場あります。
     または、中央線「勝沼ぶどう郷」駅下車
費用:参加費-5,000円 宿泊費-9,000円(1泊3食 
   飲み放題)の計14,000円

※  宿泊なしの方は、参加費(5,000円)と夕食代
  (4,000円)の計9,000円

※ 夕食不要の方は、参加費(5,000円)

● 参加募集人員:30名(先着順)

● 申し込み方法 
3月20日(火)までにジャパンフレにお申し込み下
さい。

〒160-0022 新宿区新宿2-8-17 SYビル6F
 URL http://www.jfreinet.com/
 Tel 03-3352-3135 Fax 03-3352-3039  
 e-mail sinjuku@jfreinet.com

※ 参加費・宿泊費は当日集めさせていただきます
( 当日のキャンセルはできません)。

※ 授業作りの会「ベーシック」
東京・埼玉・神奈川・山梨の教職員を中心に授業作
りを行なっている会。世話人の木幡寛(こはたひろ
し)は、25年に渡り山梨県連合教育会の青年部教研、
各支部教研、校内研、および県教研(算数分科会共
同研究者)に関わる。
1999年、49歳の時、自由の森学園高等学校長を最後
に学校現場を離れ、フリースクールジャパンフレネ
を設立。<学校>と<学校以外の学びの場>の連携
を模索している。


◆『フィンランドメソッド』を学ぶ ◆

3月24日(土)午後1時30分~4時30分

競争でもない。ゆとりでもない。詰め込みでもない。
放任でもない。小学生から大人まで学ぶべき本当の
教育方法。

国際統一テストの読解力部門でフィンランドは2000年、
2003年と連続世界一を獲得!(日本は2000年:8位、2
003年:14位) その秘密を探るワークショップ。

フィンランド国語教育を五つのメソッド(発想力・論
理力・表現力・批判的思考力・コミュニケーション力)
をキーワードに学んでいきます。

● ゲスト
北川達夫さん(北欧文化教育総合研究所所長 フィン
ランドメソッド普及会会長)

1966年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。ヘルシンキ
大学歴史言語学部等に留学。外務省入省。

フィンランド日本国大使館在勤・エストニア日本国大
使館兼勤後、外務省退官。委託により海外教育事情研
究・教員研修・教材開発を幅広く手がけ、2005年に北
欧文化教育研究所所長、フィンランドメソッド普及会
会長に就任。

現在、フィンランド・メソッド紹介および実践活動を
各方面で行っている。

主著「図解フィンランド・メソッド入門」「フィンラ
ンド国語教科書」(いずれも経済界)その他、教育関
連書、翻訳多数。

◆あの寺脇研さんが今だから語る『教育現場の真実』 ◆
                      
 3月24日(土)午後7時30分~エンドレス

「ゆとり教育」は、社会が成長から成熟に向かうな
か、自分の生き方を自分で考えられる人つくるため
の大プロジェクトであるはずだった。

その推進の張本人、寺脇研は「学力低下」論争の沸
き上がりを背景に文化庁に転出させられる。2006年
4月に文科省に呼び戻され、さてリベンジと思いき
や…寺脇は役人をやめることにした。
(『格差時代を生きぬく教育』寺脇研 ユピキタス
タジオ刊 の帯より抜粋)

「ミスター文部省」と呼ばれた男が初めて語る「教
育現場の真実」。この夜の話し合いで語る彼の真実
は安部政権の教育改造計画に射かける一の矢になる
かもしれない。

この機会を逃すと「ゆとり教育の真実」を聞くこと
はできない!

● 寺脇研さんプロフィール

1952年福岡県生まれ。東京大学法学部卒業。文部省
入省後、初等中等教育局職業教育課長、広島県教育
長、高等教育局医学教育課長、生涯学習局生涯学習
振興課長、99年より大臣官房政策課長を経て、2001
年から文部科学省大臣官房審議官。

2002年より文化庁に転、文化部長。2006年大臣官房
広報調整官。同年11月、退職。

仕事面では、総合学科高校の創設、業者テストの追
放、偏差値の廃止、放送大学の普及などに取組んで
きた。

その活動は役所内にとどまらず、全国の学校を講演
してまわり、映画や落語の評論家としても有名。

NPO日本映画映像文化振興センターの一員でもある。

主著『格差時代を生きぬく教育』(ユピキタスタジオ)
『なぜ学校に行かせるの?』(日本経済新聞社)、
『中学生を救う30の方法』(講談社)、『どうする
学力低下』(PHP研究所 共著)、『21世紀の学
校はこうなる』(新潮OH!文庫)など。