デイリーフレネ

日々の状況や教育エッセイをJF代表・木幡が執筆。メールマガジンでもお届けしています。登録はこちらから

2006年01月21日

vol/1125

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1125--------- 2006/01/23
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.山の手七福神巡り-新宿
2.木幡さんをお迎えに!
3.木幡マンの一夜一冊(18)
==================================================

★今日はなんの日

1902 八甲田山死の彷徨、210人の兵士遭難。死者199人。

★今日の花言葉

がま 「従順」

★今日は誰の誕生日

ジャイアント馬場(プロレス 1938)
湯川秀樹(物理学者 日本人初のノーベル賞受賞 1907)
ジャンヌ・モロー(女優 仏 1928)
ハンフリー・ボガード(俳優 米 1899)

★今日の名言

「『信じる』という行為は、『騙される』というリ
スクを受容することである」

―森須博「神はダイスを遊ばない」新潮文庫P17より―


---------------------------------------------------

■1.山の手七福神巡り-新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm


本日のお散歩は、山の手線内の七福神巡り。

とにかく歩きます!
目黒から白金へ。所要時間2時間のウォーキング。

今日も行く先々で、こんなおもしろいエピソードが
ありました。

● ババくさい?

本堂内へのお参りの際、靴をぬいで…

「実は私、タイツの上に靴下はいてるんだ。これっ
てやっぱりババくさい?」と、スタおきょう。

「え!私もそうだよ」自分の足元を見せる、なな
ちゃん。
「僕もだよ」さらに、よう君まで!!

「ふふふ」顔を見合わせて笑う三人。
今日は寒さが一段と厳しいから、みんな厳重に防寒
してきたんだね。

「よかったぁ、歳に関係なくて」と、一人安堵する
スタおきょう。

● プロデューサー・しほ

ドラマ好きのしほ。
「フレネのドラマ、作りたい!新宿と熊谷それぞれ」

「どんなお話にするの?」と尋ねると、
「熊谷はね、ボラいいちゃんが主役!」と、しほ。
「ドラマの名前は?」
「えぇっとね…『祭』!みんな祭の衣装で出て来るん
だよ」

斬新だけど…出演したくはないなぁ。

● おみくじ

みんなが一番興味があるのは、おみくじ!
さっそく引く、ななちゃん・りょうすけ。吉。

「これは?」よう君の手には、なんと!大吉!!
「やったー!!」喜ぶ、よう君。

一方、少し離れた階段に座り、木の間からうらめしそ
うにこちらを見ているのは、しほ!明らかに意気消沈…

「しほ!どうしたの?もしかして、おみくじ凶だった
?」「…大してよくなかったよ」

見せもしないで、あっという間に木におみくじを縛り
付けていたしほでした。大丈夫!いいことあるさ!!

■2.木幡さんをお迎えに!■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

「今日は1時15分頃に木幡さんが来るよ。お迎え
に行く?」とぼく。
「行く!行く!!」と、かい。

かい、まさる、ボラ・いいちゃんで制服(お揃いの
前掛け…)をつけて、急遽作った『歓迎!木幡様』
のプラカード!意気揚々と出発の三人。

「駅の改札前でまさるがかいを肩車して、『木幡教!
木幡教!金貸しマース!!』ってわけわかんない掛け
声かけてて。もう大笑いでしたよ!」
と、同行のいいちゃんの報告!

姿が目に浮かぶようです!

※ 熊谷の駅に着いたら、なんと!まさるに肩車され
たかい君!いやあ、びっくりしたなあ…。
『歓迎!木幡様』には、まいった…。

●木幡さんとかいの即興劇!

今日は木幡さんのお授業三連発。
そのうちの一つは子育てについてのもの。

まずは、『甘やかす』と『甘えさせる』の違いを考
える。「どっちかは子どもにとって良くて、どっち
かは子どもにとって悪いんだよ。」
みんな「う~ん」といった顔。

この説明の後に、実際に『甘やかす』対応の例と、
『甘えさせる』対応の例を劇で!!

子ども役がかい、お母さん役に木幡さん。
「おかーさぁん、あの子にぶたれたよぉ。」と、木
幡さんに抱きつくかい。
「よし、よし!」と、木幡さん。みんな大笑い!

※ この他、新宿でおなじみの<電線塗り絵>に昔の
めんこに印刷されたスター当てや新春犬クイズなどで
結構盛り上がっていました。

■3.木幡マンの一夜一冊(18)■
   
● ひとびとシリーズ[けやきのき]欅の木
       原作:内海隆一郎 作画:谷口ジロー

谷口ジローのマンガが好きだ。谷口ジローといえば、
手塚治文化賞漫画大賞を受賞した「ぼっちゃんの時
代」が有名だが、この作品もそれに勝るとも劣らな
い秀逸な作品群だ。

今から十数年前、マンガ雑誌「ビックコミックオリ
ジナル」に掲載され、全ての作品をすでに読んでい
るにもかかわらず…、泣けた…。

市井の人たちの日常、穏やかな生活の中に隠されて
いるそれぞれの優しさと苦しさ、そして暖かさ…。

収録されている8作品の半数以上が離婚や死によっ
て翻弄されつつもやがて心に暖かなものが芽生えて
いくというスタンスで描かれている。

惜しむらくは1993年初版のこの本は、すでに絶版に
なっている。ヤフーのネットオークションやネット
の古書店などで購入可能だ。

http://sgenji.jp/

このマンガを読んでから内海隆一郎の短編集「人々
シリーズ」を読むのもいいだろう。