デイリーフレネ

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2005年11月29日

vol/1103

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1103--------- 2005/11/30
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.表現~優秀販売員はだぁれ?~(新宿)
2.30倍の世界クイズ!―熊谷
3.教育現場からみたやすらぎ(6)
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★今日はなんの日

1904 日露戦争旅順攻撃・二〇三高地占領

★今日の花言葉

枯葉・枯れ草 「新春を待つ」

★今日は誰の誕生日

土井たか子(政治家 1924)
秋篠宮文仁(1965)

★今日の名言

「ひろし、あんまり勉強してはいけない。勉強しすぎる
とろくな者にはならない。」
 ―佐藤玉代(木幡の祖母・伊達藩の末裔に生まれる)―


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■1.表現~優秀販売員はだぁれ?~(新宿)■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

フレネにある、用途のわからないもの多数。一人が
販売員となって、それらのものの説明をします。

・何に使うか(想像でよい)
・どんな特徴、長所があるか 等

説明が上手なのは、りょうすけ、シー君!
「はい、いらっしゃい、いらっしゃい!」
威勢もいい。

カラフルな板を手にして
「これは、自分が機用かどうかをはかる道具でして…
こう並べて、ほ!ほ!ほら、こうやるんです」
りょうすけは、実演もしてくれます。

「これは、古代中国から伝わるお守りです。一人で
竜を倒した男がいました。その男が竜の目を使って
作ったお守りです。だからこんなにキラキラしてい
るのです」
と、お話し仕立てで説明するシー君。

説明を聞いていると、とても楽しい!!

周りのみんなはお客さん。納得のいくまで質問し、
気に入
ったものがあれば、「買った!」と、一声。

すぐ買ってしまう、りょうすけ。しかも本日一番
たくさん売った優秀販売員も、りょうすけでした。


■2.30倍の世界クイズ!―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今日は、30倍顕微鏡を使っての授業。
「みんな、これを使ってフレネにあるものを描い
てね。
それを、後でクイズで出題!」と、授業開始!

みんなあれやこれやとスペース内を探し回る…。
「見るなよ!ばれるだろ」と言いつつも、アルテミ
ア(エビみたいなプランクトン)を描いているかい。
「それは、ばればれだろ…。」

普段気に留めることのないようなものでも、「これ
は、面白いかも!」と、新たな発見!あらゆるもの
に興味がわいてくる教材。何よりも、この顕微鏡が
持ち歩ける大きさで、見方も簡単というのがとって
もいい!!

最後にみんなで予想大会!今回も予想を「はい。/
いいえ。」質問で聞いていく。
「それは、食べ物ですか?」
「いいえ!」
「じゃぁ、あれだ!!」
これは結構盛り上がったね!

クイズ大会が終わってもみんな顕微鏡に夢中!
「どれどれ、お肌の調子は…?」
ボラ・まきちゃんの肌を観察するかい…。
「じゃぁ、かい君のも見せてね!」
まきちゃんも負けていない!

「テッシーの髪の毛は美味しそう!」なんて比べ方
まで。これは当分盛り上がりそうです!


■3.教育現場からみたやすらぎ(6)■
  
PART5 ぼくの名前は「ひろし」

以前、勤務していた職場には、たくさんの「ひろし」
がいた。博・弘・博史、そして寛。たくさんの「ひ
ろし」があるが、やっぱり、自分の「寛」が好きだ。1
2月18日、射手座生まれというのも気に入っている。

以前、今は亡き父に、ぼくの名前の由来を聞いたこ
とがある。1921年(大正11年)生まれの父は9人兄弟
の上から6番目。父を挟んで3人の男兄弟が軍人になっ
た。

※ 父は陸軍の給費生として高等教育を受け獣医に
なり昭和20年には樺太(現サハリン)に駐在。陸軍
中尉として敗戦をむかえ、その後シベリアに2年間
抑留された。

下の弟は、南方に向かう輸送船がアメリカの潜水艦
により撃沈され戦死、そして、すぐ上の兄は戦車隊
の隊長としてビルマ(現ミャンマー)戦線で戦死。

尊敬していたが戦死したすぐ上の兄の名前「博」を
もらい、ぼくの名前を「寛」にしたそうだ。寛は寛
容の「寛」…、しかし、ひとに対しいつも寛容であ
るかどうか、はなはだ疑問でもある。

これまた以前勤務していた明星学園でのこと、教頭
だった無着成恭が最後の一年間、ぼくのクラスで
「詩の授業」をしてくれた。自分の名前を調べ、そ
れを詩にしていく。

自分の名前の由来を知ることは、生きていく上で大
いに力になると思う。親の思いが子に伝わると思う。

●お授業「名前の由来」

私たちの公用語、日本語。日本語には3種類の表記
がある。そのひとつが漢字。

「中国から伝わったんだよね」と、しーくん。その
とおり!字は一文字一文字、意味を持っている。
一番身近な漢字といえば??―みんなのお名前だね!

「同じ"きょうこ"さんでも、"今日子"と"京子"は違
うんだよ」
自分の名前ってどんな意味が込められているのかな?
たとえば、ドラゴンの「悠平」という名前。
ゆう…悠然・悠久
へい…平然・平和
というように、まずは自分の名前に使われている漢
字が、他にどのような使われ方をしているか調べる。

「ぼくの名前の字、まだ習っていないよ」と、よう
くん。
「これから一生使うお名前だから、ついでに覚えて
しまおうね」

名前の漢字を覚えたあと、辞書をながめながら「太
陽の陽、陽気の陽だって」と、ようくん。
それぞれの漢字の持つ意味から、名前に込められた
思いを想像するみんな。

「7月生まれの記念につけた」(ななちゃん)
「あかるくそだつように」(ようくん)
そして名前の由来をおうちの方に聞いてくるのは、
宿題!


● よう(陽)君

太陽みたいに明るく生きるという意味でつけられた。
予想と同じだった。この名前、きにいっている。

● ななえ(七枝)ちゃん
七月生まれで姓名判断で少しでも幸せになるようと
字数を考えてつけられた。幸せになりたいと思います。
努力したいと思います。私は、自分の名前が好きです。

 (続く)