2006年10月11日
vol/1236
============= ◆ 日刊通信 ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1236--------- 2006/10/11
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1.ベトさんのニュースから―新宿
2.渋いお料理は熊谷です―カレイの煮付け
3.木幡マンの一夜一冊(35)
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★今日はなんの日
1968(昭和43) 永山則夫連続射殺事件
★今日の花言葉
みそはぎ 「愛の悲しみ」
★今日は誰の誕生日
ケイン・コスギ(1974)
★今日の名言
「同胞のアメリカ国民諸君、国が何をしてくれるか
ではなく、国のために自分が何をできるかを問うて
もらいたい。世界の同胞諸君、アメリカが何をして
くれるかではなく、人類の自由のため、みんなでな
にができるかを問うてもらいたい。」
―ケネディ大統領の就任演説
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■1.ベトさんのニュースから―新宿■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm
「この人誰か知ってる?」
車椅子に乗った若い男性の写真。
「日本人じゃないみたいだね」
「この前ニュースに出てた!」と、シー君。
「でもこの人、片方の足がないね…事故で?」と、
かずき。
そう。でも、事故ではないんだね。かと言って、
彼の母親が悪いわけでもなんでもない。
かつてのベトナム戦争で使用された枯葉剤。それ
がどのように生物へ、ひいては人体へ影響を及ぼ
したか。写真の男性、ベトさんもその被害者の一
人。
「この双子の赤ちゃん…つながってる」絶句する
みんな。
「う…気持ちが悪くなってきた」
気持ちが悪いと思ってしまうけれど、このように
生まれ、生きている人がいるというのが事実。
「原爆で降伏しなかったら、日本も枯葉剤を散布
されてたかもしれないんだよ」
そして日本はアメリカに対して、枯葉剤を輸出し
ていたようだ。
とても人事の話とは思えない。
歴史は続いていくもの。そして同じ日本人の歴史
であっても知らないことがたくさんある。
「関与してないこと・しらんぷり」ではなく、私
たちはこれまでのことを知って、同じ過ちをしな
い責任があるね。
■2.渋いお料理は熊谷です―カレイの煮付け■
↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm
今日は煮付けのお料理。
「そういや、今までやったことがなかったなぁ。」
とのこと。
買出しに行って目に付いたのはカレイと、秋刀
魚!やっぱり目の前に秋刀魚があると食べたく
なる…。
「秋刀魚は塩焼きに!」と言っていたけれど、木
炭がなくて、秋刀魚も煮付けに。
魚の下準備さえ終われば、後はコトコトと…。
「うん!とってもいい香り!」
汁物は豚汁に。これがまたかなりの具沢山!これ
はなみが担当したのだけれど、
「すごいことになってるけど、いいのかな?」
見ると、具がとんでもない量になっている!
「ほら、これも女性の料理ね!ね!」
みんな揃って、「いただきます!」
「うまい!」
上出来だったみたい!
「おれはこの汁だけで飯を食えちゃうよ!」とはか
いでした。レパートリーがまた一つ増えたね!
■3.木幡マンの一夜一冊(35)■
●『戦争廃墟』石本馨(ミリオン出版 1900円)
かつて走っていた沖縄軽便鉄道<与那原線>の跡を
大正時代の地図に現代の地図を照らし合わせながら
歩いたことが二度ある。
一度目(1990年)は、鉄橋跡の橋げたに弾痕が残り、
確かに戦争があったことが偲ばれた。しかし、二度
目(一昨年)に歩いてみると、鉄橋跡はすでになく
なり、川には暗渠がかけられていた。
こうして、戦争はどんどん遠ざかって行く。
この本は、太平洋戦争時の旧日本軍の廃墟を教えて
くれる。全国各地に残る特攻基地。幻の東京・立川
米軍基地、今も大砲が往時のまま残る小笠原諸島…
。北海道から鹿児島まで厳選した戦争廃墟を収録し
ている。
今、見にいかなければ戦争は遠ざかる。昨日のこと
は昨日の眼で見よ。