デイリーフレネ

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2006年03月14日

vol/1157

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1157--------- 2006/03/13
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.国立天文台へ―新宿のお散歩
2.熊谷のお授業―鎌倉のお話
3.木幡マンの一夜一冊(24)
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★今日はなんの日

1988 世界最長の青函トンネル開通
1863 近藤勇ら新撰組を結成

★今日の花言葉

野かんぞう「愛の忘却」

★今日は誰の誕生日

ヘボン(ヘボン式ローマ字の創始者 1815)

★今日の名言

「万人向きの書物は常に悪臭を放つ書物である。民
衆が飲み食いするところでは、崇敬するところでさ
えも、常に息がつまるものだ」

       ―ニーチェ『善悪の彼岸』より―


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■1.国立天文台へ―新宿のお散歩■

http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm


今日のお散歩は、三鷹市にある国立天文台へ。あい
にくの雨降りなので、近くの国際基督教大学でお弁
当を食べてから、目的地へ向かいます。

● ICU

駅から歩くこと30分。ようやくICUに到着。
「やっと着いたぁ」

と、思ったら、驚くほど広い構内!構内をバスが走
っている!学生さんは皆、自転車で移動をしている
ほど。「また歩くの!?」

長い桜並木を越えると…さらに林!一体、校舎はど
こにあるのか?
「ここ本当に大学?なんだかこの大学…キャンプ場
みたい」と、ふと感想をもらすななちゃん。

学食を見つけたときは、思わずみんな走ってしまっ
たね。

● 気持ち悪いおしおき

本当に広いので、ICUの構内を走り回るみんな。

走りたい気持ちはわかるけれど、バスが乗り入れる
道もあるから危ない。
「走らないで!車が来るよ!」
スタおきょうが注意しても、走り出したらもう止ま
らない。聞く耳なし!

すると、りょうすけ
「走っちゃだめ!走ったらチューしちゃうわよー!」

その言葉に、ぴたっと止まるみんなでした。

● 星の不思議

天文台に到着。まずは、太陽系についての展示コー
ナーへ。

「これは、海王星だね。ネプチューンだ」
「太陽系でも、冥王星より遠くにある星もあるんだ
よね」
星についてけっこういろいろ知っているみんな。

でも、
「245億光年って、どのくらい?」とか
「ブラックホールってどうなってるの?」
説明文だけでは、やっぱりしっくりこないよねぇ。

大正時代に使用されていた望遠鏡や、星との距離を
計算するための手巻き計算機など、おもしろいもの
がたくさん!

私たちは丸い地球の上に生きていて、その地球が宇
宙に浮いていて、宇宙は果てしなく続いている…。

改めて不思議な気持ちになった、一日でした。

■2.熊谷のお授業―鎌倉のお話■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2005.htm

今年度最終日に遠足予定の鎌倉。今日は簡単に事前
学習。

「1192年と言えば!」と質問。
「イイクニ作ろう、鎌倉幕府!」と、みんな。
(それにしても、本当にみんなが知っているフレー
ズ!)

「じゃぁ、鎌倉幕府って何?」
「…。」
こんな質問から、平安時代と鎌倉時代以降の武家社
会との違いを簡単に紹介。建物をはじめ、いろいろ
な造形物において、その特徴があるんだね。

そんな流れから、もう一題。
「794年、ナクヨうぐいす…?」
「ヘイアンキョウ!」
「じゃぁ、平安京って何??」
「…。」
これまた簡単に説明。落書きをしていると思ってい
たかい、その紙を覗くと、
「ヘイアン キゾク」「エド」
なんて文字。授業の参加の仕方もいろいろです。

今日はボラ・いいちゃんも一緒にいろんな説明でし
た!少し、建物とかにも興味を持てたみたい!


■3.木幡マンの一夜一冊(24)■

● アコースティック・ギター・マガジン27号
  追悼特集『高田渡が残したもの…』
   リットーミュージック・ムック 1900円

四半世紀来の友人、フォークの鬼才・高田渡がなく
なってから早一年…。彼の本格的追悼特集号がつい
に出た!

彼ゆかりの中川五郎・シバ・中川イサト・なぎらけ
んいち・小室等・柄本明・大杉漣・坂崎幸之助・細
野晴臣などの対談やエッセイがラインナップ!付録
として高田渡の使用していた楽器を息子の高田漣が
奏でるCDもついている。

ぼくは何度となく高田渡にライブをお願いし、その
都度快く引き受けてもらった。

昨年1月のぼくらの合宿に来てもらったのが最後…。
「たまにはやってみるか…」と、ちぎり絵のワーク
ショップに彼も参加し、作品を完成させた。

その作品はぼくがもらい額装し、今我が家のリビン
グに飾ってある。