デイリーフレネ

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2005年01月11日

VOL/950

//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.「おひさー!」―新宿
2.BASIC合宿、大成功!
3.いよいよ第三期開始!―熊谷
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★今日はなんの日
708 日本初の自然銅を武蔵の国秩父郡が献上、
   元明天皇はこれを喜び、元号を和銅と改
元した
1569 上杉謙信、敵に塩を送る
★今日の花言葉
サイネリア(シネラリア)「元気」
★今日は誰の誕生日
ちばてつや(漫画家 1939)
エラリー・クイーン(作家 1905)
伊能忠敬(日本地図作成 1745)
★今日の名言
「ヒット1本打つために、どれだけの時間を費やし
ているか。ヒット1本打って、飛びあがるくらい嬉
しいんですよ、実は」―イチロー―
-■1.「おひさー!」―新宿■
「ハッピー!ニューイヤー!」3週間ぶりの顔・顔
・顔!なんだかみんなの背も伸びたみたい。
● 一品持ち寄りパーティー!
ちせちゃんは、材料を持ってきてロールケーキを作
る。木幡も自宅から材料を持ってきて豚汁を作る。
自家製のパンもね!
   
おいなりさんにからあげ、チョコレートケーキにチ
ーズケーキ!はたまた、スィートアップル。おこわ
、押し寿司、たらロール、京都のお菓子もね!誰が
持ってきたのかわからないバケットも…?
木幡が年頭の挨拶をして、いざおいなりさんを食べ
ようと思ったら…、すでに売り切れ…。
「柳澤さん、木幡さんに1個上げなよ」
しほちゃん、皿からおいなりさんを取ろうとするも
「私も1個しかないんだよ」
隣にあったのはから揚げでした。悲しい…、泣く。
何やかやで、完売でした。
● お年玉
「お年玉7万5千円もらった」と、ちせちゃん。
おいおいおいおい、本当かよ。
よう君も「ぼくは、4万5千円」
けんご、「そうとうたくさんの人から1000円
ぐらいずつもらったんだな」
「いや、そうでもないよ。10円の人もいたし」
(爆笑)
● 年頭の誓い
「小説を書く。乱歩賞をとる」と豪語する木幡に、
りょうすけ「鉄道の旅行をたくさんする」
「それって、いつもと変わらないジャン」
「あっ、そうか」(爆笑)
● 紐引き
新春恒例の紐引き!
パーティーの後は、ひも引き。
これが結構盛り上がるんです!
ひもの先には…、モー娘の鉛筆、多分当たっている
であろう宝くじ。さらには、「熊カレー」!?
(りょうすけのお土産。うーん、これが当たったら
困るかも…)
何度も何度も、並んでは引き続けるみんな。3連続
スカのまちちゃん。苦笑い。何度引いても、宝く
じがあたっているのはもえちゃん。さすがしっかり
もの。運の使い方ももえちゃんらしい(?)
最後には、引いたものどうしを物々交換する姿も。
「交換してもらった」と、たくろう。…宝くじばっ
かり。「交換してもらった」たか坊。…全部、モー
娘グッズ。
こんな場面でも、みんなそれぞれの「らしさ」が垣
間見える。さてさて、今年はどんな一年になるかな??
■2.BASIC合宿、大成功!■
 ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
(映像は一日遅れになります)
9日(土)~10日(日)に行われた授業作りの会B
ASICの合宿、内容盛りだくさん!25名の参加で
盛り上がりました。
● 朗読のワークショップ
詩人・佐々木幹郎さんをお招きし、朗読を考える。
萩原朔太郎、宮澤賢治、中原中也の三編の詩の中か
ら好きな一編を選び、それぞれグループを作り、詩
の朗読。
幹郎さんから激が飛ぶ。
「そんなにつらつら読んでいいの?」
「声がいいねえ!」
「行をそのまま読まなくてもいいんだよ」
指摘された朗読のポイントは次の通り。
※ 間違わないように読まなくてもいい。
※ 会場の音を聴く。会場の隙間に自分の声を聴く
※ 自分の耳が大事※ 朗読は観客の力に左右さ
  れる。それに反応し、どんな風に楽しむか…、
  どんな風にノルか。
※ 自分がノリだしたら一歩引こう。
※ ゆっくり読もう
※ 朗読している本人の中に他者が入り込み、自分
  か他者かがわからなくなってくることを楽しもう。
※ 中也の詩は、子守唄のリズムだ。
※ 誰の作品かわからなくなった状態がいいい。
※ つらつらと読むな。間を取ろう。
※ 個人から個人へとつながる程度の表現がいい。
※ 自分の声が届く範囲届けばいい。
こんな感じのあっという間の3時間。子守唄の意味
や音読と朗読の違い、また、音読の危険性など、と
ても充実した話を聞けました。
最後に参加者の自作の詩の朗読、幹郎さんの朗読で
締めくくりました。
● 参加者自作の詩
「学校のせんせいになって」         
仕事が回りません               
何をするにも時間がかかり           
気持ちは焦るばかり
     
子どもの声を聞く?              
(今はそれどころじゃないんだ)          
     
分からない子を救う?   
(進めるだけでせいいっぱいなんだ)        
     
大事なことがみえなくって
表面をつくろうだけ
はりぼての先生です
はりぼての教育です
はりぼてパワーです
「学校のせんせいになってパート2」
             
焦りすぎて
気持ちをどこかに置いて来ちゃったよ
スピードについていけなくて
脳みそがショートしちゃったよ
         
しなやかな心と
脳はどこへ行っちゃったの           
はりぼてパワーです
「こどもたちから」
男の子が言った
先生やめろ
女の子に言われた
あんたなんか先生でもなんでもないから
お母さんから聞かれた
6年の担任はどうなるんでしょうか
今の自分がダメなことは わかる
放課後 教室で
女の子が出してくれた日記を読んだ
6年生になっても 担任になってください
なみだが出た
● 高田渡ライブ!
フォークの鬼才・高田渡。いつも、今回がラストラ
イブかと心配されつつもしぶとく生きる。
彼と木幡は長い付き合いです。明星に勤務していた
頃、かれのインタビュー記事を木幡が書いた関係で
25年以上もお付き合い。ほのぼのとした少人数のミ
ニライブ。歌い手も聞き手も響きあうライブでした。
● 締めくくりもミニワークショップ
湘南のOさん、山梨のSさん…。公教育の中で地道
に実践している方の声は、ストレートに通じます。
新聞紙を使ったストーリーティリング、そして、和
紙を使った造形を楽しみました。
※ 夏合宿は、7月30日(土)~31日(日)です。
  乞う、ご期待!
■3.いよいよ第三期開始!―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
「あけましておめでとう!」
久しぶりに集まるみんな。やっぱりフレネはみんな
の元気な声が響いていないとね。
「冬休みどうしてた?」
除夜の鐘を鳴らした子、テレビを見ていた子、みん
なそれぞれ。
「雪の中年賀状配ってたよ!」とは、郵便局のアル
バイトをしていたユータ君。
みんな有意義な冬休みだったかな??
●書初め
「じゃぁ、今年の目標を書こう!」ということで、
書初め。みんな、筆を片手に半紙と向かい合う。
『大検合格』
『笑顔』
みんな、いろいろな目標。それにしても習字をやっ
ていたというりえちゃんは達筆!
『合気道を極める』とは、新入会員のりゅう君。
「すごい!合気道やってるの!?」と、びっくり!
かい君は、『男をつくる』。新年早々みんな大笑い!
そんな中、一枚の半紙には、
『今いじょうのしあわせをもとめるのなら
今のしあわせすてなければなりません』
「おぉ!これ、誰書いたの?」
「しぃちゃん!」
なんと!これまた新年早々すごいお言葉!
目標は目標。目標を楽しみに感じるように、今年も
ゆっくりやっていこうね!!