デイリーフレネ

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2007年11月09日

vol/1415

============= ◆   日刊通信   ◆ =============
============= ◆ デイリー・フレネ ◆ =============
-------------------- VOL/1415--------- 2007/11/09
//////// CONTENTS //////////////////////////////
1.南米スライドショー―新宿
2.FACE TO FACE(カケジナル美術)―熊谷
3.因数分解の文章題―熊谷
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★今日はなんの日
1799 フランスでナポレオンが政権を握る
1938 ナチス、ユダヤ人弾圧を始める

★今日の花言葉
ミルラの花 「真実」
   
★今日は誰の誕生日
野口英世(理学博士 1876)

★今日の名言
「読書のコツは拾い読みにある。従って、賢明にな
るコツは何を捨てるかを知る術にある」
―ウイリアム・ジェイムズ(米 哲学者)―

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■1.南米スライドショー―新宿■

http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

「ひぇー!これ、木幡さん!?」
「髪の毛、黒いよ!って言うか、髪の毛、多い!」(爆笑)

1987年、ブラジルのフロリアナポリスで開かれた
<フレネ教育者国際会議>に参加して以来、四回、
南米に行ったことがある。

本日はそのスライドを使い、お授業…と思ったのだ
が…、約20年前のスライドを見て大爆笑の連続。

「これはね、ボリビアのポトシって町。ほら、君た
ちと同じぐらいの少年が真っ暗な穴の中で働いてい
る」

「ここはね、汽船が走る最高所の湖チチカカ湖。
3800メートルくらいあるんだよ。そこにあるアマン
タニ島に行ったんだよ。当時、日本のガイドブック
には出ていなかったんだ」
「わー、夕陽がきれい!」

部屋を暗くし、南米のフォルクローレをかけながら
のスライドショー…、気持ちよさそうにソファーで
眠る子も…。

「お母さんの夢はね、一度でいいからマチュピチュ
に行くことなんだって」と、ひろ。
「マチュピチュは3回行ったことがあるよ」
空中楼閣都市マチュピチュのスライドに圧倒される
ひろ…。

スライドショーも終了し、「さて、ここで問題です」
と言った途端、「さあ!公園に行こうぜ!」と外に
飛び出す男の子達…。ま、いいか…。


久々に南米のスライドを見てしみじみとあの時の情
景が思い起こされた。

アマンタニ島で泊めてもらった(物々交換の世界)
があの時の少年・ラスカルはどうしているかなあ…。
お札をあげたら使い方がわからなく、風で飛んでい
ってしまった…。風の音だけがひゅるひゅると聴こ
える世界…。

都会の喧騒をふと忘れたひとときだった。

■2.FACE TO FACE(カケジナル美術)―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

毎回強引に行われているカケジナル(スタ・カケの
オリジナル芸術)。JFFも無事終えて、お久しぶり
です。

「自画像ならいいけど、相手に描かれるのは
嫌だなぁ。」
「うまくかけなくて、相手と気まずくなるかも
しれない。」
「これって意味ないじゃん、風景画にしようよ。」
と、反応が悪い。

「実はみんな面と向かって接したことないよね?」
「んー確かにないかも。」
「この機会に、思い切って描こう」

今回は、くじで組みを作ります。
かい&ゆうた
まさや&まさひろ
みさき&ボラ青柳
亮&スタカケの振り分け。

最初は、向かい合うことや、相手の顔を書くという
ので抵抗がありました。
しかし、慣れてきて徐々に盛り上がっていきました。

ゆうた「どっちも坊主だから楽勝!」
周り 「それ誰で、何歳?」
かい 「ゆうたの20年後を描いた!」
周り「今のゆうたを描けよ!(笑)」


まさひろ「描いてもらったけれど気配がない・・・。」
落ち込むまさひろ君。
まさや 「ちょっと色が薄かったね、ごめん。」
周り  「まさひろ、絵がうまい!」 

みさき 「描けないよー、似ていないよー。」 
スタカケ「心がこもっているから、いい絵だよ。」
ボラ青柳君の描いたみさきちゃん。
周り  「みさきさんのお母さんにそっくり!」

亮君は、スタカケの特徴をとらえてGOOD!
一方、絵の具で色をつけて大満足のスタカケ。

作品は、早速壁に貼りました。
楽しかったかな?

■3.因数分解の文章題―熊谷■
   ↓
http://www.jfreinet.com/report/index2007.htm

フレネは、自分のペースで勉強できる環境。
中2のまさや君は、数学好き。
学校では、3年生で習う因数分解。
すでに学習済み。

「よーし、文章題やってみようか?」
「難しいのがいいな。」
リクエストに応え、鳥取の入試問題。

ヒントをもらいながら、答えに近づいてきます。
そんな、まさや君を心配してか、中3ののぞみ君
がサポート。

そんなのぞみ君は、スタカケから因数分解
を教えてもらったばかり。

どこかで聞いたことがあります。
実際に解けることが「出来る」。
さらに教えることが出来ることは「理解」している。

二人とも、理解できたようです。

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みなさん、楽しい週末を!

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