デイリーフレネ

日々の状況や教育エッセイをJF代表・木幡が執筆。メールマガジンでもお届けしています。登録はこちらから

2006年10月30日

vol/1249

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1249--------- 2006/10/30
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.山梨にて―県教研
2.生と性のお授業・その2-新宿
3.熊谷はJFFの準備で大忙し!
==================================================

★今日はなんの日
1952 シュバイツアー(独)ノーベル平和賞受賞

★今日の花言葉
ロベリア「悪意」

★今日は誰の誕生日
ディエゴ・マラドーナ(サッカー アルゼンチン 1960 )

★今日の名言
「事実がわかっていなくとも前進することだ。やってい
る間に、事実もわかってこよう」
 ―フォード―


---------------------------------------------------

■1.山梨にて―県教研■

富士吉田市で行われた第56回山梨県教育研究集会の
算数分科会に共同研究者として呼ばれた。今年で12
年目になる。

毎回毎回、口がすっぱくなるくらい<自主編成教材
>のことを話すのだが、数年前から教科書べったり
の発表が多い。研究会で話し合われたことが現場に
伝わらないのと同時に、教師の学びの場がないのも
大きな原因だろう。

例えば、小学校4年生で角度の概念を学ぶのだが、
それ以前の2・3年で直角や直角三角形を教えるのが
現行の学習指導要領なのだ。こんな矛盾した話はな
い。

<このような形>として<直角>を指導される不幸
…。教師も疑問を持ちながら、教えているに違いな
い。

日本の教育の未来は暗いと感じるのは、ぼく一人で
はないだろう…。嗚呼、無情!


■2.生と性のお授業・その2-新宿■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

命についてのお授業その2。
まずは2002年の国勢調査のデータから、その表が何を
表しているかを予想。

「横軸の数字は200とか300とかはないね。多くて85以
上ということは」
「年齢!」と、シー君。

さらにその人口対比のうちどちらが男か女かを予想。
「80歳以上で人数に差がある!多い方が女の人!」
と、しゅうた。

もうひとつ別のデータとして、中国農村部の幼稚園
生のデータを紹介。そこでの男女比は、70人対1
60人。これはどちらが男の子か?

「160人の方が男の子だと思う。徴兵制とか関係
ありそう」と、これまたシー君。いい線行ってる!
農村部にいまだ残る思想と関係ありそうだね。
「わかった!男尊女卑だね!」さらにシー君、ご名
答!!

これほどの男女比格差は自然現象ではない。
政策や思想あらゆる要因から生じた結果。そんな時
代背景の中、産まれた(身ごもった)女の子や第二
子・第三子はどうなるか…。

「もしかして殺されちゃうの?」
「産まないようにするんでしょ?」よう君。
「でも、産んでしまったらどうすると思う?」
「やっぱり殺されちゃうの?」

隠し子や間引きなどの話をすると、
「今でもそんなことが起こってるの?…かわいそう」
と、しゅうた。
「間引きは、日本でも江戸時代によく行われていた
んだよ」と
、ボラ・ひろきさん。

隠し子ということは、いない存在として生きていく
こと。学校も病院も行けないし、生きてくための保
障は何一つない…。

「日本は少子化だから兄弟多いと喜ばれるのにね…」

産まれてくる国・性別は選べない。だからこそどう
生きていくか、一生背負って、考えて、生きていか
ないといけないんだね。

■3.熊谷はJFFの準備で大忙し!■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2006.htm

今日はまずミーティングで仕事の確認。仕事を並べ
ると、
「ピンチ!やること多すぎ!」
膨大な仕事の量に呆然。

「そこで、一言…。」と、ぼく。
『ピンチというのは悪いことが重なってやってくる
こと。
だから一つ一つをこなして対処していくしかない』
アントニオ猪木の言葉を紹介。

「そう!急がず、焦りましょう!!」と、かい。
「???」とみんな。

ミーティングが終わったら早速作業開始。
お箸組は、磨きの作業も。
「ほら、テッシーこんなに綺麗!」と、のんちゃ
ん。十分売り物になるね!

コースター組は、本日二人だけ。
「なんでこんなに疲れるんだ…。」
だけど、手の動きは止まらない。ぶつぶつ言いなが
らの作業。気がつけば、げっそりのユータ。週末、
家でも作業をしてくるみたいです!

そして、歌の練習も。
「新しい歌、こんな感じ!」
りょうの歌詞にメロディを乗せていきます。

さらには、歌詞を付け足し。頭を抱えながら歌詞を
考えるりょう。いい歌が出来上がりそうです!