デイリーフレネ

日々の状況や教育エッセイをJF代表・木幡が執筆。メールマガジンでもお届けしています。登録はこちらから

2005年09月12日

vol/1056

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1056--------- 2005/09/12
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.キムチ博物館プラスα!-新宿
2.お授業―健康ってどういうこと?
3.木幡マンの一夜一冊(5)
==================================================
★今日はなんの日

1959(昭和34)ブザンソン国際指揮者コンクールで小沢征爾
      が第1位に

★今日の花言葉

クレチマス 「心の美」

★今日は誰の誕生日

あがた森魚(フォークシンガー1948)

徳田球一(共産党指導者 1891)

★今日の名言

「火をもって火に挑む人間は、灰となって終わるものだ」
    ―アビゲイル・B・バレン(コラムニスト)―


---------------------------------------------------

■1.キムチ博物館プラスα!-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日のお散歩は、四ッ谷にあるキムチ博物館へ。ち
ょっと歩くので、まずは御苑で腹ごしらえ。

● 御苑でまったり

御苑の芝生の上。レジャーシートを敷いて遠足気分!
お昼ごはんを食べたら、しばしまったり。

虫を捕まえたり、ごろごろ転がったり。

肌に感じる秋の気配があまりにも気持ちよいので
「一日中こうしていたい」と言うみんな。…今日の
目的地は、キムチ博物館だよ!

● キムチ博物館へ

しぶるみんなを連れて、歩くこと20分。本日のメ
イン「キムチ博物館」へ到着!

館内は、博物館というより…食堂?お店?

「キムチの作り方が書いてあるよ」
「あ!これはキムチの壺だぁ」

さすが博物館!昔の韓国の人々が、長く寒い冬を超
えるために、辛くてビタミン豊富なキムチを考え出
したということもわかったね。

キムチについてわかってきたら、やっぱり食べたく
なるね!おいしいキムチをお土産に購入!

● 消防博物館で大捜索!

四ッ谷まで行ったついでに、もう一箇所。消防博物
館へ。ここでは、消防車に乗ったり、消防服を試着
することができる。

いざ帰ろうとしたとき…
「さっき買ったキムチ忘れた!」と、よう君。急遽、
みんなでキムチ大捜索!

各階見て回っても見当たらない…そこで受付に申し出
る。
「あのー、忘れ物で、白い袋に入った…」
「おいしいキムチですね?」
「そう!それ!!」
「みんなで食べちゃおうか、って話していたんですよ」

ふふふと笑う受付嬢。返してもらったキムチを大事そ
うに抱える、よう君。間一髪だったねぇ。

そんなこんなで、短い時間にいろいろ楽しめたお散歩
でした。


■2.お授業―健康ってどういうこと?■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日は木幡さんのお授業。ホワイトボードには、

「体重が減る」
(ア)いいこと
(イ)悪いこと
(ウ)その他

の質問。
「じゃぁ、自分の考えのところに手を挙げてね。」
ということでみんなの予想。

「では、その理由を…。」と、聞いていくのだけれど、
「なんとなく…かな。」という答えがほとんど。
「太りすぎは良くないから。」
「どうして?」と、木幡さん。
「健康に良くないから。」
「じゃぁ、健康って何?」と、またまた木幡さん。

予想の説明が難しい…。健康ってどういういうこと
なのかをとっても深く考える。みんなが普段どうや
って栄養を吸収して活動しているのかを木幡さんが
説明。自分の身体を知るところから健康について
も意識できるのかな??

木幡マンのいろいろなエピソードも交えながら、集
中の45分間でした!

●毛細血管はどこに?

栄養が体中にいきわたるための毛細血管。
「毛細血管って身体のどこにあると思う?大事なと
ころに多いんだよね。」という木幡さんの質問。

「脳!」と、ユータ。
「心臓もでしょ。」と、まさる。
みんな、なかなか鋭い。

一段落したところで、思いついたように、
「あっ!盲腸も!」と、かいでした!

■3.木幡マンの一夜一冊(5)■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

● 「海峡を越えたホームラン」
          1984 関川夏央(双葉社)

1985年の8月のある日、三星ライオンズの金日融
(新浦壽夫)の試合を見るために、ぼくは韓国の
ソウルにある蚕室球場の内野席にいた。教育関係
の会議に出席するために1週間の予定で韓国に滞
在していたのだが、高校野球・読売ジャイアンツ
で活躍した新浦が出場するかもしれないと聞いた
からだ。

1982年に発足した韓国プロ野球には1983年には5人、
そして、1984年には新浦を含め6人の男が海峡を渡
った。

いわゆる在日二世と言われている彼らが、祖国とい
う異文化のなかで何を感じどのように野球をしてい
ったのか…。このようなスタイルで在日コリアンを
扱った本は、これが初めてだろう。

今も昔も東(アメリカ)を向いてきた日本は、もっ
とも身近であるはずの西(韓国)をあまり意識して
こなかった。同様に韓国も東(日本)を意識してき
たはずなのに…。

ぼくたちは、彼らについて何を知り何を知らないの
だろうか?今から21年前、ぼくにこの命題を気づか
せてくれたのがこの本だ。彼らについて知ることは、
ぼく自身を知ることにもつながるはずだから…。

昨年映画化された「パッチギ」(監督 井筒和幸)
の原作、「少年Mのイムジン河」(松山猛 木楽舎)
も同様な問題を扱っている。