デイリーフレネ

日々の状況や教育エッセイをJF代表・木幡が執筆。メールマガジンでもお届けしています。登録はこちらから

2005年03月09日

VOL/986

//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.お散歩―御苑へレッツゴー!(新宿)
2.お授業―漢字の成り立ち
3.思い出の赤いクレヨン
==================================================
★今日はなんの日
1571 剣客・塚原卜伝、没。83歳
★今日の花言葉
から松 (Larch)「大胆」
★今日は誰の誕生日
梅原龍三郎(画家1888) 
ガガーリン(宇宙飛行家1934) 
★今日の名言
「ぼくは断言しますが、旅をしない人なんて、まっ
たくみじめな存在でしかありえません」
               ――モーツアルト
-■1.お散歩―御苑へレッツゴー!(新宿)■

http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
今日の東京は小春日和。こんないいお天気の日に、室
内にはいられない!画板片手に、御苑へレッツゴー!
●写生大会
芝生の上でお昼ごはんを食べたら、さっそく絵を描こ
う!最初はそれぞれ、ポジションをとって写生してい
たけど…
ぽかぽか陽気で、終いには芝生の上にねころがって絵
を描く。
ほんとうに気持ちがいい!
「あー、もう飽きた」
「想像で描いちゃお」
写生よりも、すっかりごろごろモード。
●ピンホールカメラ
よう君・ひできは、ピンホールカメラ撮影会。
2分待って出来上がりを確認。よう君の作品は…
日光が入ってうにゅうにゅ毛虫模様が!
「なんでこうなっちゃうのー!やだー」
よう君、お気にめさず。それを見てひでき、余裕
の発言。
「おれの芸術見たい?…あ、バックの中だ」
ひできの芸術写真、早く見たい!
●「蹴っ飛ばしてよ!」
よう君、ピンホール撮影中接近してくるカラスが
気になってしかたがない!
「おきょう、追い払ってよー。」と、よう君。
「よう君、カラス嫌いなの?」
「うん。だってアイツラは欲しいものを容赦なく
奪ってゆくのだっ!」(憎らしげ)
「じゃあ…しっしっ!」
「しっしっじゃなくてもっと!蹴っ飛ばしてもいい
から!」なんと!!
ピンホールカメラの場合、撮影中2~3分間は動い
てはだめ。
カラスはせまってくるし、身動きとれないし、きが
きじゃないよう君でした。
■2.お授業―漢字の成り立ち■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2004.htm
「英語のアルファベットと漢字の違いってなんだ
ろう??」という質問から。
「漢字は、一文字一文字に意味があるね。アル
ファベットはどうだろう?何を表しているかな?」
「音か!」と、まさる君。
そのとおり!
「だから、日本語には魂が入っているっていう考
えもあるんだね。」
「言霊ってやつでしょ??」
よく知ってるね!
その後、漢字の成り立ちを当てるゲーム。プリン
トされた象形文字がどの漢字になっていくのかを
予想。
一番難しかったのが、「虫」という漢字。もとも
とは蛇の絵からきているよう。
「そういや、爬虫類もみんな虫って扱いだったら
しいよ!」
漢字を「形」として認識してしまうことが多いの
で、一つ一つに意味があることを知るきっかけに
なったらな。
●ものつくり―チョコチップクッキー
昨日作る予定だったチョコチップクッキーを今日
作ることに。これは、バレンタインにガトーショ
コラを送ってくれた新宿・もえちゃんへのお返し
が目的。
みんなが中心になってどんどん進める。
「バター混ぜるよ。」
「小麦粉ふるうよ!」
オーブンに入れて焼いていると、
「んー!いい香り!!」
出来上がりももちろんおいしい!結構な量の試食
(?)。
綺麗なラッピングを準備してホワイトデーのお返
し完成!
「さて、どうやって届けよう…?」
「新宿に届けに行ってもいいな。行ってみたい気
もするし
な。」との言葉。
予定をみながらのお届け方法になるけれど、いろ
んな行事を経て、新宿のみんなとの距離が縮まっ
た表れかな。
■3.思い出の赤いクレヨン■
   
引越しするので、部屋の中をあれこれ整理する。
昔なくしたと思っていたミニ万華鏡が本棚の間から
出てきたり、折りたたんだ1000円札がジャケットの
ポケットから出てきたり…。
そんな中、古びた紙袋から出てきたのは…、フェル
トや布で作った小さな袋に包まれた何本かのクレヨ
ン達。今から30年以上前、初めて教員になった時の
算数の授業…。面積を教えた時、クレヨンを画用紙
の上に置き、そのまま横にずらした。クレヨンがず
れた分だけ画用紙の上に長方形の面積が生まれる。
それで縦×横を教えた。
子ども達は、そのクレヨンを大切に一本一本袋に入
れてぼくにプレゼントしてくれた。その時の情景が
目に浮かぶ。
そんな時代もあったねと…、思い出にふける木幡で
あった…。